Todos los capítulos de ふんわりした後輩とお堅い同級生: Capítulo 51 - Capítulo 60

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51話 「帰ったら、しよ?」……無邪気な誘惑

 二人の間に、言葉は必要なかった。ただ、互いの存在を感じ、満たされた時間を過ごす。講義の喧騒から離れた静かな場所で、二人の愛は、深く、そして穏やかに育まれていく。 二人は手を繋ぎながら、早めの食材の買い物に向かうため、学内を歩いていた。静かなキャンパスに、時折風が吹き抜けていく。その時だった。自習室の中から、甘く、切ない声が聞こえてきた。「やあぁ……ダメ……あっ、あっ、あぁっ! んっ、んっ、んぅ……」 そして、それに続いて、肌を打ち付け合うパンッ、パンッという音が響く。ユウヤは、その喘ぎ声に聞き覚えがあった。隣を歩くミユも、その声に気づいたようだ。「ユウくん……声が聞こえるよ。イヤって……助ける?」 ミユは、少し不安そうな顔でユウヤに尋ねた。ユウヤは、ため息を一つ吐き、答える。「多分、ミナだと思う……イヤだと言いつつ、楽しんでるからな……あいつ」「え? でも……違ったら可哀そうだよ」 ミユは、まだ半信半疑のようだ。ユウヤは、ミユの手を引いて、そっと自習室の中を覗き込んだ。そこに広がっていたのは、予想通りというべきか、期待を裏切らない光景だった。 机の上に仰向けになり、可愛らしいブラウスははだけて、その中から小さ目で可愛らしい胸が露わになっていた。淡いピンク色の乳首が、先輩に突かれるたびに、ぷるんと揺れている。ミナの顔は、快感で完全に蕩けきっていて、机の端を強く握りしめていた。その顔や胸には、二回目なのだろうか、先輩が出したであろう精子が掛けられた跡が、生々しく見えた。 先輩は、ミナの足を開かせ、自分の股間を押し付けている。ミナは、足を先輩の腰に回し、自らも腰を揺らし、その刺激を求めていた。先輩は、ミナの胸を揉みしだき、乳首を指で弄びながら、ミナの腰を強く掴んで、奥まで深く突き上げていた。 パンッ、パンッ……と響く音が、自習室に充満する。ミナ
last updateÚltima actualización : 2026-02-12
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52話 新婚さんのような買い出し、カゴの中の幸福

 そう思いつつも、つい意地悪な言葉を言ってしまう。ミユの反応が可愛くて仕方ないからだった。「分かってるって。帰ったら楽しみだな」 ユウヤがからかうように言うと、ミユは真っ赤な顔をして、小さく頷いた。そのままユウヤから視線を逸らし、恥ずかしそうに下を向いている。 (あれ? 思った反応と違うな) だが、その素直で可愛らしい反応に、ユウヤは胸の奥が温かくなるのを感じた。 ユウヤは、真っ赤な顔で小さく頷くミユの頭を優しく撫でた。そして、改めてミユと手を繋ぎ、早めの買い物に出かけた。 二人は、大学からほど近いスーパーマーケットに立ち寄った。ミユは、買い物の間も、ユウヤと手を繋いだまま離さない。食材を選びながら、ミユは楽しそうにユウヤに話しかけてくる。「ねえ、ユウくん。今夜は何が食べたい?」「んー、ミユの作ってくれるものなら何でも良いよ」 ユウヤがそう言うと、ミユは嬉しそうに微笑んだ。「じゃあ、ハンバーグと、グラタンにしようかな! ユウくん、この前美味しいって言ってくれたから」 ミユは、そう言いながら嬉しそうにカゴに食材を入れていく。「え? それ豪華すぎじゃない!?」 ユウヤが驚いて聞くと、ミユはにっこりと微笑んだ。「今日は、嬉しかったから良いの! えへへ♪」 彼女が楽しそうにしているのを見て、ユウヤも自然と笑顔になった。肉売り場では、二人はどのひき肉が良いか顔を寄せ合って相談し、野菜売り場では、ミユが一つ一つ手に取って、新鮮な野菜を慎重に選んでいく。彼女が楽しそうに買い物をする様子を眺めているだけで、ユウヤの心は満たされていった。 レジで会計を済ませると、ユウヤはミユが持っていたカゴをそっと受け取った。「わたしが持つよ?」 ミユがそう言うが、ユウヤは首を横に振った。「いいよ。俺が持つから。ミユは何も持たなくていいよ」 ユウヤの言葉に、ミユは嬉しそうに微笑み、ユウヤの腕にぎゅっと抱きついた。二人は、寄り添いながら、食材の入った袋を提げ、ユウヤの家へと向かって
last updateÚltima actualización : 2026-02-13
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53話 焦げる香りと、スウェットの中に潜む指

 エプロンをつけたミユは、手慣れた様子で手際よくハンバーグとグラタンを作り始めた。その姿を眺めていると、ユウヤも何か手伝いたくなった。「俺も、何か手伝うよ」 ユウヤが声をかけると、ミユは微笑んで、彼に包丁を渡した。「野菜を切れるかな?」 だが、ユウヤは野菜を切るのに手間取ってしまい、ミユはどこか急いでいるように見える。ユウヤは、その様子に首を傾げた。「あれ? もう野菜待ち!?」「ん? う、うん……」 ミユはそう言って、目を逸らした。ユウヤは、自分の不器用さに苦笑いする。「これ、ミユが野菜を切った方が早いな」 ユウヤがそう言うと、ミユは頬を桃色に染め、恥ずかしそうに呟くように話し出した。「ご、ごめんね……もっとゆっくり作っても良いんだけど、その……今日は、いろいろとあったじゃない……? それにさ……夜にゆっくりと、しよって……」 ミユは、そう言いながら、期待と恥じらいが入り混じったような、潤んだ瞳でユウヤを見つめた。ユウヤは、その言葉にハッとした。(そう言えば……ミナと先輩のエッチを見た時に約束したな……) ミユが急いで料理をしている理由が分かり、ユウヤは手伝うことを諦めた。彼女が、夜の約束をどれほど楽しみにしているのか、その熱が伝わってきた。「手伝うっていうよりも、料理の邪魔をしてたな……俺はリビングで大人しく待ってるな」 ユウヤがそう言うと、ミユは不安そうな顔で彼を見つめた。彼女の目には、ユウヤが離れていってしまうことへの寂しさが浮かんでいる。「……そばにいて……くれるかなぁ?」 その可愛らしい一言に、ユウヤの心は満たされた。ユウヤは、料理の邪魔をしないように、ミユのすぐそばのカウンターに
last updateÚltima actualización : 2026-02-14
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54話 間接キスの照れ笑い、幸せを分かち合う食卓

「えへへ♪ ごはん食べたらゆっくり……ね」 ミユは、振り返ることなく、声だけで嬉しそうに微笑んだ。その声には、期待と甘い誘いが多分に含まれていた。ユウヤは、ミユの言葉に再び興奮を覚え、カウンターに肘をついたまま、荒い息を整えた。料理をするミユの後ろ姿、スウェット越しに見える体のライン、そして、先ほどの触れ合いの記憶が、ユウヤの頭から離れることはなかった。(夜まで、我慢できるか……?) ユウヤは、焼けるハンバーグの匂いと、目の前にいるミユの熱気に包まれながら、静かに時間を待った。 ミユは、ユウヤと寄り添いながら料理を続け、なんとか無事にグラタンとハンバーグを完成させた。アパートの部屋には、香ばしい匂いが満ちていた。二人はテーブルに向かい、出来立ての料理を前に微笑み合う。 「わぁ、美味しそう!」 ミユは、湯気の立つグラタンをスプーンですくい、口に運んだ。そして、満面の笑みを浮かべた。「うん! 美味しい!」 ユウヤもハンバーグを口にした。ミユが心を込めて作ってくれた料理は、どこか懐かしい、温かい味がした。二人で料理の感想を言い合い、他愛のない話で盛り上がる。 「ミナと会った時は、どうなるかと思ったけど……」 ミユが、少しだけ不安そうな顔で尋ねる。ユウヤは、そんなミユの手をそっと握った。「大丈夫だよ。俺はもう、ミユしか見てないから」 ユウヤの言葉に、ミユの顔がパッと明るくなった。ミユは、ユウヤのハンバーグを一口もらい、ユウヤもミユのグラタンを一口もらった。 その可愛らしい仕草に、ユウヤは再び意地悪な言葉を言ってしまう。ミユの可愛い反応が見たくて仕方なかった。「これ、間接キスだな」 ユウヤがそう言うと、ミユは小中学生が照れるような話題に、顔を真っ赤に染め、視線を逸らした。間接キスどころか、直接キスを何度も交わしているのに。その可愛らしい反応が、ユウヤの心をくすぐった。「……もぅ。やぁ…&hell
last updateÚltima actualización : 2026-02-15
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55話 タオル一枚の境界線

 ユウヤが風呂場の椅子に座り、体を洗っていると、突然、後ろからミユに抱きつかれた。彼女は、小さなタオル一枚で身を隠し、ユウヤの背中にその体を密着させている。ミユの柔らかな肌の感触が、ユウヤの背中に直接伝わった。「……ま、待ちきれなくて……来ちゃった」 ミユは、恥ずかしそうにそう呟いた。その言葉に、ユウヤは驚きと同時に、愛おしさがこみ上げてくるのを感じた。ユウヤの体は、彼女の予想外の行動と、背中に感じる生々しい温もりに、一気に熱を帯びた。 小さなタオル越しに伝わる、ミユの大き目で柔らかな胸の感触。ふにゃりとした柔らかさの中に、確かな弾力も感じられた。その感触が、ユウヤの背中に優しく押し付けられ、全身に快感を走らせる。首筋には、プニッとした感触が押し付けられた。ミユの熱く火照った頬だ。 ユウヤは、背中にぴったりと密着しているミユの無防備な体温に、自身も一気に熱を上げていくのを感じた。シャワーの温かい湯気が充満する浴室の中で、二人の体の温度はさらに上昇する。 ミユは、タオル一枚という心許ない状態と、ユウヤの裸の背中に触れているという事実に、恥ずかしさで心臓が激しく高鳴っていた。彼女は、ユウヤの湯上りの匂いと、硬い筋肉の感触を全身で感じ取り、その興奮を抑えきれずにいた。 (もう、後には引けない……。ユウくんの温もりが、もう我慢できない……) ミユは、ユウヤの背中を抱きしめる腕に、さらに力を込めた。彼女の吐息が、ユウヤの耳元で甘く震えた。 ユウヤは、熱い湯気に満たされた浴室の中で、ミユの愛おしい存在を全身で感じていた。 ミユの腕がユウヤの胸に回され、その体がさらに密着した。湯気の熱と、ミユの体の熱が混ざり合い、浴室の空気は一気に情熱的なものに変わる。首筋に、ミユの柔らかな唇が触れるのを感じる。 次の瞬間、にゅるりとした舌の感触が、ユウヤの首筋を這い上がった。ミユは、ユウヤの肌を愛おしむように舐め上げ、その行為はユウヤの全身に熱い電流を走らせた。耳元には、ミユの熱く甘い吐息が聞こえる。「ユ
last updateÚltima actualización : 2026-02-16
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56話 泡にまみれた抱擁

 胸に回されたミユの手は、ユウヤの胸とお腹を、優しく愛撫するように撫で始めた。ぞわぁ、ぞわぁ……と、ミユの手から伝わる快感が、ユウヤの全身に広がる。その愛おしい感触に、彼の息子は、再び熱く、硬く反応してしまった。 ユウヤの背中に、ミユの熱い体が密着している。ミユも興奮してきたのか、背中に胸を擦りつけ始めた。にゅるっ、にゅるっ、という肌が滑るような感触が、ユウヤの背中に伝わってくる。 ミユの乳首が、背中で擦られるたびに、ぞわぁと快感がユウヤの体を駆け巡った。それは、愛撫とは違う、直接的な刺激だった。ミユの甘い吐息が、ユウヤの耳元で荒くなっていく。「はぁ……ふぅ……んんっ……」 甘い吐息が、ユウヤの首筋にかかる。ミユの熱が、ユウヤの背中に伝わり、二人の熱は、湯気で満たされた浴室の中で、さらに高まっていった。 ユウヤは、熱く反応する息子に触れようと伸びてきたミユの手を、そっと掴んで止めた。このままでは、またすぐに絶頂して終わってしまう。もっとじっくりと、ミユとの時間を楽しみたい。「今度は俺が、ミユを洗うな」 ユウヤがそう言うと、ミユは驚いたように声を上げた。「え? わ、わぁ!? や、やぁ……恥ずかしすぎるよ」 ミユは、恥ずかしそうに身をよじる。ユウヤは、そんなミユを愛おしそうに見つめた。「今日は、ミユに色々としてもらってばっかりだしな……」 ユウヤが言うと、ミユは口を尖らせた。「それは、お互い様だし……」 ミユがそう答えようとしている間に、ユウヤは彼女の体をゆっくりと自分の方へと向かわせた。向かい合わせになった二人の体は、そのままぴったりと密着する。 柔らかく、熱いミユの胸が、ユウヤの胸に押し付けられる。二人の体から伝わる温かさが、ユウヤの心をさらに熱くさせた。ユウヤは、ミユの顎をそっと持ち上げ、熱いキスを交わした。湯気で満たされた浴室の中で、二人の愛は
last updateÚltima actualización : 2026-02-17
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57話 浴室を満たす甘い香

 ユウヤは、ミユの太ももを撫でながら、残念そうな顔で甘い口調で言った。「あ、キスマークが薄くなってきてるな……」 ミユは、その言葉に思わず笑みをこぼした。そして、ユウヤが太ももの付け根に顔を近づけると、小刻みに体を震わせた。「……う、うん……ユウくんの印をつけて……」 ミユのその言葉に、ユウヤはちゅぅぅぅと強めに吸い付いた。むっちりとした柔らかな肌が吸い上げられ、その刺激に、ミユの体はビクンと大きく震えた。ミユは、ユウヤの頭を抱きしめるようにその指に力を込める。 湯気で満たされた浴室に、二人の熱い吐息だけが響く。ユウヤは、太ももに顔を埋めたまま、ミユの愛おしい体を堪能していた。 太ももの付け根に、赤く残るキスマークを付け終えると、ユウヤはミユの開かれた陰唇にそっと唇を落とした。湯気の満ちる浴室で、ミユは愛おしそうにユウヤの頭を抱きしめている。「んんっ……ユウくん……?」 ミユは、甘く、戸惑うような声を漏らした。ユウヤは、熱い息を吹きかけながら、指先で柔らかい陰唇を広げた。すると、奥に隠れていた淡いピンク色の膣口が、愛液で濡れて艶めかしく光る。その膣口は、ユウヤの指の動きに合わせて、ヒクヒクと誘うように動いていた。「ぁ……っ、やぁ……」 ミユは、甘い喘ぎ声を漏らし、ユウヤの頭を抱える手にさらに力を込めた。ユウヤは、その可愛らしい誘惑に抗うことができず、舌を這わせた。熱く濡れた舌が、ミユの愛液を絡め取り、甘く、熱い感触が、二人の間に流れていく。「ふ、ふぅ……ひゃあ……っ!」 ミユの甘い声が、湯気の満ちた浴室に響き渡った。 ユウヤに膣口を舐められ、ミユは快感で体を震わせた。ビクンビクンと痙攣する体が、湯船の縁から落ちそうになる。ユウヤは、慌ててミユの体を支え、彼女を抱きかかえて風呂場の床にそっと寝かせた。 湯気で滑る床にミユを横たえると、ユウヤは再び彼女の股間に顔を寄せた。熱く火照った陰唇に、ちゅぷっ、と音を立てて吸い付く。ミユは、その刺激に腰を宙に浮かせ、甘い声で喘いだ。「あぁ……っ、ん、んんぅ……ユウ、くん……!」
last updateÚltima actualización : 2026-02-18
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58話 明日への約束、恥じらいと期待の「ばかぁ」

 ユウヤは、ミユの甘い悲鳴に、優しく微笑みながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。にゅるにゅると、ミユの膣内を息子が往復するたびに、ミユの身体は大きく震える。ぷしゃぁぁ……ぷしゃぁぁ……! ミユの膣内は、絶頂の余韻で敏感になり、ユウヤの息子が擦り付けられるたびに、熱い潮を勢いよく噴き出した。ユウヤは、ミユの潮を全身に浴びながらも、彼女を抱きしめ、愛おしそうにキスを落とす。 ミユは、快感に顔を歪ませ、ユウヤの背中に爪を立て、甘い声で喘ぎ続けていた。 ユウヤは、ミユの快感に震える姿に、もう理性を保つことができなかった。自分の息子を優しく包み込む、絶頂で敏感になったミユの膣内の快感に、全身が痺れる。「んんっ……ふぅ……っ!」 ユウヤは、ミユを強く抱きしめ、腰を強く突き上げた。ミユの甘い悲鳴が、湯気の満ちた浴室に響き渡る。ユウヤは、ミユの熱く濡れた奥に、熱い精を注ぎ込むように射精した。「……ああぁぁっ!! んんっ!!! ユウくんっ!! すきぃぃ……!」 熱い精が、ミユの体の中で脈打つ。ユウヤは、ミユの首筋に顔を埋め、熱い息を吐き出した。二人の愛の営みは、静かに終わりを告げた。 ユウヤは、少しだけ反省し、ミユに謝った。「ご、ごめん……興奮しすぎちゃったな……」 ユウヤの胸の中で、ミユは可愛らしく頬を膨らませた。「……ばかぁ……ビックリした……頭の中真っ白になった!」 その声には、怒りよりも戸惑いが含まれていた。ユウヤは、そんなミユが愛おしくて、さらに強く抱きしめた。「……ミユが俺で、気持ち良くなってイってる姿を見てたら……」 ユウヤの言葉に、ミユは顔を真っ赤に染め、ユウヤの胸に顔を
last updateÚltima actualización : 2026-02-19
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59話 芽生えた不信、見知らぬイケメンとの距離

 二人は、何も言葉を交わすことなく、ただお互いの温もりを感じ合っていた。肌が触れ合うたびに、今日一日の出来事が、走馬灯のように頭を駆け巡る。ミユは、ユウヤの体温を感じながら、彼の胸に顔を埋める。ユウヤもまた、ミユの柔らかく温かい体に、心が満たされていくのを感じていた。 穏やかな時間が流れ、二人は互いの温もりを抱きしめながら、ゆっくりと眠りについた。 翌日、ユウヤは大学でミユを見かけた。だが、ミユの隣には、いつもいる女子の友人ではなく、見慣れない男子がいた。すらりとした長身で、顔立ちも整っている。いわゆるイケメンだ。二人は、楽しそうに話しながら歩いていて、その距離感は、ユウヤの胸に小さな波紋を立てた。ユウヤは、思わず足を止め、二人の後ろ姿をじっと見つめていた。 ユウヤは、その光景に目を疑った。いつもなら、男子と話すことすら苦手なミユが、楽しそうに笑っている。相手の男子も、ミユの言葉に相槌を打ちながら、笑顔を向けていた。 (誰なんだ? どういう関係なんだ? なんで、あんなに親しそうなんだ……?) 胸の中に、モヤモヤとした黒い感情が湧き上がってくる。それは、以前、ミナと先輩の関係を知った時と同じ、嫉妬と不安だった。 ユウヤは、思わず拳を握りしめた。昨日、あんなに甘く、熱い時間を過ごしたばかりなのに。ミユの隣にいる男子が、ユウヤの知らないミユの顔を引き出していることが、どうしようもなく苦しかった。 ユウヤは、二人の姿を見ていても不快な感情が募るだけだと悟り、その場を立ち去ることにした。 昼になり、いつものように約束していたベンチに座って待っていると、見慣れた笑顔が近づいてくる。ミユだ。彼女は、ユウヤの姿を見つけると、ふわりと花が咲いたような笑顔を見せた。 ユウヤは、思わず口から出てしまった言葉を後悔した。「ミユも男子と仲良く歩くんだな……」 ミユは、ユウヤの言葉に少し驚いたように目を丸くした。「え? あぁ……中高と同じ学校で部活も一緒だった男子で、偶然会ったから久しぶりに話して盛り上が
last updateÚltima actualización : 2026-02-20
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60話 「守ってよ!」震える指先が綴った悲痛な叫び

 昼になったが、ユウヤは午前中にミユとあの男子が楽しそうに話していた光景を思い出してしまう。ユウヤは、ミユと一緒に昼食をとる気にはなれなかった。約束の場所へ向かうはずだった足は、無意識のうちに別の方向へと進んでいく。 その時、スマートフォンにメッセージが届いた。『あれ? ユウくん、まだかな? わたしは、着いたよ』 そのメッセージを見た瞬間、ユウヤの心臓が締め付けられるように痛んだ。それは、ミナと付き合っていた時に味わった、あの苦痛と重なる。ミナは、声をかければホイホイとついていき、強引に求めれば簡単に抱かれてしまうような女性だった。 ユウヤは、ミユは違うと信じていた。だが、何度もあのイケメン男子と楽しそうに歩いている姿を目にしてしまうと、ミユの姿がミナと重なり、ユウヤの心は、ミユを拒絶し始めていた。 ユウヤは、心の中にある不信感をぶつけるようにメッセージを送った。『昼も夕食も、いらないから。仲の良い男子と一緒にいれば良いよ』 すぐにミユから返信が来た。『え? なんで!? そういう関係じゃないよ?』 「そういう関係じゃない」と言われても、そうとしか見えなかった。午前中はユウヤに会いに来ず、イケメン男子と過ごしていたのではないか。ユウヤではなく、その男子と過ごしたいのではないか。そんな疑念が、ユウヤの心を渦巻いていた。『いいって、荷物は時間ある時に送るからさ』『違うって言ってるのに!』『違うってなにが? 毎回一緒にいるところを見かけてるけど? 昨日も午前中も二人仲良く一緒にいただろ。昨日は偶然会って話が盛り上がったっていうのは分かるけど……』 ユウヤの言葉に、ミユは焦ったように続けてメッセージを送ってきた。『……わたしが間違えてた! 仲良く話しちゃったから、色々と誘われちゃって……昔からの知り合いだったから強く断れなくて、断っても付きまとわられちゃってたの。ユウくんが見たら不愉快だろうなって思って会いに行けなかったの! さっき、キッパリと断ったから!』
last updateÚltima actualización : 2026-02-21
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