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All Chapters of 独占欲に捕らわれて: Chapter 31 - Chapter 40

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返済8

「なんだ、また変なのが来たな」体格のいい、角刈り頭の中年男性が紅玲の前にすわる。「代理で返済に来たそうですよ」スキンヘッドは、角刈りにクリアファイルを渡した。角刈りは借用書を見ると、スキンヘッド同様に納得したように声を漏らした。「へぇ、大層な友達思いだな」角刈りが言うと、ふたりはバカにするように笑った。「マサくんとは会ったこともないし、友達じゃないよ。オレはマサくんの、可愛い可愛い妹ちゃんのためだけに来ただけだから。ね、利子含めていくら?」怯えるどころか堂々とタメ口で話す紅玲に、角刈りは不思議そうな顔をする。「本当に変な奴だな……。そうだな、利子合わせて160万ってところだ」(チサちゃんの言う通り、利子が1万円だったら、110万かそこらなんだけどなぁ。微妙な水増ししちゃって)紅玲は笑いたいのを堪えながら、アタッシェケースを開けた。中には小さなノートパソコンと、5つの札束がある。紅玲は札束を3つ取ると、角刈りの前に並べた。「は……?」角刈りとスキンヘッドは、札束と紅玲を交互に見る。「あとからまた足りないなんて言われたら困るからね、保険にお小遣いあげちゃう。ね、完済書もらっていい?」紅玲が手を出しながら言うと、角刈りはスキンヘッドに耳打ちをした。スキンヘッドは急いでデスクに座ると、パソコンの操作を始めた。「アンタ、何者なんだ? どうしてここまでする?」「んー? 簡単な話だよ。よく言うでしょ? 恋は盲目って」紅玲がニヤリと笑いながら言うと、角刈りは失笑した。「できました」スキンヘッドは角刈りの前に完済書を置く。角刈りは判子を押して紅玲に渡す。「ほらよ」「ありがと」紅玲は借用書を丁寧に畳んでアタッシェケースにしまうと、部屋から出ようとして足を止める。「そうそう、0を書き足して水増しするのはいいけど、あんなに雑だと、筆跡鑑定に持ち込まれたら終わるよ? やるならもっとうまくやらなくちゃ。それじゃ、バイバイ」ポカンとするヤクザ達に手を振ると、紅玲は今度こそ事務所を後にした。「これでチサちゃんにいい報告ができるね」紅玲は鼻歌を歌いながら、軽い足取りでファミレスに戻った。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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返済9

ステーキを食べ終えた千聖は、スイーツを頼もうかと再びメニュー表を開いた。「うーん、あれでけっこうおなか膨れたし、食べるにしてもアイスクリームとかかな……」千聖が小さめのスイーツを見て唸っていると、誰かが向かいの席に座る気配がした。驚いて顔を上げると、にこやかな紅玲が座っている。「おかえり……」「ただいま」驚きながら言う千聖に、紅玲は笑顔で返事をするとアタッシェケースを開けて、完済証明書を彼女の前に置いた。「約束通り、借金は返してきたよ」「ありがとう……」千聖は完済証明書を受け取るが、浮かない顔でいる。「どうしたの?」「またあの家に行かないといけないと思うと、ちょっとね……」千聖は頭を抱え、ため息をついた。「なにも直接会うことないんじゃない?」「え?」「郵便受けに入れておけば、会う必要もなくなるでしょ? それか、手紙として出しちゃうとか」紅玲はアタッシェケースから封筒を出すと、千聖に差し出した。「ありがとう。……その中、なんでも入ってるのね」「まぁね」紅玲は得意げにアタッシェケースを、指先で叩いた。千聖はさっそく封筒に完済証明書を入れる。「ところでチサちゃん、オレは君に怒っているんだよ」「え?」顔を上げれば、紅玲はムスッとした顔をしている。「私、なにかした?」「してほしいことをしてくれない……」「なんなのよ?」なかなか言わない紅玲に、千聖はイラついてくる。「名前を呼んでくれない……」唇を尖らせる紅玲に、千聖は思わず吹き出した。「はいはい、紅玲さん」「他人行儀だなぁ……。呼び捨てがいい」(めんどくさい人……)「分かったわ、紅玲」千聖が内心うんざりしながら呼ぶと、紅玲は満足そうに口角を上げた。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始

「じゃあちゃちゃっと置いて、帰りましょう」「はいはーい」ふたりは立ち上がり、千聖は店の外に行き、紅玲は支払いを済ませた。「オレは駅で待ってようか?」「そうね、お願い」千聖は紅玲と別れ、再び実家へ行く。「どうか家に引きこもってるか、買い物してるかしていてください……。もう、会いたくない……」祈りながら実家に着くと、祈りが通じたのか、光恵の車はなかった。千聖は小走りで郵便受けに封筒を入れると、急いで駅に行った。駅が見えてくると、喫煙所で煙草をふかしている紅玲の姿が目に入る。紅玲は千聖に気づくと、笑顔を浮かべて小さく手を振った。「急いで来て、そんなにオレに会いたかった?」「一刻も早くここから消えたいの」千聖は紅玲の腕を掴むと、駅に入って改札を抜けた。ホームに行くと無人で、千聖と紅玲のふたりきりになる。「あっはは、人がいない駅って変な感じ」誰もいない駅がそんなに珍しいのか、紅玲は写真を撮り始めた。「こんなところの写真撮って、なにが面白いの?」「人のいない駅なんて、東京じゃ拝めないからね。あとは、初めて東京から出た記念も兼ねてね」紅玲は千聖の隣に行くといきなり肩を抱き、インカメにしたスマホで写真を撮った。「ちょっと……!」「うんうん、チサちゃんはどんな顔をしても可愛いね」急に写真を撮られて怒る千聖の頭をおさえながら、紅玲は嬉しそうに写真を眺める。「消しなさいよ」「嫌だね」紅玲がスマホを持った手を伸ばすと、千聖のスマホが鳴った。「チサちゃんに送っといたよ」紅玲はイタズラっ子の様に笑うと、スマホをしまう。「アンタねぇ……」怒りながらも写真が気になる千聖は、LINEを開く。紅玲とのトークを開くと、1枚の写真が送られてきている。紅玲は無邪気な笑顔で千聖の肩を抱き、千聖はキョトンとした顔をしている。(嫌な写真……)千聖がトーク画面から写真が消える方法が無いか検索していると、スマホ画面を遮ってお茶が差し出された。「喉渇いちゃってさ。チサちゃんもどーぞ」紅玲は更にお茶を近づける。「……ありがとう」千聖はお茶を受け取ると、さっそく開けて喉を潤した。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始2

電車が来たのは写真を撮ってから20分後。乗ってみれば貸切状態だ。「貸切状態ってだけでびっくりだけど、バスみたいな電車っていうのにもびっくりだよ」紅玲はまたしても写真を撮りながら言う。「朝や夕方ならそれなりに利用者はいるけど、この時間は少ないから1両なんじゃない? 通勤、通学にはよく使われるから3、4両くらいあるもの」「なるほどねぇ」千聖の説明を興味深そうに聞くと、紅玲は彼女の顔をのぞき込んだ。「なによ……?」「ね、東京に帰ったら、さっそくホテル行こう?」(本当にさっそくね……)千聖は内心呆れ返りながら、頷いた。「いいわよ」「よかった、断られないで」にっこり笑う紅玲に、千聖は無言でそっぽを向く。(100万円もの借金返してもらったんだから、我慢我慢……)千聖は自分に言い聞かせながら、電車に揺られた。東京に着くと、ふたりはホテル街へ行く。「んー……ここでいい?」紅玲が指さしたのは、このホテル街で1番高いホテルだ。「いいけど、ここ結構高いわよ?」「値段なんて、いちいち気にしないよ」紅玲はさっさとホテルに入っていく。「金持ちは違うわ……」千聖はひきつり笑いをすると、紅玲のあとをついて行く。紅玲が受付で部屋をとっている間、千聖は受付から少し離れたところにあるエレベーターの横に寄りかかる。金銭のやり取りをしているそばにはできるだけ行かないというのは、千聖が自分で決めたルールだ。「4階だってさ、行こう」紅玲は鍵をプラプラさせながら来ると、エレベーターのボタンを押す。どうやら元々1階にあったらしく、すぐにドアが開いた。(はぁ、これから1ヶ月、コイツとタダでセックスか……)千聖は重い気持ちを引き摺りながら、紅玲とエレベーターに乗る。「ふわぁ……はぁ……。あんなに電車に乗ったり歩いたりしたの初めてだから、眠くなっちゃったよ……」見上げれば、紅玲は薄ら涙を浮かべながら、眠そうな顔をしている。「そんな状態で大丈夫なわけ?」「なにが?」キョトンとする紅玲に、千聖は呆れてものが言えなくなる。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始3

4階につくと、紅玲に案内を任せてついて行く。「402号室……。ここみたいだね」紅玲は鍵をさし込んで回すと、ドアを大きく開けた。「さ、どうぞ」「ありがとう」部屋に入るとその広さと豪華さに千聖は固まる。キングサイズのベッドを置いても広々とした空間、赤と黒を基調とした和風の調度品の数々……。4分の1ほどの畳スペースには、時代劇を思わせる肘置きや座布団、キセル盆などがある。(最近ラブホがコスプレ撮影に使われるって聞いたけど、なるほどね……)千聖は最近まで信じていなかった話に納得しながら、ベッドに腰掛ける。「すごい部屋だねぇ……。まずはシャワー浴びよっか。一緒に入る? それとも別がいい?」「別で。先にいただくわね」千聖がすばやく立ち上がって浴室へ向かうと、紅玲は小さく笑った。「本格的ね……」床は黒の石造りで、壁と浴槽は檜で出来ている。置いてあるシャンプーの類は、見たことの無いメーカーだが、黒地に金文字で高級感溢れるボトルだ。(絶対にお風呂入ってから帰る……。じゃないと後悔する……)千聖は密かに決意すると、シャワーを浴びた。シャワーを終えて身体や髪を拭くと、バスローブがあるであろう引き出しを引いた。そこには見慣れた白いバスローブはなく、かわりにピンク色と黒の襦袢が1着ずつある。嫌がらせでピンク色を残そうとした千聖だったが、黒の襦袢は床を引きずりそうな長さなので、断念した。洗面台のドライヤーで髪を乾かしてからベッドに戻ると、紅玲は眠そうな目を見開いた。「え、なにそれ……」「知らないわよ……。バスローブのかわりに置いてあったの……」千聖がうんざりしながらベッドに腰掛けると、紅玲は目を輝かせながら彼女を見る。「ここまで世界観がしっかりしてるだなんて思わなかったなぁ。よく似合ってるよ、とっても色っぽい……」「それはどうも……。紅玲もはやく入ってきたら?」「うん、そうだね」紅玲は上機嫌に鼻歌を歌いながら、浴室へ向かう。「はぁ……。もしかしてこれが目当てでここに来たとか?」千聖は肩をすくめると、ベッドに躯を横たえた。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始4

「あー……横になるとダメ……。眠くなる……」久しぶりに長時間電車に乗車していたことと、光恵のストレスで疲れたのだろう。すぐに睡魔が来てしまったので、千聖は躯を起こしてスマホをいじる。(これからセックスしないといけないのか……。こんなに眠いのに……)千聖は憂鬱な気持ちで、紅玲が出てくるのを待った。5分もすると、ドライヤーの音が聞こえてくる。(もう少しか……。やだやだ)紅玲が立てる物音に、気が重くなっていく。「おまたせ。どう? 似合ってる?」髪を乾かし終えた紅玲は黒い襦袢を着て来ると、くるりと回る。色白の肌と黒い生地が引き立たせ合い、千聖は思わず彼に魅入ってしまった。「……えぇ、まぁ……似合ってるんじゃない?」そっけなく返すと、千聖はベッドの上に寝転んだ。「チサちゃんにそう言ってもらえると嬉しいね。さて、それじゃあ、寝よっか……」囁くような声に、千聖は腹を括る。(あぁ……、ついにこんな奴と……)「よいしょ……っと……。チサちゃんもおいで?」紅玲はベッドに入ると、手招きをした。「え?」「オレ今眠いんだよねぇ。抱き枕になってくれる?」紅玲の言葉をようやく理解した千聖は、掛け布団の上から降りると、ベッドに入った。紅玲から少し離れたところにいたが、彼は彼女を抱き寄せた。「はぁ……あったかい……。チサちゃんにこうして添い寝してもらえるなんて、幸せだなぁ……」見上げれば、紅玲は嬉しそうに目を細めている。「そう、それはよかったわね」嫌味ったらしく言うが、紅玲は無邪気にうなずく。(こうも嫌味が通じないヤツいる?)千聖が腹を立てるのにお構い無しに、紅玲は消灯ボタンを押した。中央の常夜灯以外が消え、昼間だというのに部屋は薄暗くなる。「おやすみ、チサちゃん」「えぇ、おやすみ……」紅玲は千聖の頭を、大きな手で撫でる。(人に撫でられるなんて何年ぶりだろ……? こんなヤツなのに、すごく落ち着く……)紅玲の手が案外心地よく、千聖はすぐに夢の世界へ足を踏み入れた。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始5

2時間後、先に目を覚ましたのは千聖だ。見上げれば紅玲は小さな寝息を立てて眠っている。いつもはとらえどころのない表情をうかべているが、寝顔はあどけない。(若干の可愛げがないことはないわね)千聖は紅玲の唇についているリング状のピアスをつついた。それでも彼が起きる気配はない。(そうだ、今のうちに……)千聖はこっそり紅玲の腕から抜け出すと、お風呂を沸かしに行った。「こちとらこれだけが楽しみなんだから……」湯沸かしボタンを押して戻ると、灯りがついている。「チサちゃん!」紅玲は千聖の姿を見つけると、力強く抱きしめた。「ちょっと、なんなの……?」「あぁよかった……。起きたらいないから、帰られちゃったのかと思ったよ……」安堵の表情を浮かべる紅玲に、千聖はため息をつく。「ねぇ、離してもらっていい?」「ダーメ。もう少し、オレの腕の中にいて……?」紅玲は千聖を抱きしめなおしながら言う。「……せめて座らせてもらえない?」「そうだね」紅玲は千聖の腕を引いて畳の上に行くと、千聖を再び抱きしめた。「よかった……まだ、オレのそばにいてくれて……」「そういう契約だもの」千聖がピシャリと言うと、紅玲は苦笑する。「手厳しいなぁ……。でもいつか、チサちゃんの方からオレのところに来てくれる」「寝言は寝て言いなさいよ」「寝言なんかじゃないよ。ところでチサちゃんは、どこに行っていたわけ?」紅玲は千聖の躯を少し離すと、咎めるような、困惑するような目をしながら聞く。「別に、お風呂沸かしに行ってただけよ」「そっか。それならよかった……」紅玲は病的な笑顔を浮かべ、千聖の頬に触れる。(なんなの……? 薄気味悪い……)千聖は嫌悪感を抱きながらも、顔には出さず、そっと押し殺した。「ねぇ、キスしていい?」「……私が断れる立場じゃないって知って言ってるの?」千聖が睨むと、紅玲はキョトンとする。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始6

「なにを言ってるの? チサちゃんには断る権利あるよ。セフレっていうのは、セックスフレンドの略でしょ? フレンドは友達。友達に無理強いなんてするわけないでしょ?」「あなたっておかしなことを言うのね。普通、こういうのは私の意思なんて無視するものなのに……。でも、気に入ったわ」千聖は紅玲の首に腕を回し、触れるだけのキスをした。「んっ……! 嬉しいな、チサちゃんからキスしてくれるなんて……。大好きだよ」今度は紅玲から、啄むようなキスをする。「ここまでおかしな人、初めて相手にするわ……」「あっはは、褒め言葉として受け取っておくよ」紅玲はそう言って笑うと、千聖を抱き上げた。「きゃっ!? ……ちょっと、なにするのよ……」「なにって、ベッドに移動しようと思って」紅玲は千聖をそっとベッドに寝かせる。彼女の頬に手を添えて自分の方に向かせると、紅玲は熱っぽい視線を千聖に向ける。「ねぇ、抱いてもいい? 嫌ならやめておくけど」「お好きにどうぞ」千聖が投げやりに言うと、紅玲は困ったように笑う。「さっきも言ったけど、チサちゃんには断る権利がある。借金のことを負い目に感じなくていいんだよ? なんなら、ずっと断り続けてくれてもいい」予想すらしていなかった言葉に、千聖は困惑する。「セフレにしろって言ったのはあなたなのに、おかしなことを言うのね」「本当は触れたくてたまらないよ? でも、友達に強要はしたくないからね。オレは君を性欲処理に使いたい訳では無いから」「じゃあ……私をどうしたいの?」紅玲は千聖の横に寝転がると、彼女を優しく抱きしめた。「恋人にしたい。でも、形だけじゃ意味が無い。オレはチサちゃんの心がほしい」(どこの乙女ゲームから出てきたのよ……)あまりにもストレートな紅玲の言葉に、千聖は失笑する。「オレおかしなこと言った?」怪訝そうな顔をする紅玲の頬に、千聖はキスをした。「えぇ、ものすごくおかしなことをね。あなたのこと、偏見しすぎたわ……。ねぇ、抱いてもいいわよ」「ありがとう、チサちゃん。嫌なことしちゃったら、遠慮せずに言って」紅玲は千聖の上に覆いかぶさると、襦袢の紐を解いていく。千聖も紅玲の襦袢の紐を解き、脱がせ合う。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始7

「はぁ……すごく綺麗だよ、チサちゃん……」紅玲は千聖の首筋に顔を埋め、舌先を這わせる。「んっ……、あぁ……! キスマーク付けたら、ぁ……蹴り飛ばすから……」「そんな無節操なことしないから、安心して」紅玲の舌先はそのまま這い上がり、形のいい千聖の耳に到達した。「ひゃうぅ……! あっ、耳は……」千聖が躯を震わせながら言うと、紅玲は彼女の耳に息を吹きかけた。「耳が弱いんだね? 可愛いよ……」紅玲は囁くように言うと、外側から徐々に、内側に向けて弧を描くように耳を舐めまわした。「んあぁ……! ひっ、いや……耳、やだ……」千聖はたまらずに紅玲を押しのけようと手を伸ばすが、紅玲はその腕を掴み、指先に口付けを落とす。「本当は嫌じゃないくせに……。思う存分感じて、オレに見せつけて……」紅玲は顔を上げて千聖の目をまっすぐ見ながら言うと、再び耳を愛撫しだした。「好き……愛してるよ……。可愛いチサちゃん……」「や、あぁ……んんっ……!」愛の言葉と弱点からの快楽に、千聖の躯は燃えるように熱くなる。乳首は痛いくらい尖り、ヴァギナは物欲しそうによだれを垂らしながら、伸縮を繰り返している。(まさか、若い子相手に、こんなに感じる日が来るなんて思わなかった……)千聖は紅玲の手を握りながら、カルチャーショックを受ける。千聖の経験人数は星の数ほどいるが、10代~30代前半男性とのセックスは好まなかった。彼らはせっかちで、すぐに入れたがったからだ。彼らの前戯といえば、キスをして乳首を少し弄び、ヴァギナに2本の指を入れてかき混ぜるだけで、耳や背中などには目もくれない。千聖はそんな彼らを嘲笑い、相手にしてこなかった。「どうしたの? 手を握ってきて……」「お願い……躯にも、触って……」潤んだ瞳で訴える千聖に、紅玲はゴクリと喉を鳴らす。「あぁ……そんな可愛いお願いされたら、手加減できないかも……」
last updateLast Updated : 2025-12-16
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契約期間開始8

紅玲は鎖骨や胸元にキスを落としながら、やわやわと胸を揉む。「ああぁ……! んっ、はぁ……焦れったい……」「ふふっ、もっと気持ちよくしたげる」そう言って妖艶に微笑むと、紅玲は千聖の右乳首を吸い上げながら舌で転がし、左乳首をくにくにとつまみ上げる。「んあああぁっ!!!」待ち焦がれていた快楽に、千聖は躯を仰け反らせる。「チサちゃんがこんなに敏感だとは思わなかったなぁ。もっと、乱れてみせて?」紅玲は再び千聖の乳首を口に含むと、吸い上げたり舌で転がしたりする。もう片方の乳首は乳輪をなぞるように撫で上げたり、指の腹で擦り上げたりする。丹念な愛撫に、千聖は躯をビクつかせながら、はしたなく声を上げる。「ひあっ、んはぁ……! あ、あぁ……! やあぁ……乳首だけでっ……こんな……っ! んううぅ!」紅玲は千聖の躯が跳ね上がった瞬間に背中に手を回し、背筋をすぅーっとなぞる。「あっ、あああぁっ! 背中、やらぁ!」弱点をなぞりあげられ、千聖はいやいやと首を振る。「どこもかしこも敏感だなぁ……。他はどこかなぁ? チサちゃんの性・感・帯」紅玲は楽しそうに言うと、リップ音を立てながら、千聖のやわらかな腹を愛でていく。「んっ、はぁ……や、んん……!」焦らされ続けた躯は完全に火照り、小さな刺激でさえ、大きな快楽と捉えてしまう。「今こっちを刺激したら、どうなっちゃうんだろうねぇ?」紅玲は太ももを撫で回しながら、嬲るような視線で千聖を見下ろす。(今、アソコを触られたら……?)紅玲の言葉に更なる快楽を期待し、千聖のヴァギナからはとぷりと愛液が零れ落ちた。「試してみたら?」千聖は挑発的に言いながら、足を大きく開いた。愛液でテラテラとしたヴァギナが、紅玲の目前に晒される。シーツにできた染みが、千聖がどれほど感じていたのかを教えてくれる。「シーツまでびしょびしょにしちゃって……いやらしいなぁ」紅玲は千聖の両足を掴んで、更に足を開かせる。「うるさいわね……。紅玲が焦らすからでしょ?」「焦らされるの、好きでしょ?」紅玲がニヤリと笑えば、千聖は耳まで真っ赤になり、そうだけど……と消え入りそうな声で言う。
last updateLast Updated : 2025-12-16
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