جميع فصول : الفصل -الفصل 153

153 فصول

第百五十一話 誕生から退院へ

修と綾の長男は──蓮(れん)と命名された。 落ち着きがあり、清らかで上品、汚れのない美しさを意味する名前。 出産後、綾は修から──祖父が蓮の誕生を大々的に発表したことを聞かされた。 その途端、スマホの振動がしばらく止まらなかった。 仕事の関係者から祝福のメッセージが大量に寄せられたからだ。 〈綾さん、ご子息のご誕生おめでとうございます。 心よりお慶び申し上げます〉 〈綾社長、ご子息のご誕生誠におめでとうございます。お子さまの健やかなご成長を心よりお祈り申し上げます〉 〈ご子息のご誕生おめでとうございます。賑やかで幸せな毎日になりますように〉 「さすがは天埜家の後継者ね」 毎日付き添ってくれている美樹が感心している。 「ホントに凄いわね、天埜家……」 綾はまるで他人事のように言う。 ネットニュースでも流され、 【豪門後継者誕生! 天埜家の未来を担う"お坊ちゃま”に修代表も目を細める】 【綾夫人多くの苦難を乗り越えた末に、手に入れた本当の幸せ、自らもデザイナーAYAとして大飛躍】 「綾夫人デザイナーとしても注目されていますね〜更に頑張らないとね」 美樹が揶揄う。 「私のアシスタントは、ハードよ! これからもたっぷりこき使うわよ」 「ヤダ〜やめて〜社長〜!」 「「ふふふ」」 二人で笑い合う。 美樹は──綾が蓮に授乳
اقرأ المزيد

第百五十ニ話 綾の思い、修からのプレゼント

修はソファーで綾の肩を抱きながら、綾に感謝の言葉を述べた。 「綾」 「ん?」 「本当にありがとう」 「!! 何? どうしたの?」 綾は驚き隣りから修の顔を見上げている。 そして、修は真剣な眼差しで──出産がどれほど大変なことなのかを自分なりの解釈で熱弁した。 もちろんそこには、綾が陣痛の時に握った修の腕の爪痕の話やスイカの話も盛り込み、出産は男には経験出来ないとても壮絶なことなのだと話した。 綾はポカンとしたが…… 「そうよ、ホントに痛いんだから」 「そうだね、俺の子を産んでくれて本当にありがとう」と言った。 「ふっ、俺の子じゃなくて俺たちの子ね」 「ああ、そうだ俺たちの子」 修があまりにも感謝しているので、ここぞとばかりに綾は──「修さん」 「ん?」 「子育ては、やっぱり両親揃って取り組む方が良いと思うのよ」 「もちろんそうだ!」 「そうよね〜なら子ども服を扱う天埜社の社長が子どものオムツ交換の仕方を知らないなんてことないわよね?」 ──!! まさか綾…… 綾はニヤッと笑いながら、 「修さ〜ん、蓮が起きたらオムツ交換やってみようか?」と促す。 「ハハッ、おお任せろ」 「ふっ」 まだ蓮が寝ていると思ってニコニコしていた修だが、突如──ブリブリッという音と共に、蓮が泣いた。
اقرأ المزيد
السابق
1
...
111213141516
امسح الكود للقراءة على التطبيق
DMCA.com Protection Status