修は、珍しく日曜日なのに、朝から仕事に行くと言う。 「夕方には戻るから、美味い飯でも食べに行こう」 「分かった。気をつけてね」 「ああ、行って来る」 「行ってらっしゃい」 綾は、修を見送った。 ──最近、忙しそうだな…… 本当に仕事なのかな? 綾は、修と倉田の電話を聞いてから、少し不安になっている。しかも、麗華が突然家に来たことで、少なくとも綾は──麗華が "初恋の女の子”だと思っている。 離婚の話をされるのかと思ったら、『可愛い』なんて言うし……その後も以前と変わらず愛されている。それ以上かもしれない。 それが、綾には──初恋の女の子の代わり、麗華さんの代わり……だと思ってしまっている。 でも、修が──『麗華さん、海外に行く前に立ち寄ってくれたんだ』と言っていた。 しばらく会えなくなるのに、寂しくないのかな……と綾は、修のことを心配している。 お昼ご飯を一人で済ませ、デザインの勉強をしていた。 どんどんスキルアップしたいので、日々勉強だと思っている。 ──今の私は、洋服のデザインをたくさん考えることが一番大切なことで、楽しいことだ。 綾は、そう思っている。 そんな時──ピンポーン インターホンが鳴った。
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