車で旅行をしてた時の話。俺は旅行とドライブが大好きで、まとまった休みができると、遠出をする。 ゴールデンウィークに有名な観光地がない場所とルートを選んで、ちょっとした旅をしてたんだけど、途中で寄った田舎町がヤバかった。 田舎って言っても、店は結構あるような土地で、俺は食糧を調達するために、スーパーに立ち寄った。 入った瞬間、においがヤバかった。年寄り特有の、仏間のようなにおいが立ち込めている。店の中を見回すと、8割くらいが年寄りだ。それだけでも異様なのに、数少ない若者や店員は、奴隷のようにカートを押して、年寄の買い物に付き合っていた。 気味悪いからさっさと買い物して出ようと思い、買い物かごを手に取ると、後ろから誰かに叩かれた。 振り返ると、見知らぬババアが、杖を持って立っている。「まだ若いのが余っててよかった。何ぼさっとしてるんだい? はやくカートを押しな」「なんで俺がそんなことしないといけないんだ」「お前、よそ者だね。今日は老人を敬う日なんだよ。だから、若者は私らの言うことを聞かないといけないんだ。ほら、分かったらさっさとカートを持ってくる」 ババアは杖で俺の足を叩いた。さっきもこの杖で叩いてきたのか。「知らね―よ、そんなもん。テメーの買い物はテメーでしろよ、クソババア」 腹が立って、軽く声を荒げると、年寄が集まってきて、俺を非難しだした。「これだから最近の若者は」「郷に入れば郷に従えという言葉を知らんのか」「このろくでなしが」 年寄りは口々に言いたいことを言う。「ふざけんなよ、死にぞこない共が! 大したことしてねーくせに、今の日本を作ったと思い込んで、ふんぞり返っってんじゃねーぞ。俺はただ買い物しにきただけだ。テメーらの介護しにきたわけじゃねー!」 怒鳴りつけて大股で店内を歩き、欲しいものをかごに入れてく。途中、年寄りが近づいてきて、カートを押せって言ってきたり、これも買えって俺のかごに商品を入れたりしてきたけど、怒鳴り返して商品を投げつけたら、悔しそうな顔をして帰ってった。 後から調べてみると、この町には敬老の日以外にも年寄りを敬う日が存在しているらしい。民俗学の先生のブログに書いてあったんだけど、昔、困りごとがあると、年寄りを生贄にしてきた。その時「平和になったら老人を敬う日を作り、敬います。ですからお許しください」っ
Terakhir Diperbarui : 2026-01-04 Baca selengkapnya