Semua Bab 怖い話まとめ2: Bab 71 - Bab 80

97 Bab

老人を敬う日

 車で旅行をしてた時の話。俺は旅行とドライブが大好きで、まとまった休みができると、遠出をする。 ゴールデンウィークに有名な観光地がない場所とルートを選んで、ちょっとした旅をしてたんだけど、途中で寄った田舎町がヤバかった。 田舎って言っても、店は結構あるような土地で、俺は食糧を調達するために、スーパーに立ち寄った。 入った瞬間、においがヤバかった。年寄り特有の、仏間のようなにおいが立ち込めている。店の中を見回すと、8割くらいが年寄りだ。それだけでも異様なのに、数少ない若者や店員は、奴隷のようにカートを押して、年寄の買い物に付き合っていた。 気味悪いからさっさと買い物して出ようと思い、買い物かごを手に取ると、後ろから誰かに叩かれた。 振り返ると、見知らぬババアが、杖を持って立っている。「まだ若いのが余っててよかった。何ぼさっとしてるんだい? はやくカートを押しな」「なんで俺がそんなことしないといけないんだ」「お前、よそ者だね。今日は老人を敬う日なんだよ。だから、若者は私らの言うことを聞かないといけないんだ。ほら、分かったらさっさとカートを持ってくる」 ババアは杖で俺の足を叩いた。さっきもこの杖で叩いてきたのか。「知らね―よ、そんなもん。テメーの買い物はテメーでしろよ、クソババア」 腹が立って、軽く声を荒げると、年寄が集まってきて、俺を非難しだした。「これだから最近の若者は」「郷に入れば郷に従えという言葉を知らんのか」「このろくでなしが」 年寄りは口々に言いたいことを言う。「ふざけんなよ、死にぞこない共が! 大したことしてねーくせに、今の日本を作ったと思い込んで、ふんぞり返っってんじゃねーぞ。俺はただ買い物しにきただけだ。テメーらの介護しにきたわけじゃねー!」 怒鳴りつけて大股で店内を歩き、欲しいものをかごに入れてく。途中、年寄りが近づいてきて、カートを押せって言ってきたり、これも買えって俺のかごに商品を入れたりしてきたけど、怒鳴り返して商品を投げつけたら、悔しそうな顔をして帰ってった。 後から調べてみると、この町には敬老の日以外にも年寄りを敬う日が存在しているらしい。民俗学の先生のブログに書いてあったんだけど、昔、困りごとがあると、年寄りを生贄にしてきた。その時「平和になったら老人を敬う日を作り、敬います。ですからお許しください」っ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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藍染のミサンガ

 私が新米教師だった頃、子供達の間ではミサンガが流行っていた。手首や足首に巻いて、切れると願いが叶うと言われているものだ。 本来、アクセサリーは禁止だったが、紐だから許されていた。 ミサンガが流行り始めてから、うちの小学校では事件・事故が多発している。それも、少し妙なものばかり。 例えば、階段から落ちた生徒は、「誰かに押されて階段から落ちた。でも、誰もいなかった」と言ったり、池に落ちた生徒は、自分が池に近づいてたことにすら気づかなかったという。 子供達の証言はどれも不自然だが、警察が動いてくれるような案件ではないので、素人なりに我々教師が調べることになった。 子供達から何回も話を聞いてるけど、素人の俺達にはさっぱりだ。個人的には怪異かなにかなんじゃないのかって思うくらい、変な話が多い。 職員会議でこの話題が出た時、A先生が「ミサンガ」と呟いた。校長がどういうことか聞くと、事故や事件に巻き込まれた子供達は、皆似たようなミサンガをしてたと言う。「流行ってますからな。それに、たかだか紐でしょう」 校長先生は取り合わなかったけど、俺を含め、何人かが気になった。 対象の生徒達に、ミサンガのことを聞くと、全員が「駄菓子屋で買った」と言っていた。 放課後、子供達に連れられて駄菓子屋に行くと、優しそうなお婆さんが経営していた。「全部ばあちゃんの手作りなんだよ!」 子供達はにこにこしながらそう言った。「これ、全部あなたが作ったんですか?」「えぇ、そうですよ。夕方は子供達がたくさん来てくれてにぎやかだけど、日中はお客さんが少ないからねぇ。1時間にひとり来ればいい方さ。 だから、子供達に人気のミサンガとやらを、せっせと編むことにしたんだよ」 お婆さんはテーブルの上をちらりと見る。そこには色とりどりの紐が並んでいた。「これ、藍染ですか?」 A先生は、紺色の紐を指差す。「よく分かったねぇ。お金はないけど、時間はあるから、自分で染めてるんだよ」「へぇ、すごいですね。藍染の植物は、どこで仕入れてるんですか?」 A先生の質問に、お婆さんは一瞬顔をしかめてから、その辺って答えてた。 駄菓子屋から出ると、A先生は真剣な顔で俺を見る。「明日、1時間だけ自習にできませんか?」「どうしたんですか、いきなり」「校長あたりに話したら馬鹿げてるって言われるかもし
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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転んではいけない坂

 俺の地元には、転んではいけない坂というものがあった。転ぶと成功しなくなるとか、受験に落ちるとか言われてたけど、真意は分からない。 俺達子供は、そんなのただの迷信だと思ってた。賢ぶった子は、「この坂は急だから、転んだら危ない。それが、いつの間にか、転んではいけない坂になったんじゃないかな」と得意げに説明してた。 隣の家には同い年のかっちゃんって子がいた。かずきだからかっちゃん。かっちゃんはワンパク小僧で、棒を振り回しながら走り回るような子だった。 かっちゃんは転んではいけない坂を、全力で駆け上がったりする。急な坂だから、負荷がかかる。だから、トレーニングにはうってつけだって言ってた。かっちゃんは別にスポーツとかやってるわけじゃない。 たぶん、なんかのアニメの影響を受けて、訓練と称して遊んでたんだと思う。 俺は病弱だったこともあって、インドア派だったので、よくやるなぁって思ってた。 修行中のかっちゃんの中にはいくつかルールがあった。重いものは率先して持つとか、時間がある時は遠回りをするとか。だから、給食の丸カンは、当番でもないのに、率先して運んでた。 丸カンって伝わるかな。給食でスープ系が入ってる鍋みたいな入れ物のことで、残飯はみんな丸カンの中に入れてた。重いし、こぼしたら臭いから、皆運ぶのを嫌がってた。だから、かっちゃんはちょっとしたヒーローだった。 かっちゃんルールの中に、帰りにある坂道は3往復するというものがあった。もちろん、転んではいけない坂も例外ではない。大人達は、転んではいけない坂を走り回るかっちゃんを見る度に注意するけど、かっちゃんは大人達の忠告を聞かなかった。 他の子達は付き合ってられないから先に帰るけど、歩くのが遅い俺は、むしろ休憩しながら帰れるから、かっちゃんと帰ってた。 帰り、かっちゃんはいつもみたいに坂を往復して走る。転んではいけない坂の2往復目、かっちゃんは足をもつれさせて転んだ。「いってぇ!」「大丈夫!?」 駆け寄ると、かっちゃんの膝小僧と手のひらから血が出ていた。「これくらい平気平気!」 かっちゃんが立ち上がって、服のホコリを払ってると、近くで畑作業をしてたおばさんが血相変えて駆け寄ってきた。「お前、転んだか!? ここで転んだのか!?」「え? うん。でも平気!」「バカ! だから駄目だって言ったべな!」
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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たぬき破り

 僕が通ってた中学校には、新校舎と旧校舎があった。ふだんは新校舎を使う。旧校舎は悪いことをした生徒を反省させたり、文化祭や体育祭の準備で、場所が足りない時に使う。 旧校舎には、たぬき破りなる怪異がいるという噂があった。旧校舎で狸寝入りをしてると、声が聞こえてくる。目を開けると、たぬき破りに引き裂かれるという噂だ。 僕とAは、噂を確かめるために、旧校舎に入った。教室の机に座って突っ伏し、たぬき寝入りをする。 5分くらいすると、耳元でしわがれた声が聞こえた。「起きてる? 起きてるな? たぬきだな?」 噂は本当だったんだと感動したのと同時に、恐怖が押し寄せてくる。 どうすればいいんだ? 狸寝入りがバレたら、殺されるんじゃないか。声を出しても駄目なんじゃないか。そもそも、対策とか知らない。 パニックで、変な汗がじとーっと流れる。その間も、しわがれた声が耳元で、「たぬきだな? おい、たぬきだよな?」と囁いている。 どうすればいいのか必死に考えてると、誰かが教室に入ってきた。 ライターの音、息を吐く音、そして煙草の匂い――。「んぐ、ぐぐぐ、ぐがああああっ!!!」 しわがれた声は悲鳴をあげる。「もういいぞ」 顔を上げると、担任の松坂先生がいた。先生は煙草を吸っている。「お前ら、たぬき破りが気になってここに来たんだろ? 毎年いるんだよなぁ」 松坂先生は呆れ返ったように言い、煙を吐く。「あの、どうしてここに――。というか、たぬき破りは」「俺が追い払った。俺も詳しくは知らんが、煙草の煙を嫌う怪異がいるらしい。たぬき破りも、そのひとつだ」 先生の答えに安堵してると、僕とAは軽くゲンコツをくらった。「まったく、危ない真似をするんじゃない。子供は帰って宿題しなさい」「はい」 僕達は素直に返事すると、言われた通りまっすぐ帰り、宿題をした。それ以来、肝試しに誘われても、断ってる。 もう幽霊や怪異は懲り懲りだ。
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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雨頭様

 雨の日は外を見てはいけない。そんな決まりがこの町にあった。この決まりのせいで、通勤通学は苦労した。 極力うつむきながら歩かないといけないから。 雨の日は、雨頭様が現れると言われてる。読み方はウトウサマ。雨頭様は、頭がデカい。雨頭様を見るとどうなるのか、聞かされたことはないから、俺はこの決まりが大嫌いだった。 たぶん、知ってても信じないし、嫌ってたと思うけど。 学校も会社も、雨が降ると、カーテンを閉める。普通の学校は廊下の窓にカーテンなんてないけど、うちの学校には、すべての窓にカーテンがあった。トイレの窓にさえも。 自室にいる時、馬鹿らしいと思いながら、雨が降る町を眺めていた。 しばらくぼんやりしていると、変なものがいた。 クラゲみたいなデカい頭で、体は人間なんだけど、針金みたいに手足が細い化け物だ。化け物は俺に気づくと、嬉しそうにぷるぷる震えた。 その化け物に、顔はない。だけど、目があったと直感で思った。 たぶん、10秒くらい。化け物を見つめ合った後、化け物はすぅーっと消えていった。 緊張が解けて、喉が渇く。台所に行って麦茶を一気飲みしてると、姉ちゃんが悲鳴を上げた。「なんだよ」「あんた、何その頭」「え?」 言われてみれば、頭が重い。触ってみると、ぶよぶよした何かがのっている。「なんだ、これ」「鏡見てきな!」 そう言って姉ちゃんはどこかに電話をかける。俺は洗面台に行って、鏡を見て絶叫した。 頭だけが一回り大きくなっている。顔のサイズはそのまま。それだけでも気持ち悪いのに、大きくなった部分だけ半透明で、ぶよぶよしている。まるで、さっき見た化け物みたいに。「今、住職さん呼んだから! あんたは水に触ったり、飲んだりしちゃ駄目!」 姉ちゃんはそう言うけど、のどが渇いて仕方ない。「姉ちゃん、喉カラカラなんだけど」「我慢しなさい! あんたも雨頭様になるよ!」 雨頭様――。きっと、俺が見た化け物が雨頭様なんだろう。 あんな化け物になるのは嫌だ。でも、喉が渇くし、肌がヒリヒリする。濡らしたい、飲みたい。「姉ちゃん、水浴びしてぇよ、喉渇いたよ」「ちょっと待ってて」 姉ちゃんは物置から段ボールをまとめるための縄を持ってくると、俺を縛ってリビングに転がした。抵抗したかったけど、倦怠感でまともに抵抗出来なかった。 水、水みずみずみ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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保健室の七不思議

 学校の怪談といえば、七不思議。夜にピアノが鳴るとか、理科室にある人体模型が動くとか。 私が通ってた中学校の七不思議はちょっと変わってた。学校ではなく、保健室の七不思議。内容は以下の通り。・カーテン越しだと違う先生が答えてくる・窓際のベッドは幽霊専用だから案内されない・器具の中に血まみれのメスが混ざってる・吸血鬼が保健医に化けている・夜中に包帯で首を吊った生徒が現れる・窓際のベッドを思いっきり叩くと血で真っ赤になる・悪さをした生徒が保健室に入るとハサミなどが飛ぶ どれも馬鹿げてると思ってたけど、いくつかは本物だった。といっても、私が体験したのはひとつだけだけど。 貧血になって保健室で休むことになった。保健室の先生は中年女性なんだけど、カーテンを閉めてベッドに横になってると、「先生、ちょっと職員室に行くから」と声をかけてきたのは、男性の声だった。 その時は体調が悪くて余裕がなかったけど、30分くらい寝て、起きてから気づいた。 あとは聞いた話。 クラスメイトのAは、体育の時間に顔面でボールを受け止めて倒れた。念の為に保健室に運ばれたんだけど、先生は廊下側のベッドをすすめた。Aが「窓際のベッドがいいんですけど」って言ったら、「そっちのベッドは古くて危ないから駄目」って言われたらしい。 気になったAは、先生がトイレに行ってる間、窓際のベッドを殴ったら、くぐもった悲鳴が聞こえて、血が広がった。怖くなって使ってたベッドに戻った。すぐに先生も戻ってきたけど、先生は何も言わない。 教室に戻る前に窓際のベッドを見たら、血はなくなっていたと言う。 次に、問題児がひとりで保健室に行ったときのこと。その子は気に入らないことがあるとすぐに暴言・暴力で相手を傷つけるから、皆に嫌われていた。 問題児がどうして保健室に行ったのかは知らないけど、保健室には誰もいなかった。 勝手にベッドを使おうとしたら、ハサミが飛んできて、手の甲が切れたんだって。「本当にハサミが飛んできたんだって!」 問題児はそう言いながら、私達に手の甲を見せてきた。確かに切り傷はあったけど、誰も彼のいうことを信じなかった。 以上が私が在学してた時に体験したり、聞いたりした話。 4つ下の妹に保健室の七不思議について聞いたら、まだあるらしい。妹は先生がいない間に、ハサミやピンセットが入って
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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4本杉

 地元には4本杉と呼ばれてる杉の木がある。名前の通り、杉の木が4本並んでいる。かなり大きくて、遠くにいても目立つ。誰がやってるのか、綺麗にカットされてるし、高さもほとんど同じだ。 4本杉には変な噂がある。5本見えたら不幸になるというものだ。この噂を信じる人はほとんどいない。子供が考えたものだろうとか、酔っぱらいが見間違えたんだとか言われてる。 俺もそう思ってた。 友達と出かけることになって、俺が車を出す。助手席にいる友達が「おい、4本杉が5本あるぞ!」と騒ぎ立てる。「んなわけあるかよ」「いや、マジだって! やべぇ!」 友達はやたらテンションが上がって、写真を撮ってた。 信じてなくても、こんなにはしゃがれると気になる。ちょうど少し先の信号が黄色になった。俺が着く頃には赤になるだろう。 赤信号で停まって4本杉を見ると、確かに5本あった。いつも見かけるのに、左側に増えたのか、右側に増えたのかは分からない。「確か、5本杉を見ると不幸になるんだっけ。俺達、事故にあったりして」 友達はふざけてそんなことを言う。「いやいや、んなわけ――」 右折してきた軽トラが突っ込んできた。幸い、大きな怪我はしてなかったけど、新車はおじゃんだし、遊びに行けなくなった。 10:0なので、病院に通いまくって、保険金をたんまりもらったので、トントンだと思う。 でも、運が悪かったら死んでたと思うと、ゾッとする。
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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稲荷神社とこっくりさん

 学生の頃、私はいじめられてた。元々標準体重だったんだけど、病気になって、その薬の副作用で太ってしまったのが原因。いくら病気のせい、薬のせいと言っても、いじめは止まらなかった。 いじめをしてるのは、A、B、Cの3人。1軍女子、カースト上位。そういう子達。 当時、こっくりさんが流行ってて、いじめっ子達もよくやってた。 Aは普通のこっくりさんに飽きたらしく、私を呼び出した。「いなり神社から賽銭泥棒してきてよ。10円玉ね」「嫌だよ、犯罪だし」「うっせーな、いいからやれよ、デブス!」 Aに蹴り飛ばされて、転ぶ。3人はそんな私を見て笑った。「あっはは、みっともなー!」「今ので地震起きなかったー?」 いつもこんな感じだ。 怖くなった私は、仕方なく賽銭泥棒をしにいくことにした。といっても、本当にするわけではない。 放課後、3人に無理やり百均に連れて行かれ、両面テープと針金を買わされた。それで賽銭泥棒しろってことでしょう。 稲荷神社に着くと、3人は物陰に隠れ、私に盗むように言う。 私はゴソゴソとそれっぽい動きをして、盗むフリをした。3人は後ろからだから、私が何をしているのか、直接見ることはできない。 500円玉を賽銭箱に入れて、心の中で、「向こうの木陰に3人隠れてるの分かりますか? あの3人に脅されて、賽銭泥棒をするように言われました。稲荷神社のお賽銭でこっくりさんをやったら面白そうと思ってるみたいです。もちろん賽銭泥棒なんて罰当たりなことはしません。自分の10円を盗んだことにします。どうか見守ってください」とお祈りした。 10円玉を持って戻ると、遅いとかグズとかノロマとか言われて、3人に蹴られたり殴られたりした。 その後、私のお金でファストフード店に行き、こっくりさんを始める。私は見てるだけ。彼女達は私が汚いから触りたくないらしい。蹴ったり殴ったりはするくせにね。 3人がこっくりさんを呼ぶと、こっくりさんはすぐに来た。「こっくりさんこっくりさん、明日のマラソンは中止になりませんか?」 10円玉は動き、「オマエタチヲコロス」と告げた。3人は悲鳴をあげて10円玉から指を離し、私にその10円玉を投げつける。「お前のせいだ! お前が殺されろ、デブス!」 3人は帰っていった。私は10円玉を広い、さっきの神社にお参りして、こっくりさんに使った10
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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ふたつの七不思議・コクウさん

 私が通っていた学校には、ふたつの七不思議がある。というのも、校舎がふたつあるから。 普段使っている新校舎と、今は使われていない木造の旧校舎。それぞれに七不思議がある。【旧校舎】・夜中に行くと、裂け目に引きずり込まれる・丑の刻に地下へ行く階段が現れる・寂しがる校舎の声が聞こえる・取り残された人体模型が追いかけてくる・2階の女子トイレの鏡にいる亡霊と目が合うと連れて行かれる・音楽室の絵画達が会話をしている・夜に入ると一生出られなくなる【新校舎】・人柱の声が聞こえる・ピアノが勝手に鳴る・ホルマリン漬けにされてる動物たちが動き出す・校庭で誰かが走る足音がする・夜中の百葉箱から音がする・モンスターペアレントに苦しむ先生の生霊が現れる・家庭科室の古い裁縫鋏は人の血を求めている 上記がふたつの七不思議。これらを確かめるために、夜中に侵入する生徒が多かったし、行方不明になったり、おかしくなったりする生徒が多かった。 だから、いくつかは真実なんだと思う。 私は臆病だから、確かめようとは思わなかったけど。 今では前より塀や校門が高くなって、夜中に侵入しづらくなったけど、それでも真相を確かめたがる少年少女があの手で侵入し、行方をくらませているらしい。コクウさん 僕がいる町には、コクウさんという怪異が存在している。コクウさんはどこにもいないとも言えるし、どこにでもいるとも言える。 文字通り、虚空さん。コクウさんを呼び出すには、ルールがある。①「聞いてよ、コクウさん」と声をかける。②食べ物を用意し、半分をコクウさんにあげる。③話したいことを話す。④最後に「ありがとう、コクウさん。またね」といったふうに、お礼とさよならを告げる。⑤コクウさんと話しているところを見られてはいけない。 上記がコクウさんを呼び出すルール。食べ物はなんでもいいけど、半分にして、別の皿に置いておく必要がある。 誰にも見られてはいけないけど、どこでやっても構わないので、自室でもできるから、やってる人は結構いたんじゃないかな。 コクウさんに憎い人をどうこうしてもらおうとか、自分を幸せにしてもらおうとか、そういったものではない。ただ、話すだけ。話の内容か、食べ物によっては、何かいいことがあるかもってくらい。 僕も何回かコクウさんに話しかけてるけど、痛い目にあ
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-04
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雨夜の赤子

 ド田舎に住んでた頃の話。あれは俺が二十歳になったばかりだったと思う。腰を痛めた爺ちゃんの代わりに、山菜を取りに山に行った。 急に頼まれたし、前日は夜ふかししてたので、行きたくなかったけど、爺ちゃんは怖い人なので逆らえなかった。 何度か一緒に行ったことがあるので、コツやポイントはそれなりに分かっているから、山菜を見つけるのは苦労しなかった。 かごの半分くらいまで山菜を採ると、睡魔が襲ってきた。抗いがたい睡魔に負け、1時間だけのつもりで、横になった。 寒くなって目が覚めた。あたりは真っ暗だし、雨も降ってるしで、最悪だ。自分や周りの濡れ具合からして、雨が振り始めてそこそこ経っていたと思う。 俺は悪態を着きながら、スマホのライトを頼りに下山する。 おぎゃあ、おぎゃあ――。 雨音にまぎれて、赤子の泣き声が聞こえる。それも結構はっきりと。最近、赤子を置き去りにするニュースを見たばかりだから、ここでもついにかと思い、急いで声のする方に向かって走った。「今助けるからな! 死ぬなよ!」 時々そう叫びながら、泣き声に向かってひたすら走り続ける。 10分くらい走ると、舗装された道に出る。道端の茂みから赤子の泣き声が聞こえるので、茂みをかき分けると、大きなお腹を抱えた妊婦が震えている。「大丈夫ですか!?」「た、助けて――」 妊婦は消え入りそうな声で言う。ダメ元でスマホを見ると、父親から電話がかかってきた。「もしもし、親父」「お前今までどこで何してたんだ!」 つんざくような怒声に、思わずスマホを耳から離す。「親父、説教は後で聞くから救急車を麓に呼んでくれ! 妊婦さんが倒れてる!」「なんだと!? 今行く!」 俺は周りにある看板を見ながら、現在地を伝える。親父は分かったと言い、電話を切る。「今助けが来るからな、しっかりしろよ!」 俺は着ていた服を全部妊婦にかぶせて、腹に負担がかからないように抱きしめて、親父を待った。 しばらくすると、親父とお袋がワゴン車で着てくれたので、妊婦を後部座席に座らせる。 お袋が毛布で妊婦を包み、白湯を飲ませた。本当はあったかい麦茶を用意したかったけど、事態が事態だから、用意する暇がなくて白湯になったって、後から聞いた。 山の麓には救急車が来てて、お袋が一緒に救急車に乗った。俺は親父と家に帰って、爺ちゃんの説教を食らっ
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