All Chapters of 金で極道に売られた女。姐になります!: Chapter 111 - Chapter 120

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第109話 外伝㉕ 爆乳と重力

 最近世間で結構流行りの脂肪吸引。 私のこの胸も重力に負けつつあるのよね。負けない程度に脂肪吸引しようかしら? 私は朔斗さんに相談をしました。 その時の朔斗さんの顔(表情)と言ったら……、「この世の不幸を全部自分が背負ってる。みたいな顔してたよ(笑)」大己談。「絶望の淵に立たされた人間って感じだった(笑)」大翔談。 だそうで賛成反対は聞くまでもなく、反対のようです。「でもさぁ、正直絶対重力に負けちゃうよね。一応胸筋を鍛えてたりするけど」 私たちの話題は胸が重力に負けたときに互いのパートナーが絶望しちゃわないのか?という話。「大己と大翔はまだ若いからいいわよ。私はアラフォーでしょ?心配なのよね」「「父さん、その胸大好きだもんね」」「あんたたちの旦那だってどうなのよ!」「うーん、これが好きかもなぁ?やっぱ維持していかないとなぁ」 重力に勝てるのでしょうか?「あのピッチピチの遊佐ちゃんだってそのうち重力に負けちゃうのよ?」「「遊佐ちゃんが……」」 遊佐ちゃんは無敵だとか思ってたの?「とにかく私は大成に相談しなきゃ!ね」「私も大悟にしないと~」 そう言い残して娘たちは去って行った。 脂肪吸引するって言っても、いきなり貧乳にするわけじゃなくて、巨乳くらいは残したいなぁ。と思うのです。巨乳でも重力に負けると思うけど。 見た目が悪くなって、朔斗さんに飽きられたら嫌だなぁって相談だったんだけど、まさかの顔(表情)をされたからなぁ。相談しにくくなっちゃった。 うーん、まだ40代だし気にしなくていいかなぁ?40代後半になったら気にした方がいい? そうだ相手……蘭さんがいいかな?お医者さんだし。「そんな悩みがあったの?」「はぁ、まぁ。脂肪吸引した方がいいかな?って朔斗さんに相談したらものすごい顔で……娘たちが言うには『この世の終わりを見たような表情』らしいです」 蘭さんは大爆笑してるけど、私は死活問題。朔斗さんに嫌われたり、飽きられてりしたらと思うと、泣けてくる。「私は形成外科は不得手なのよ。茜が出来るかな?まぁ、それはともかくとして、どんなサイズの胸だろうとも重力には負けるものよ?朔斗君がその胸好きなんでしょ?なら大丈夫よ。他の女性より長持ちするわよ。貴女の母さんの胸をごらんなさいな。いつもいつも三代目が触りに触りまくってるから、
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第110話 外伝㉖ 家族で風呂

 なんてことなんだ? 俺は失念していた。仕事に気を取られていた。双子はユキと一緒に風呂に入っているのか? 俺は…俺は…自慢じゃないがユキと一緒に風呂に入ったことがねぇ! これも子供の特権なのか?そうなのか?「俺も一緒に入る!」「あらあら家族みんなでお風呂!ちょっと狭くなっちゃうけど大丈夫よ~」 全裸のユキをこんなに明るい浴室の中で。俺の元祖息子が元気になりそうだ。「私が大海の体を洗うから、大雄さんは大志の体を洗ってくださいね!」「え~?いつもは母さんが洗ってくれるのに…」 なんだと?ユキが大志の体を洗う?なんて羨ましいんだ。これも子供の特権なのか?「大海は私と違っておっぱいが大きくなるといいわね~」 そう言いながらユキは大海の胸部を洗っている。ユキはそのままでいいんだ。むしろそのままがベスト!「大志、お前はどんなイチモツなんだよ?ふ~ん無難だな。まぁ、誰かを一途に愛する分にはいいだろうな」「大志は蘭さんのところの茜ちゃんが好きなんだもんね?」「俺は茜と結婚するんだ」 もう決めてるのか、早いな。「茜ちゃん一筋だからいいのよ。大志には十分よ」「父さん、大きいね…」「まぁな。そりゃあ、母さんを満足させたいからなぁ」「大雄さん!子供相手になんてことを話してるんですか!」「なんてことなの?」 大海のツッコミ。「父さんと母さんはいつもラブラブって話よ!」「らぶらぶって?」「すっごく仲良しってこと!」「「ふ~ん」」 ちょっと長風呂になってしまった。ユキはもともと色白なのに、湯上りでほんのりとピンクに染まっている肌がなんとも色っぽい。「きちんと体拭かないと風邪ひいちゃうからね~」 ユキは大海を、俺は大志の体を拭いてやることにした。「あ、コラ。体拭いてないのに、どこに行く!」 大志が駆けだした。全裸で新橋親子を発見したようだ。「大志君、お風呂に入ってたの?せっかく体が温まったのに冷えちゃうわ。体をちゃんと拭かないとダメよ?風邪ひいたらほら、注射打たなきゃいけないわよ?」 先生の言葉で大人しく全裸の大志が戻ってきた。「すみません。大志が勝手に全裸で走り出しちゃって」「仕方ないわよ。二人を相手にしてるんでしょ?あら、今日は三代目も一緒でしたの?」「俺が大志を逃がしてしまった。首輪でもつけなきゃいけないのか?」「丁度
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第111話 外伝㉗ ユキと風呂に入る

 ユキに思い切って二人で風呂に入りたい。と伝えた。驚いてはいたが、恥じらいながらも了承してくれた。 大志のおかげ(せい?)で、俺はすっかり湯冷えしてしまったので、ユキに一緒に風呂に入ろうと誘った。「これ以上はのぼせそうです」と言いながらも、吝(やぶさ)かではない表情。 ユキを、俺とユキの部屋に連れて行き、そこにある風呂に二人で入ることにした。 向かい合って湯船に入っていると、「恥ずかしいです」と後ろを向いてしまった。俺はちょっとお湯に浮かぶユキの胸が珍しくて見ていたのだが、恥ずかしかったようだ。ただ珍しくて見ていただけなんだけど、思いがけなくユキを後ろから抱きしめることが可能なポジションとなった。 血の巡りが良くなり桃色に染まったユキのうなじが色っぽい。俺は思わず吸い寄せられるかのようにキスをしてしまったが……。その後は覚えていない。 多分ノンストップでお風呂の中でいたしたのだろう。 いつものように布団の上でもいたしたのだけど、まぁそれだけ俺のユキが魅力的だという事だ。「大雄さん、うなじのところがキスマークになったんじゃないですか?もう、明日からしばらく髪を結い上げるって出来なくなったじゃないですか!」「見えてもいいじゃねーか。どうせ二人の関係は知られてるわけだし」 秘密の関係だったら問題かもしれないけど、うなじのところの一つや二つ気にしなくてもいいのに。「うなじだけじゃなくて、服から見えそうなところにたくさん痕が……。一つならわかるんですけど、こうたくさんあると『どんだけ?』となるんですよ!」「以後気を付ける(気はない)。ところで、さっき大志が言ってた着流しを俺も着てみたい」「あ、私も着流しを着た大雄さんを見てみたいです!絶対色っぽいんですよね~」 着流しからチラ見えの胸筋とか色っぽいよな。着流しをユキが着るならサラシを撒くのか?胸のカタチが変わるから推奨はしないな。色っぽいだろうけど。 数か月後、俺は着流しを着ることとなった。「うわ~、やっぱ似合います!スゴイ極道感が出て素敵です!」 ユキに褒められると素直に嬉しい。「アレだな。こう帯にドスとか刺しておけば完璧なのか?」「完璧なんですけど、物騒ですからやめてくださいね。子供たちが真似しちゃいますよ!」 こんな時でも‘母さん’なんだなぁ。「実はペアで購入したんで私の分もあ
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第112話 外伝㉘ 赤川リコ来る

 白虎組に赤川リコがやってきた。 昔ような華やかな若々しさは見る影もなく、貧相なお婆さんのようだ。「赤川リコさんですね。初めまして、組の四代目を勤めています。大志と申します。何の用でしょうか?本来ならばあなたもお父上の罪と同様に償っていただくところですが、事情があるものですからねぇ」「朔斗を出して!朔斗は私の息子よ!」「朔斗がこの組で生活して25年以上になります。今更なんです?今更母親面されても困るんですよね」 すでに若頭だし?俺の妹と結婚して子供も3人いるし?そこに母さんが現れた。「随分久しぶりじゃないかい?ちょっと見ない間にあんたは随分老け込んだんじゃないかい?」「まぁ、いろいろあったんだよ」 死んだと思っていた実の親父に現金を持ち逃げされ、その父親が大きな罪を犯した上に叔父までさらに大きな罪だもんなぁ、苦労もした事だろう。カタギじゃないから病院にも碌に罹れなかっただろうしねぇ。「でもまぁ、あんたの苦労と朔斗君との面会は別物だ。なんで今更朔斗君が必要になった?まさかの赤川組の再興?」「ふっ、そのまさかだよ。散り散りになっていた組員たちも集まってきた。あとはそれを束ねるトップだけさ。それが朔斗だよ」 なるほどねぇ。「散々虐げておいて必要になったからといって、今更ここに顔を出すとはねぇ?朔斗君が自分のところに来ると思っているのかい?」「息子なんだ。当然だろう?」 自分の子供だから当然?私の両親みたいなこと言ってるなぁ。理不尽な…。「その息子をサンドバックにされてても見ないふりをしていたんだろ?都合のいい時だけ母親面して、それは自己満足ってやつじゃないのかい?若しくは過去の罪の清算?」「うるさいねぇ。私は朔斗さえ手に入ればいいんだよ!」「朔斗君をここにお呼び」 私は若い衆に指示を出した。朔斗君は正直会いたくないと思う。むしろ存在を忘れてる?「姐さん、なんでしょうか?」「この女が朔斗君を必要としているよ?どうする?」「ああ、朔斗!随分立派になったのね」「誰?」 朔斗君、記憶から抹消したの?されても仕方ないような事をしてたのがこの女だけど。「一応朔斗君の母親だよ」「ああ、朔斗。私の事を忘れるほどの生活を送っていたんだね」 大輝とラブラブ生活を送ってたよ。赤川リコの存在なんか頭の中から消えてるだろうね。脳みその中に‘赤川
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第113話 外伝㉙ 赤川リコ、独立する

 結局、赤川組は組として成立することとなった。 赤川リコが女組長をするみたいだけど、あの女の寿命はどうなるものだか?「朔斗、良かったのか?赤川のところに行かなくて」「大志…俺が一番大切なのは地位と関係ねーよ。大輝だ。大輝と離れるなんて絶対に嫌だ。考えたくもない」「そ、そうか。いや、そこまで俺の妹の事を大切にしてもらえると有難い気がする」「それにだ!俺は白虎組の若頭!それを賜ってるのに、ほいっと赤川に行くのは違うだろ!」「まあそうだな。いい年して判断力がどうなってんだ?って話になるな」「だろ?まぁ、そういういろんな要素だ。子供もこっちにいることだし。ん?全員売れた?そうなると俺が孫を見るという事も…。そう考えたら、絶対に赤川なんかでのん気に組長してる場合じゃないだろ?」「そうだな」 男たちは笑いあった。 赤川組はどこの傘下の組でもなく、完全に独立した組として再興している。もちろん大輝が完全にマークしている。「ヤクを使う様子もないし、やる事成すこと母さんの二番煎じだなぁ。地域の清掃とか。上納金は赤川傘下の組が存在するみたい。赤川が崇拝されてたんだねぇ。そっちは風俗店の売り上げとかかな」「白虎組みたいに大きな組織にしたいんだろうか?ここはヤクを使ってないからな。完全に組長を親と慕う人間が集まった感じだけど、赤川にそんなことはできるのか?」「赤川リコは現在71才の独身。体中が病魔に侵されてる様子。赤川組を診察するような病院はないし、組の内部にも医師はいない」「この場合、組は誰に引き継がれるんだ?」「赤川リコが指名した人でしょうね。でも、偽装されることも考えられます。『自分がのし上がる』って人間。組の中に一人くらいいるんじゃないでしょうか?しかも女組長でそんな人物を御することが出来るでしょうか?」「これはリコが死んだ後が危ないな。引き続き赤川組を注視していく。以上!」 四代目もそれなりに組をまとめる威厳を感じさせるようになったけど、大雄さんの域にはまだまだだねぇ。大雄さんは今の大志くらいの年齢で赤川を始末してたんだけど、こればっかりは経験か?14才から組長やってる大雄さんと比べるのがいけないのか?組長歴って言うんだろうか?大雄さんの方が圧倒的に長いし、仕方ないかな?それでもリーダーシップで組員を引っ張っていってるんだから大志もよくやっ
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第114話 外伝㉙ ヤクの取引

 サツの方でも赤川がいなくなってヤクを横流しする取引先がいなくなってたところに現れた男だから歓迎している感じらしい。 今の赤川組のこの男の名前が渋島。で、若頭が和(なごみ)。 この若頭、名前とはうらはらに相当和まないようで、一匹狼的な感じがするらしい。「今の赤川はうちの傘下じゃないから、ヤクを扱おうと関係ないんだけども。うちのシマでヤクが蔓延するのは許さん。早急に対策を練る。大輝、こいつらの情報は?」「とりあえずいまのところは30代ということだけ。四代目の意向としては、赤川組を潰す方向で行くの?」「そうだなぁ。俺はヤクをうちのシマで流さないでくれたらいいんだけどな。素人のカタギさんはどこでも売っちゃうからなぁ」「赤川サイドは問題ないんだよ。横流しを持ちかけるサツにも問題はあると思う」 前回、横流しの舞台となったビルは買い取り、今は更地となっている。「今回はどのような方法で横流しをするのか、その現場を押さえることが出来たら……。その動画をネットで流す」 というものの、あのサツの管轄がうちのシマとかぶってるんだよなぁ。 横流し方法は原始的な方法となった。 駅のロッカーに現金を入れ、どこのロッカーかと暗証番号を伝える。サツは横流しに使うヤクをそのロッカーに現金と引き換えに入れる。を繰り返す。 というもの。「前よりも原始的になったんじゃないか?これはどういう事だ?うちの情報収集能力を試しているんだろうか?その可能性が無きにしも非ずというところだな一応大輝、駅のロッカーのあたりをハッキング…いや待て。うちがハッキングするのを待っているのかも。ハッキングという犯罪でしょっぴきたいのかもしれない。現に監視カメラと目が合った」 これは三代目に出て来てもらう案件だろうか?「なんだよ!ユキとお楽しみだったのに!」 その卑猥に姐さんの胸を触る手を離してください。姐さんは付属品ですか?「赤川組が復興したのですが、サツが介入してきてやりにくいです」 俺は三代目にこれまでの状況を説明した。「はぁ、監視カメラを見ている時点で既にハッキングしているだろう?サツもそれはわかっているみたいだな。目が合った時点で。それなのに取引を続けようっていうあたりが怪しいな。俺だったら、こっちは陽動で他のところで地味~に取引をしてるだろうな。そうだなぁ、本の貸し借りをするみた
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第115話 外伝㉚ 三代目の弱点

 大雄さんは所かまわずに着物の合わせに手を突っ込み、私の胸を触る。 私よりも大輝とか大己とか大翔の胸の方が大きいのに……。「何が楽しくて娘や孫の胸を触らなきゃならないんだよ!」 私の胸触って楽しいのかな? なんだか年中無休で大雄さんが私の胸を触っている感じがします。 そんな大雄さんが風邪を引いてしまいました。「移るからキスもダメですよ!」「風邪というのは拷問だな。さっさと治そう。先生!俺の風邪を早く治してくれ!」「三代目の回復力なら早いと思いますけど…注射打ちますよ?」 大雄さんが怯えているのを初めて見た。大雄さんでも嫌いなものあるんだなぁ。食べ物で嫌いなものがあるのはわかるけど、それ以外では初めてかも。今度、遊園地とかに一緒にいってみたいなぁ。「そのあとで点滴を。一晩も安静にしていれば翌朝には回復していると思いますよ?」「一晩の辛抱か……わかった」 そう言うけれど、注射を打つときにはすごく見ないようにしてたし、点滴も「あとちょっとだ」と何度も言っていました。(あとちょっとが結構長いんですよ) 翌朝にはすっかり風邪が回復した大雄さんがいた。 うーん、つまんないなぁ。今度ナースコスプレしてみようかな?大輝が持ってそうな気がする。 数日後、私は意を決してナースコスプレで大遊さんの前に現れてみた。「大雄さん、お注射の時間ですよ?」 超ミニスカナースで言ってみた。「何て言うか、これは誘われているんだろうけど、その格好が俺に『危険』だというシグナルを送る」「頑張ってミニスカなんだけどな。あ、これ大輝に借りたの」「はぁ?朔斗のやつはコスプレプレイを日々してるのか?そのナースの服だって大輝が着れば、胸のあたりがビッチビチなんだろ?けしからん!朔斗を成敗するか?」 そんなつもりで言ったんじゃないけどな。でも、実際大輝がコレを着たら胸のあたりがビッチビチだろうなぁ。 その夜は大雄さんとミニスカナースを楽しんだ。「大雄さん!遊園地に行きませんか?」「俺らもいい年してるし、絶叫マシンで心筋梗塞とか勘弁な」 それはそうかも。年齢制限あったりするのかな? 大雄さんは絶叫マシンでも全く動じなかった。何故無表情?「遊園地の最後に観覧車に乗りましょう?」「え゛っ」 私は聞き逃さない。大雄さんが少し動揺したのを。 「観覧車はロマンティック
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第116話 外伝㉛ 三代目に相談しよう

「かなりヤクが出回ってると思うけど、サツに動きがないんす」 そういう話を聞くと、うんざりする。 サツの内部でやたらと正義感の強いやつを左遷したりしてるんだろうな。と察しが付く。国家権力だけにたてつくのが、こっちにはかなりのリスク。向こうさんからしてみれば、こっちが手を出したら、もう家宅捜索はしたいし、やりたい放題なんだろうな。「家宅捜索なんかダメですよ!俺と大輝の大事なものまで押収されてしまう…」 なんだ?各種プレイに利用した服とかか?朔斗がコスプレプレイを楽しんでいるという噂話は三代目からも聞いているがマジなのか。「あー、それとなぁ大輝とか大己に大翔。それと遊佐ちゃんもか?サツに連行されるんじゃねー?で、身体検査とか言って、あの乳を触り放題触るかもしれないなぁ。身体検査するのは女性だろうけど。女性なら女性で、嫉妬で傷つけるかもなぁ?」「許さん!」「朔斗は気にし過ぎ、家宅捜索なんてさせないから。そんなことになったら俺が三代目に殺される」「ですね」 姐さんは無事かもしれないが、二人の生活の場をぐちゃぐちゃにされるのは三代目でもブチ切れる寸前だろう。 ヤクの取引方法が本とかDVDケースを使った感じだと、こっちはわからないから手が出せないんだよなぁ。フェイクの可能性もあるし、フェイクみたいな罠に引っかかったら家宅捜索で、俺の命が危ない(三代目による)。 どうしたもんかねぇ? 若い衆なんかはこっそりと裏DVDのやり取りをしてるし。俺にバレてるけど。 そもそも、取引方法はこの方法で確定しているのか? 俺だったら……そうだなぁ。最近荷物の配達が増えたから、それを利用するかな?配達員はバイトって聞くし。配達をして、代金は振り込みでやるのがベターかな?先払いになるけど。代引きって配達もある。こっちが確実のような気がしてきた。 架空の会社を作り、ヤクを入れるための箱なんかを用意。配達でヤクを運ぶ。代引きで箱に現金を入れてそのまま退散。 配達増えたからなぁ、ネットショッピングが増えたしその影響かな? 三代目に俺の構想を聞いてもらおう。 いや、だから三代目。その卑猥に姐さんの胸を触るのはどうかと思うんですけど?「そうだなぁ、お前の考えも確かにいい。でもなぁ、『ヤクを入れるための箱を用意』ってとこが気になるなぁ」「あんっ!」「おお、もうちょっとで
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第117話 外伝㉜ 狙われた白虎商事

「そんなことを大志に言って。もう、立ち上がりが布団よりも楽だからでしょう?」「それもあるが、本当に色々と楽しめるからだぞ?ベッドのスプリングが軋む音もなんだかエロティックでいいなぁ」 言われながら、私は大雄さんに押し倒された。「いやぁ、現役の時にベッドだったらと思うと、一体何台のベッドのスプリングを壊してただろうな?考えると恐ろしいよ」 本当にそう思っているのか疑問だけども、恐ろしい。「あ、そういえば!香ちゃんと遊佐ちゃんも帳簿を読む練習をしてるみたいです。確かに大輝みたいにPCを使える人間がいなくなった時には帳簿が読める人間がいた方がいいですよね」「白虎商事の方は帳簿に不正は見られないらしい。あっちは表の仕事だから、表の会計監査がきちっとやってるみたいだし、外部の監査でも見られるからな」 大海と大輝に限って抜かりはないだろうけど、サツがそっちから攻めて来ることも考え得る。「あぁ、ちょっと待って。考え事が……」「待てねーよ!」 気づいたら全裸で大雄さんの横に寝ている自分がいた。 大海と大輝には注意を促しておこう。外部からの監査ってのもサツの息がかかってないとは言えないから。「母さんは考えすぎだよ~」 大海はそう言うけど、サツを甘く見ると痛い目を見る。「特に大輝のPCには業務以外の情報も入ってるから、外部からの監査には気を付けてね!」 予想していたような外部からの会計監査の人間に‘オカシイ’と言われた。 大海が食って掛かるのは当然。自分はキレイな経営しかしていないと自負しているから。「帳簿のこの数字ですね。前年度と比べると、非常に大きくなってるんです。おかしいと思いませんか?」「その帳簿はどこの帳簿ですか?」 大輝も応戦。「私も秘書としてこの会社の帳簿を管理していますが、そのようなものは見たことがありません。只今確認を!」 「無駄だ」と外部から来た会計の男はそう言ったのを大海が聞いた。「今プリントアウトしますね」 大輝が帳簿を管理していたのは全く外部との接触をしていなかったPC。ハッキングとかしていなかったもの。「こちらが我が社の帳簿となりますが……。指摘された帳簿とは違いますね?どこの帳簿でしょう?」「バカな…これはこの会社のPCをハッキングして作った帳簿。なぜ、違うものが?」「あら、ハッキングされたのですか?い
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第119話 外伝㉞ ヤクの取引方法

「赤川が成長する前に殺してしまえば……」 そういった意見が多数、組の中から出る。「しかしだなぁ、この赤川小は警察の管理下なんだよね。この時点でヤバい教育をされてそうだろう?この子が突然消えると警察が必ず動く。大地は幼稚園とか通ってるのか?あー、大地は赤川の顔知らないもんなぁ。大地がこの屋敷にお友達を連れてきた感じで連れてきてくれないかなぁ?とか思ったけど無理か…」「失礼ですが四代目。その場合赤川小の行方知れずの容疑をかけられるのはこの屋敷という事になりませんか?」「ああ、焦りやら恐れやら色々な感情に振り回されて判断力が鈍っているみたいだ、スマン」 また、赤川が二人いると思うと判断力が鈍る。「まぁ何故か母親想いに育つかもしれないしよぉ。マークしておいて、見守るという事で」 三代目はなんだかのん気だ。「あ゛あ゛?俺がのん気だと?赤川の気質は必ずしも受け継がれるとは限らないだろう?赤川の子が絶対に卑怯ってわけじゃないだろう?金で雇った女の方の気質を強く引き継ぐ可能性だってあるわけだから、そんなにナーバスに考えることじゃない。現実問題としてヤクがうちのシマに蔓延してしまうという事の方が今は問題だ。そうだろ?」 組員たちが納得する。やっぱり三代目のカリスマ性はスゴイと思う。 それはそれとして付属品のような姐さんの胸を触るのはどうなんだろう? 今は取引の方法すらわかっていない状態で、もうお手上げ状態。それでも確実にヤクは拡がっているわけで、そうなると何らかの方法は必ずある。ただわかんないんだよなぁ。 そういえば、ドラッグストアが増えたな。 ドラッグストアでは病院の薬も処方してくれるとか?便利な世の中だよなぁ。  ドラッグストア……合言葉で処方薬のようにヤクを販売していたら?ヤクだって粉だけじゃなく、錠剤、カプセルなど多数種類があれば処方薬のように見える。見えるだけだが。サツはそこに踏み込んできたりしないから存分に堂々とすることができる。他のお客様は普通のお薬や日常品なんかを買っていく。 大輝に近くのドラッグストアのPCなどをハッキングしてもらった。 やっと、取引方法がわかった。「大輝!合言葉も調査してもらえるか?」「もうやってるよ。『99万円』。約100万の束になるからだろうね。‘ヤクサツ(タバ)’みたいな?」 買うやつはヤクとサツの関
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