ライラの父が進み出る。 「聞け、青年。親の過ちは子の過ちではない。彼女がしたことは、彼女の重荷であり、お前のものではない」 「しかしそれは私の血です」と私はささやく。 「では、血だけでは人間を定義できないことを証明してみせろ」 私は顔を上げる。老いた男の口調は単純で、正しく、無慈悲でも過度に優しくもない。それはおそらく、まさに私が必要としていたものだ。 ライラがさらに近づく。その視線は私のものに絡め取られて。 「あなたは何も修復する必要はない、アレクサンドル。償う必要も何もない。ただ、今、あなたが何になりたいかを選ぶだけよ」 私は長い間彼女を見つめ、それから窓へと目をそらす。外では、空は低く、重い。雨が再び降り始める。昨日を洗ったのと同じ雨。 「彼女はあとどれくらいあそこにいるんだ?」 「すべてを理解するのに必要なだけ」と彼女の父は答える。「彼女はほとんど話さない。しかし何も否定しない」 私はうなずく。 「では彼女は選んだのだな。ついに」 私は背を向け、ドアへと進む。ライラは心配そうに私を目で追う。 「どこへ行くの?」 「彼女に会いに。彼らが入れてくれる限り」 「それが良い考えだと思うの?」 「いいえ。しかし必要だ」 ライラの父が私の肩に手を置く。 「では行け。しかし覚えておけ。彼女が壊したものを背負う必要はない。それを後ろに置いて行け。さもなければ、お前は決して彼女の影から出られない」 私はゆっくりとうなずき、上着を取り、ドアを開けて外に出る。 冷たい風が私の顔をまともに打つ。カメラはまだそこにある。家に向けられて。しかし今度は、私はうつむかない。私はまっすぐに歩く。隠れずに、逃げずに。 後ろで、ライラがカーテンを閉める。戻った静けさの中で、彼女の両親は控えめな視線を交わす。彼らの娘はスキャンダルから生まれた少年を愛している。しかし名前以上のもの、彼らは彼の中に人間を見た――正しく、傷ついているが、立っている。 遠くで、サイレンが再び鳴り響く。都市は息をひそめる。そしてこの雨と恥の騒音の中で、私はついに真実へと進む――母を救うためではなく、自分自身を救うために。 アレクサンドル 警察署は霊廟のように見える。 廊下は私の足音に響く。それぞれのこだまが、私がもはや本当にこの世界に属していないことを思い出させるように
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