「アイツ……エルドレッドと一緒にいた、ヴィヴィアンって女だわ!もう一人のローブを被ってるヤツは誰だか解らないけど。アイツらがここに来たってことは」「目的は、ジャンゴ様とアメーリア様か。……ん?待て、ジャンヌもう一人いるぞ!」 ソロの言う通り、窓の外に立つ人影は全部で三つだ。ヴィヴィアンの他はローブを被っており、一人はやや小柄で、大柄な方の陰に隠れて見えなかったらしい。わずか三人で伯爵家に攻め入るのは無謀に過ぎるが、裏を返せばそれだけ彼女達の実力に自信があるということだろう。だが、彼らにとって不測の事態な事が一つある。それは、この場にジャンヌ達がいるということだ。「一体、何が……警備兵達は何をしている?」「いけない!窓から離れてっ!アイツらの狙いは……きゃっ!?」 近づいて外を確認しようとしたジャンゴを制止したのとほぼ同時に、応接室の窓に張られていた大きな|ギィス《ガラス》が轟音と共に割れた。咄嗟にジャンヌが止めていなければ、ジャンゴは巻き込まれて大怪我を負っていたかもしれない。その直後、巻き上がる埃の陰から、ゆらりと三人が室内へと侵入してきた。「あれあれぇ~?ジャンヌちゃんじゃ~ん。どういうコト~?ジャンヌちゃんってば虐待されてたパパママと仲悪くって出禁になってるって話じゃなかった~?もう、アネットちゃんの情報使えないなぁ~」「あんた……!そんな事までっ!」「ヤダヤダ、コワ~イ~!そんな顔で見ないでよぉ~、しょうがないでしょ~、カタストロフの封印を解くにはぁ、そこのパパママを始末しとかないとってエルドレッドサマが決めたんだからぁ~。邪魔しないでよね~っ!」「ふざけた喋り方して!……私の目の前でそんなこと、やれるもんならやってみなさいよ!」 勢いよくハバキリを抜いたジャンヌは、すぐさまヴィヴィアンへ斬りかかった。刀の峰を右肩に掛け、走り込んだ勢いそのままにそこから振りかぶるようにして上段への唐竹割りを放つ。この技は刀身が身体に隠れる為、刃の軌道が読めなくなる。つまり、防御を困難にさせるのだ。「あんっ」 気の抜けた声と共に、脳天から腰まで真っ二つになったヴィヴィアンは、血飛沫
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