ローゼリア王国から少し離れた森の中にある場所にやって来た。 そこは神聖教会が管理している、庶民が亡くなった後に埋葬する墓場となっている。 普段はシスター達が《ホーリーフィールド》で墓場を"聖域"化させる事でアンデッド系・ゾンビ系の侵入、埋葬中の遺体に取り憑く事も防げる。 見習いシスター達の実力では、簡単に雑魚ゴーストが侵入されたりするが対処させる事で、聖属性魔法の訓練になるとの事だ。 地面から這い上がって来る雑魚ゾンビ程度も、見習いシスター達でも対象は出来る。 だがダンジョンゲートから続々と、高ランクのアンデッドモンスターがうじゃうじゃと湧いて出てくるのは、流石に対処は出来ない。 見習いシスター達には雑魚ゾンビを任せて、俺達はダンジョン攻略メインとなる。 「流石にシスター達では、ゲートのアンデッドは難しそうね。《ヒール》」 俺達に襲い掛かってくるモンスター達は、ニーナ・ゲールの《ヒール》の治癒だけで浄化されてしまった。『戦闘系魔法じゃないのに、これほどまで強くなっていたとはね』「10年も経てばこうなるわよ。本来の私はサポート系だから戦闘力は皆無。2人にはダンジョンゲートの攻略及び消滅がメインよ」「はい! 私も光属性魔法が使えるだけで、戦闘力皆無です!」 マスターの隣でセレナが元気良く挙手して応えた。 まさかの初クエストがSランクになるのは予想外だったが、俺のアンデッド達を使うには丁度良い。「ちなみにギルドマスターのバフ魔法はどんなのですか?」「ニーナで構いません。私のバフ系は対象者の身体強化、物理・魔法攻撃強化です」「じゃあ期待しています」 ニーナが魔法陣を展開して、それぞれの効果を見せてくれた。 イメージして発動した魔法《鑑定眼》で数値化確認してみたら、三つとも50%も引き上げてくれるみたいだ。 やはりバフを侮ってはいけないな。「それでは中に入りましょう」 ♢♢♢ 中のダンジョンも墓場には変わらないが、空を見上げると満月と星空の明かりだけが世界を照らしていた。「こういう時に私の魔法が役立ちます。《ライト》」 セレナが頭上に光球を作ってくれたから、効果範囲の森が一気に明るくなった。 暗闇と森に潜んでいたアンデッドナイト、その上位のデスナイトも光に気づいて襲い掛かって来た。「ここのアンデッドVS俺のアンデッド
Dernière mise à jour : 2026-04-11 Read More