LOGIN三桁の体重と醜い容姿で、誰からも疎まれてきた男子高校生の少年は、深い森の中で目覚めた時、彼は「絶世の銀髪美少女」へと変貌を遂げていた。 ファンタジーゲームのキャラを使う「クロエ」と名乗る事にした。 彼女が手に入れた力は死者の魂をアンデッド化させる《ソウルマンサー》という能力だった。 美女のアンデッドというハーレムを作り上げる。
View Moreそれからゼルンが常連客になったり、ラヴレスト王国へ向けて準備期間中は高級宿泊宿に泊まってもらった。 王国正門前に来たゼルンはツルツル・スベスベの健康肌になっていた。 表情もトロける様にニコニコ笑顔になり、十分満足してくれて良かった。「キャメロットに数日滞在した感想はどうですか?」 現代の高級ホテルを個人的イメージで改装してあるから、もしかしたら不満やクレームがあったらまた改善しないといけない。 大浴場ではサウナを取り付けたり、働き探しの女性にスキル・《マッサージ》を習得させた。マッサージを受けたがる冒険者が多くて収入も多く入って助かっている。「全てが最高でした。クロエ様! 女性メイド達は皆一流でワシがお願いしようと思ったのを先読みして動いてくれる」 メイドにはスキル・《読心術》を与えているから、お客の思っている事は全て筒抜けである。 普通の客は当然の事ながら、中には一般人・冒険者に扮して他国からのスパイがいるかもしれないからな。 逆に《読心術》対策として心を読ませない、警戒心が強い者も怪しいとメイド達に警戒している。「大浴場はどうでしたか?」「王族の大浴場にもなかった「ジャグジー」なるモノは、泡が出てとても気持ちよかったです。「サウナ」では全身から汗が吹き出した後に水風呂に入る。というのを教えてもらいましたよ」「それは良かったです。マッサージはどうでした?」「可愛く、美人な女性達に全身マッサージを受けさせてもらったのですが……全身の筋肉がほぐれて、まるで天国に行ったかのような気持ち良さでした」「満足してくれて、私も嬉しく思います」 男性にとっては可愛い女性、美女にマッサージされるだけでも十分嬉しいのは当然、それが全員プロレベルだからさぞ気持ち良かっただろう。 ゼルンはこれから乗る馬車に目をやると驚いた。「これがクロエ様が乗る馬車ですかな? 見た事ない素材……これは鉱石を加工して使用しているのですか!?」 《ネットショップ》から引き出したチタン合金を使って、新しく現代風馬車を職人に作らせてもらい、軽量で頑丈だから馬の負担も軽減できる。 この世界の馬車はガタガタと揺れが激しいかったり、座り心地が悪く腰・お尻が悪くなるからな。「座り心地が良いソファを使っております、それに揺れは一切感じないので中で食事しても溢す心配無用です」「
あれから数日後。 キャメロット領土全体へと道路整備が広まる中、キャメロットの王国民の魔力がない一般女性も働ける様に、酒場とは別店舗『メイドカフェ』をオープンしていた。「おはようございます。ご主人様! お好きな席へどうぞ!」「朝からクロエちゃんの笑顔見るのが、一日の始まりになっちまった。モーニングセットをお願いしようかな!」「ありがとうございます。ご主人様に「モーニングセット」入りました!」 厨房ではスキル・《料理人》を共有化したお陰で、プロ顔負けの料理レベルを客に届けられる様になった。 基本的には朝食はパンケーキ類、サンドイッチ類、トースト・目玉焼き・カリカリベーコン。ザ・西洋人の口に合った朝食となっている。 王国民はリーズナブル価格となっていて、他所から来た冒険者・観光客からは適正値段として提供。 気に入れば王国住民となれば、俺が経営している店舗は安い価格提供できる。 また扉が開くと鈴が鳴り、新たなお客が入って来ると挨拶した。「おはようございます! お好きな席へどうぞ。はいお待たせしました。『トーストセット』です。おかわりのコーヒーをどうぞ」「待ってました! ありがとよ。クロエちゃんに淹れてもらうコーヒーなら無限に飲めるってもんよ」 待ってる間に空のコーヒーカップに注ぐと、他の客達からはサービスと接客業を褒められた。 上質な布地の洋服を着て、明らかに裕福層と分かるぽっちゃり男性客は店内と俺達メイドの姿を見ると……呆気に取られて目が点になっていた。「あ、あぁ……。そこのメイドよ。ここは酒場……とは違うのかね?」「ここは『メイドカフェ』といって、メイド達がお客に食事を定期するメイド型レストランとなっています。今は『モーニングタイム』なのでコーヒーを頼めば"無料"でバタートーストが付いて来ます」「むりょ、無料だと!? なるほど、その分は低品質な小麦やバター等を使っ……」「おいおい、おっさん。文句言う前にまずは自分の目で確かめて見ろって。ここのバタートーストに目玉焼き、カリカリベーコンを乗せて食うと美味いんだからよ!」 カウンターにいる若者が聞こえていたのか、今届いたばかりのトーストセット・無料トーストを見つめてギョッと驚いた。「こんな分厚いパンが無料だと!? こんな売り方正気の沙汰とは思えないぞ! ワシはラヴレスト王国で商人をし
「おぉ、これはとても綺麗だな」 魔力汚染の原因だったアンデッド公爵の魂が成仏した瞬間。 黒く濁っていた地下水が、ゆっくりと透明さを取り戻していく。 やがて地下ダム全体は、宝石のように透き通った神聖水へと変わっていた。「まさか綺麗な真水を国中で飲める様になるのね!」 《鑑定》を発動して水質検査したところ、《神聖水《極上品質》》という結果から、これで気兼ねなく飲めるだろう。 水属性魔導士による、ぼったくり詐欺被害も少なくなるとみていい。 試しに飲んでみる事にした。「うん、ここまで来た時の疲労感が一気に回復したな」「やっぱりクロエ様の作る水はとても美味しいです!」「最近はこの水のお陰で、他の水が飲めなくなったわね」 俺が神魔力を手に入れてから、仲間達は普通に飲む事が増えたから、味が変わらないというお墨付きだ。 セレナとシグルーンは絶賛しているが、モルガンは一口一口をゆっくり味わって喉を潤して答えた。「こんな美味しい水を日常的に飲める貴女達が羨ましいわ。この味を国民に早く教えたいわ」「今は頭上に神聖属性を発動しているから、神聖水のままだ。一度効果を切ったら直ぐに普通の水に戻ってしまう」 ダムの壁面に神聖属性の魔法陣を展開して、相乗効果が得られる様に複数を貼り付けておいた。 これで外から流れた魔力汚染された水も流れた瞬間、即座に神聖水に変えられる便利機能だ。 そこにニーナが提案しだした。「そこの魔法陣に私の《バフ》も術式に加えても良いですか? 一般庶民は戦闘とは関係ないですが、健康面や怪我の回復力を高める事が出来ます」「そうだな。この水を飲んだり、この水を使ったアルコール類や炭酸水で《バフ》を得られる冒険者だって、増えてくれると頼もしいしな」 ニーナが神聖属性の魔法陣に《身体強化》・《魔力汚染無効》・《状態異常無効》・《体力上昇》・《魔力上昇》・《全能力値50%上昇》の術式を加える。「こんな《バフ》見た事ないわ。他国が見たら国民を徴兵して戦争レベルにする勢いだと勘違いされるわね」「徴兵はともかく、魔力・スキルが無いから冒険者になれない国民だっているはずだ。自ら率先して冒険者になりたい人も増えるはずだ!」 早速期待しながら、気長に待つ事にしよう。「次の改善は獣道の道路整備だったわね」「それは職人達と働きアリ達に任せてある。明日
この数週間でキャメロットとローゼリアンデッドの両国民に早急に洋式便器の設置を広める事が出来た。 最初は3人みたいに抵抗感を見せられたが、1人に体感させて爽快感を知ってもらい、そこから1人又1人と少しずつ広める事に成功した。 ローゼリアンデッドの方は元から下水道処理もされているから、簡単に終わったが、キャメロットの方はあまり処理されておらず、少し手間取ったが早急に終わらせる事が出来た。 これで悪臭問題だけでなく、疫病対策にも繋がるから心配は消えた。 モルガンは、まさかコスト0で国中の大工事を終わらせた事に大喜びしていた。「まさか短い期間で終わらせられる何て奇跡よ!」「両国民から汚物の悪臭が消えたって声も聞いたな。それほど国民も実は嫌がっていたんだな。次のインフラ整備としては……」 モルガンが持っていた改善リストを眺めるも、まだまだ沢山あるが一つずつ改善していけば終わらせられる。 それに働きアリ達も仕事を欲している。 人手不足を補える上、必要な道具も全て揃えられるから、最低限のコストで進められる。「次は水道・浄水問題だな」 基本的に水属性魔導士以外の人間は、飲み水をアイテム屋で購入する必要がある。 他にも水属性魔導士が氷・水を商売しているが、ぼったくりにも程がある金額だ。 生きている以上飲み水は必要不可欠だからな、お金が無くても飲める様に王都市部・各地域にある井戸水を綺麗にしなければならない。「魔界から流れる魔力のせいで、大地も汚染されているから自然の水は危険ね。死にはしないけど……体調不良何てのもあるわ」 キャメロット王国の地下には、山脈から流れ込む巨大な地下水脈が存在している。コレも神聖教会のシスターに水を浄化してもらっていた。 俺のせいでお布施として、ぼったくられていたのだとか。 まさか俺のせいで、他国の民がツケを払っていた事になるとは申し訳ない。誰も飲み水に困らない国を目指さないとな。「そもそも何でゲートをあそこに作って、魔王や魔族共は仕掛けないんだ?」「前回の勇者様と魔王の決戦によって、魔王と魔王軍は壊滅的な打撃を受けたわ。その証拠に10年は魔王は見てないわ」「それで前回の勇者様は?」「無事、我々人類が勝利を収めたけど……勇者は依然として行方不明。噂によると魔王と相打ちなったと言われているわ」 もしかしてまだ魔界