Semua Bab 目覚めたら美少女ネクロマンサーだった件: Bab 61 - Bab 63

63 Bab

60話 鍛冶工房

 変なトラブルもあったが、防具の買い物は無事済ませた。 収納魔法・《インベントリー》から直接、服装を防具へと早着替えする事ができた。 内側から冷気が風に乗って全身へと循環するから、この山脈や火山地帯にいても暑さや熱気がほとんど感じない。 金属鎧特有の重さや圧迫感も無く、この服装のまま普通に眠れそうなくらい快適だった。「とても快適な気分です、ありがとうございます。クロエ様!」「動きやすいわ。コレなら戦闘も問題ないわ。ありがとね。クロエ」 姉妹の戦闘防具に不満はないみたいで良かった。 ミニスカだから、中が見えそうで見えない絶妙なラインが、男心を刺激するには十分だった。 そして戦闘メイド服の俺とニーナはというとーー。「こちらの方がご主人様を護衛するのに、動き易さ重視となっているみたいですね。ありがとうございます。クロエ様」「皆が喜んでもらえて良かったよ。まだ時間があるし、今度は武器を見てこようか」 俺の提案にシグルーンが鞘から剣を抜いて、刀身を確かめる。「それは良いけど、モンスターの弱点属性なんか気にならない程、神聖属性が強過ぎるわよ。それに斬れ味・強度・自動修復もあるから常に新品状態で戦っているようなものよ?」「まぁ旅をするからには、その地方の防具や武器に合わせた方が楽しいって」 ファンタジーゲームで新しい街に到着したら、武器や防具を新しく購入したものの、ダンジョンの宝箱で購入したのが出たりするんだよな。 あっ……すっかり忘れていた。 まぁ、この異世界のダンジョンが同じとは限らないし、買っておいて損はないだろう。 セレナが良い案を思いついたのか、手をポンと叩いて答えた。「リチャード王から鉱石のお土産を貰ったので、鍛冶屋に行って新しく武器を作ってもらうのも良いかもしれませんね」「そうだな、それも良いかもな!」 という事で制作した武具を武器屋・防具屋に卸している、鍛冶屋の元に行く事にした。 ♢♢♢ 中に入ると冒険者達が様々な武具を見回っているが、彼女達は氷属性付与された武具を装着してないのか、全身から汗が滝のように流れていた。 俺達は暑さ対策の防具を着てるから良かったものの、こんな汗だくのまま見回るだなんて正気の沙汰とは思えない。 特に鍛冶屋は常に炎を絶やさない様にしているから、室内だから外よりも更に気温・湿度が高い。 彼
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61話 最強武具

 鍛冶屋の空気が一瞬で止まった。「……は? 今なんと言った?」 デッケンが目を見開いたまま固まっている。 俺の装備していた戦闘メイド服は、黒と蒼を基調とした禍々しくも神聖な色合いへ変化……というよりも進化していた。 氷属性鉱石だった部分には淡い蒼光が流れ、まるで生きているように脈動している。「創世級クラスに……なっちゃいましたね」「そんな簡単になられたら、鍛冶屋は廃業じゃぞ……だが! 近くで見てもよいかの?」 俺の許可を得る前から、既にドワーフの老人が間近にいるから鼻息が脚に当たっている。 下手したら生脚に興奮している変態オッサンだろうが、ここは一つ職人だからと目を瞑ろう。「ど、どうぞ」「何と神々しい姿じゃ! これが創世級クラスの防具とは!」 そして空気そのものが変わり始めた。 店内の異変に気付いて冒険者達が中に入って来ると、俺の装備を見て圧倒されていた。「何だその装備!?」「とっても可愛い、私も欲しい!」「俺もあんな見た目で、カッコいい防具が欲しいぜ!」「まさかデッケンさんがあんな伝説の防具作ったのかよ!」 ざわめき始める店内に慌てて、デッケンは冒険者達を外に追い出して看板を「CLOSED」に入れ替えて扉を厳重にロックした。「……ハッ! ワシにそんな技術あったら、王国から追い出されるわけなかろうて! 今日は大事な仕事で店仕舞いじゃ!」 俺達は奥にある鍛冶工房へと連れて行かれた。「お前さんらはちょっとこっちに来るんじゃ。……ふぅ、危ない危ない。危うくワシが作った事にされるところだった!」 自分がこんなモノを作れると勘違いされたら、他の冒険者達からも作ってくれと勘違いされるからな。 まさか思いつきで試しただけなのに、本当に出来るなんて俺も予想外だったからな。「デッケンさんに迷惑掛ける事になるとは、申し訳ないです」「ワシの事は気にせんと……お嬢ちゃん。お前さん、本当に何者じゃ? 創世級クラスの武器を一から作るならまだしも、最低ランクの一般級クラスから一気に創世級クラスまで進化させるだなんて聞いた事がないぞ!」 汗を流しながら、俺の戦闘メイド服を凝視している。「王国の女王ですよ。たまに長年愛用していた武具に持ち主の魔力が流れて成長する〜なんて
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62話 新たなる旅

 鍛冶工房に激しい金属音が響き渡る。 ―カンッ! カンッ! カンッ! さっきまで老人だったとは思えない美少女ドワーフ――デッケンが、上機嫌で槌を振るっていた。 神魔力を得た影響なのか、全身から淡い蒼白の魔力を噴き出しながら、真っ赤に熱した金属を何度も叩き続けている。『ふははははッ! これじゃ! これこそワシが求めていた力じゃあああッ‼︎‼︎ 魔力が絶えない、減らない、体に苦痛もない!』 いや、テンション高過ぎるだろ。 その度に鍛冶場全体へ衝撃波みたいな熱風が吹き荒れた。 普通の鍛冶師なら汗だくで倒れていてもおかしくないのに、デッケンはむしろどんどん元気になっている。『見える……金属の声が聞こえるわぁああッ! 完成じゃッ‼︎』 普通なら数日掛けて完成する武器が、3時間の末に完成したらしい。「どんなものができあがりました?」 デッケンの手にはロングソードが握られており、刀身部分には氷属性が付与されていた。「握りやすいし、何より軽いわ。これなら動きやすいわ」 シグルーンが刀身を振るう度に、氷属性の冷気がブワッと周囲へ広がった。まるでクーラーを浴びてるかのように冷んやり涼しい。『それと妹さん用の武器も作れたぞ、ほれ!』 予想外だったのかセレナも武器・氷属性付与された魔力杖を受け取ると、喜びながら感謝を伝えた。「私にも、ありがとうございます! では早速」 魔杖へ魔力を流した瞬間、《アイスボール》が次々と自動生成された。 しかもセレナ自身の氷属性魔力は一切消費していない。 さらに《アイスブースター》という効果まで付与されているらしく、氷属性魔法の威力そのものも底上げされていた。 初級《ボール》だけじゃなく、《アイシクルランス》という氷属性で創成された円錐型の槍が複数出現してカカシを貫いた。 この火山地帯は火属性モンスターメインだから、水・氷属性がかなり活躍出来そうだ。 自ら作った力作である氷の魔剣・氷の魔杖の効果を見たデッケンは、満面の笑みを見せた。『感謝を言うのはワシの方じゃ! まさかこんな簡単に創世級クラスの武器が作れるとは思わなかったわい』 デッケンは「うんうん」と頷きながら、いつもの癖で結んでいた髭を触ろうとしたが、そこには髭が無い事を忘れていたらしい。 慣れた様子で腕組みしようとしたが、膨らんだ胸に腕
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