「このペースだと後、数時間で到着しそうですな」「分かりました」 本来なら1週間掛けて到着する距離だが、モンスターや盗賊をも簡単に倒してスムーズに到着しそうだと言ってくれた。 国境を超えた辺りからは獣人種達を多く見かける様になり、犬耳・猫耳とそして尻尾。 獣人種の中には人間種よりもガタイが良く、まるで筋肉の塊みたいなのもいる。こんな鍛えられていたら魔法なんか使えなくても、圧倒的な物理攻撃力でも何とかなりそうな勢いがある。 5日目の朝、本来ならば夜中も常に夜行性型モンスター、他にもアンデッド系モンスターが多く出現するらしい。 だが俺のアンデッドの美女兵士達に敵うはずもなく、ゼルンが雇った護衛・冒険者パーティ達もわざわざ命を掛けずに済む。 窓から手を振っているのが見えて開くと、馬に乗っている護衛・冒険者パーティが話しかけてきた。「このホットコーンスープという飲み物、実に美味かった。ありがとうございます」「えぇ、まさか長旅中に新鮮な野菜を使った「サンドイッチ」が食べられるなんて思ってもみなかったわ」「というか本来は俺達が護衛として雇われたのに、何もせず付いてきてるだけだからな。それはそれで申し訳なく思ってきたな」「しかも私達の装備もバージョンアップしてくれて感謝しています!」 彼等の為に夜中も見張りながら進むから、馬の為に休ませたり一時休憩も取っている。 その時に夜食として体が温まるコーンスープ(保温ボトル)やサンドイッチを提供してあげた。 彼等が使っている防具・武器は使い込まれていたから、時間魔法・《リバース》で新品同様にした。 そこから彼等が欲しがっていた、魔法属性を《錬金術》で付与してあげて攻撃力・防御力を上げる事ができた。 言わばコレはどこまで《錬金術》として属性付与したり、防具・武器の能力値を上昇させる事が出来るかという実験も兼ねていたのだ。「満足していただけで良かったです。武器・防具に関してはコレを使って他の冒険者達にも広めておいてくださいね」「ここまでしてくれたんだ。言われなくてもクロエ様の事を他の連中にも話しておきますよ!」 「早く実戦で使ってみたいけど。まずは馬達を休憩させたいので、あそこの広場で休みましょう」「では世が明けたので朝食にしましょう」 この数日間を共にしたが、ゼルンはストレスや苦痛どころか快適な旅だ
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