俺は毎朝の習慣で6時に目を覚ました。隣には気持ちよさそうに眠る涼が居た。俺は涼の髪をそっと撫でた。「うーん……つかさ、さん?」「起こしたか?まだ寝てていいよ」「うん……すぅ……」涼は俺に抱きつくと、再び、眠りについた。「可愛いな」俺は涼の寝顔を眺めた。これが愛おしいということなのだろうか?俺は涼と出会って色々な感情を知った。今、この瞬間に抱いている感情も俺にとって言葉にできない複雑なものだ。だがこれだけは言える。今朝の目覚めは今までで一番幸せだと。「司さん、おはようございます」目を覚ますと、涼の笑顔が俺の視界に入ってきた。どうやら、あの後、俺は寝てしまったようだ。「おはよう。今、何時だ?」「8時です」「久々によく寝た」俺は伸びをした。涼は着替えを既に済ませていた。「わるい、すぐ支度する」「慌てなくていいですよ。司さんの寝顔ならずっと眺めていたいくらいです」「やめてくれ/」「なんで?」涼が耳元で囁いた。「涼、今のわざとだろ/」「司さんが可愛いから」俺は起き上がった。「あーあ、起きちゃった」「腹減ったんだよ」俺は無理やり話題を逸らした。「俺も空きました」「このホテルの朝食は絶品だから」「ヘぇ」「どうした?」「朝食も食べたことあるんだ」涼がそっぽを向いてしまった。「妬いてるのか?」「言いません」俺は機嫌を損ねた涼の頭を優しく撫でた。「朝食はいつもひとりで食べてる。誰かとここで一緒に食べるのは今日が初めてだよ」「ほんと?」「ほんと」「なら許す」すると、涼は俺を引き寄せ、不意打ちに唇に軽くキスをした。「涼///」「許すからキスしていい?」「してから聞くなよ//」「ごめん」涼は微笑みながら、もう一度、俺の唇に優しくキスをした。「なんだ?」「司さんって、何してても絵になるなと思って」「そんな事ないだろ」「いや、あります」涼は即答した。「完壁な司さんの唯一の弱みを知っている俺は幸せ者ですね」「それは///」「もっと、司さんのことが知りたいです。俺、こんなにも相手の事を知りたいと思ったことは初めてなんです」「俺はそんな涼が羨ましいよ」「どうして?」「素直に思ったことが言えるから」「それは司さんにだけです」「だからそういう所だよ/」「照れてます?」涼は俺の顔を覗き込んだ。
Last Updated : 2026-04-29 Read more