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初めてのデート、二人きりの夜

Author: るな
last update publish date: 2026-05-02 11:13:26

「お邪魔します」

「どうぞ」

涼は遠慮がちにリビングへと入ってきた。そして、窓から夜景を見て目を丸くした。

「ここ、家ですか?ホテルみたい」

「んはっ、俺ん家」

「きれい……」

「ここからの景色が気に入って、この部屋にしたからな」

この夜景を誰かと眺める日が来るなんて思ってもみなかった。だけど今は隣に涼が居る。それはまるで、足りなかったピースがぴったりとはまるような感覚。涼の存在が俺を変えた。俺はそっと涼に近づき、後ろから優しく抱き締めた。すると、窓越しに涼の顔が映った。

「司さん、家に呼んでくれてありがとう」

「こちらこそ来てくれてありがとう」

「司さんの家に来た恋人って俺が初めて?」

「そう。涼が初めて」

「やった。司さんの初めてもらえた」

「嬉しい?」

「とっても」

俺は抱き締める腕の力を緩めて、涼と向かい合った。

「外から見えない?」

「見えてもいいだろ」

「ははっ、司さん、変わったね」

「俺を変えたのは涼だよ」

俺はワインをグラスに注いだ。

「ワインを飲んでる司さんは絵になるなぁ」

「いつも見てるだろ?」

「いつ見ても格好いいんです」

涼がソファーに座り、俺にもたれ掛かりな
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