ピピピピピ……スマホのアラームが7時を告げた。隣をみると、司さんが綺麗な寝顔で眠っていた。「おはよう」俺は司さんの頬にキスをすると、起こさないようにそっとベッドから起き上がった。俺は軽くシャワーを浴び、着替えを済ませた。そして朝ごはんの支度に取り掛かった。今朝はサンドイッチを作ることにした。「できた」その時、ちょうど司さんが起きてきた。「おはよう」寝起きの低めの声も格好いい。俺は思わず聞き惚れてしまった。「おはよう。起こしちゃったかな?」「ううん、ゆっくり眠れた。それより起きたら涼が居なかった」そういうと、司さんは俺を後ろから抱き締めた。「朝ごはん作ってくれたんだ。ありがとう」「サンドイッチだよ。食べれそう?」「うん。好き。着替えてくる」「はーい。飲み物はコーヒーでいい?」「うん」俺は司さんが支度をしている間に、コーヒーを淹れ、テーブルに朝食を並べた。「お待たせ」スーツを身に纏った司さんが、キッチンに現れた。「ん?どうした?」「ううん、何でもない/それより食べよう」「そうだな。9時に出れば大学に間に合うんだよな?」「うん。ここから駅まで歩いてどれくらいかな?」俺はスマホで学校までの経路を調べた。そんな俺の様子を見ていた司さんが言った。「送ってくよ」「司さん、午後出なんでしょ?ゆっくりしてて?」「十分ゆっくりしてるから。それに、車の方が涼と長く居られる」「朝からなんでそんなに格好いいの?/」「いつも通りだけど?」司さんは、美味しそうにサンドイッチを頬張りながら微笑んだ。「ご馳走様でした。美味しかった」「良かった」「洗い物はしておくから、涼は支度しておいで」「うん。ありがとう」俺は司さんの言葉に甘えて、洗面所で髪をセットすることにした。いつものように、前髪にアイロンをかけ、全体にワックスをつける。「よし、できた」ヘアスタイルが上手く決まる日は朝から気分がいい。リビングに戻ると、洗い物を終えた司さんがソファーで新聞を読んでいた。俺は司さんの邪魔をしないように、静かに隣に座った。すると、俺に気づいた司さんが声を掛けた。「終わった?」「うん」 「これ」すると、司さんは小さなボトルを俺に差し出した。「俺の香水欲しいって言ってただろ?」「もらっていいの?」「もちろん」「ありがとう。嬉
Last Updated : 2026-05-16 Read more