ここは高級ホテルの最上階。夜景を眺めながら高嶺司は、バーで出会った男性と甘い行為の真っ最中。「司さん、んん、あぁぁっ///」「んんっ、もっとだろ?」俺は相手を煽る。「……はい。もっと欲しいです……」俺は、相手の唇を貪りながら、腰を激しく上下に振った。「んんんっ、あぁぁぁっ///も、いくっ///」相手の男性は気持ちよさそうに絶頂を迎えた。「司さん、最高でした。また連絡してもいいですか?」俺は返事をする代わりに微笑んだ。「それでは俺は先に」「気をつけて」俺は男性を見送った。「はぁー、しんどかった」今日も言えなかった。俺は攻めではなく、受けなんだと。攻めるよりも、攻められたいんだと。今夜も俺は満たされなかった。いつになったら、俺は最高の夜を過ごすことが出来るのだろうか。「あはははっ、それでまた格好つけちゃったの?」「笑うなよ。俺だって必死だったんだから」次の日、俺は高校の同級生が営んでいるゲイバーを訪れ、いつものようにヤケ酒を煽った。「確かに、司をみて受けと思う人は居ないかもね」「そこなんだよ。人は見た目じゃない」「でも、司みたいにワンナイトの人たちは、見た目重視になるしね。そろそろちゃんと恋愛したら?自分の性癖もさらけ出せるような人とさ」確かにそれは一理ある。でも、俺は恋愛に時間をとられることが苦手だ。だからこそ、俺の性癖を瞬時に見抜いてくれるような相手を見つけたい。「あー、俺はいつになったら満たされるんだ?」「はいはい。もうそれ口癖になってるわよ」「いっその事、俺とやるか?圭なら俺の性癖知ってるしさ」「私は、客と寝ない主義なの。自分で探しなさい」「やっぱりダメか」「当たり前でしょ。簡単に出会えるなんて甘い考え捨てる事ね」圭が俺に正論を放った時、その男性は現れた。俺は決めた。今夜こそは、満たされてみせると。「いらっしゃい。久しぶりね。涼くん」その男性は、涼というらしい。「課題に追われてて。やっと落ち着きました」会話の内容から大学生ってとこか。切れ長の目に、無造作にセットされた茶髪、スラッとしていて均一のとれている体型。まさに、俺好み。彼に抱かれたい。俺は生唾を飲み込んだ。そして、俺はその男性に声を掛けた。「きみ、一人?」「はい。ナンパなら他当たってください」この素っ気なさ。ますます俺の性癖に
Last Updated : 2026-04-19 Read more