実は、俺⋯受けなんです!

実は、俺⋯受けなんです!

last updateLast Updated : 2026-04-20
By:  るなUpdated just now
Language: Japanese
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ギャップに悩むエリート商社マン(受け)がハマった相手は年下大学生(攻め)だった。 容姿端麗、頭脳明晰、エリート商社マンの高嶺司は、今夜も好みの男性と熱い夜を過ごしていた。 けれど、彼が満たされることはない。 なぜなら、司には秘密にしている性癖があった。それは、攻めではなく〝受け〟だということ。 そんな時に出会った大学生の涼。 司は欲求を満たしてくれる涼との営みに次第に溺れていく。 しかし、涼にも秘密があって…… 過激な駆け引きの末、拗らせた2人が辿り着く結末とは?

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Chapter 1

偽りの攻め

ここは高級ホテルの最上階。夜景を眺めながら高嶺司は、バーで出会った男性と甘い行為の真っ最中。

「司さん、んん、あぁぁっ///」

「んんっ、もっとだろ?」

俺は相手を煽る。

「……はい。もっと欲しいです……」

俺は、相手の唇を貪りながら、腰を激しく上下に振った。

「んんんっ、あぁぁぁっ///も、いくっ///」

相手の男性は気持ちよさそうに絶頂を迎えた。

「司さん、最高でした。また連絡してもいいですか?」

俺は返事をする代わりに微笑んだ。

「それでは俺は先に」

「気をつけて」

俺は男性を見送った。

「はぁー、しんどかった」

今日も言えなかった。俺は攻めではなく、受けなんだと。攻めるよりも、攻められたいんだと。

今夜も俺は満たされなかった。いつになったら、俺は最高の夜を過ごすことが出来るのだろうか。

「あはははっ、それでまた格好つけちゃったの?」

「笑うなよ。俺だって必死だったんだから」

次の日、俺は高校の同級生が営んでいるゲイバーを訪れ、いつものようにヤケ酒を煽った。

「確かに、司をみて受けと思う人は居ないかもね」

「そこなんだよ。人は見た目じゃない」

「でも、司みたいにワンナイトの人たちは、見た目重視になるしね。そろそろちゃんと恋愛したら?自分の性癖もさらけ出せるような人とさ」

確かにそれは一理ある。でも、俺は恋愛に時間をとられることが苦手だ。だからこそ、俺の性癖を瞬時に見抜いてくれるような相手を見つけたい。

「あー、俺はいつになったら満たされるんだ?」

「はいはい。もうそれ口癖になってるわよ」

「いっその事、俺とやるか?圭なら俺の性癖知ってるしさ」

「私は、客と寝ない主義なの。自分で探しなさい」

「やっぱりダメか」

「当たり前でしょ。簡単に出会えるなんて甘い考え捨てる事ね」

圭が俺に正論を放った時、その男性は現れた。

俺は決めた。今夜こそは、満たされてみせると。

「いらっしゃい。久しぶりね。涼くん」

その男性は、涼というらしい。

「課題に追われてて。やっと落ち着きました」

会話の内容から大学生ってとこか。切れ長の目に、無造作にセットされた茶髪、スラッとしていて均一のとれている体型。まさに、俺好み。

彼に抱かれたい。俺は生唾を飲み込んだ。

そして、俺はその男性に声を掛けた。

「きみ、一人?」

「はい。ナンパなら他当たってください」

この素っ気なさ。ますます俺の性癖にささる。

「あははっ、司が振られてるし」

「え、ママの知り合い?」

「そう。高校の同級生。司っていうんだけど、わるいやつじゃないから」

「おい、紹介の仕方が雑だぞ」

「そうだったんですね。すみませんでした。俺は涼って言います」

「涼くん、大学生?」

俺は尋ねた。

「はい、三年です」

「そっか、ここへはよく来るの?」

「月に二、三回くらいかな。寂しくなるとつい来てしまって」

「ってことは、今夜は寂しいんだね」

俺は涼に微笑みかけた。

「それをいうなら司さんもでしょ?」

「ん?俺?」

「寂しくて来たんじゃないの?」   

涼はさりげなく俺の手に触れた。きっと、彼は慣れている。俺は様子をみるために、一旦、その手を離し、酒を追加で注文した。今夜の相手は彼で正解か。駆け引きが始まった。

「お酒強いんだね」

「人並みには。司さんは強そう」

「よく言われる」

「でもさ、見た目と違うことってあるよね」

その言葉に俺は敏感に反応した。 やっぱり、今夜の相手は彼がいい。本心は喰われたいが、喰うことになったとしても彼がいい。

「行く?この上」

「俺と寝たいの?」

涼が耳元で囁く。俺は何も言わずに、涼にホテルのカードキーを渡した。

「ふーん。司さん慣れてるね」

「そっちこそ」

「圭、ご馳走様。また来るよ」

「はーい。二人とも良い夜を」

俺たちはバーから出ると、ホテルの部屋へと向かった。

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