半年もすると、ノエルは必要な知識をすべて身につけ、時間に余裕が出来てくる。構ってもらえる日が増え、フォルターとしては嬉しい限りだが、ノエルの調教は奴隷見習いの頃と比べ物にならないほど激しいものとなった。 限界までアナルに液体を注いで栓をして敷地内を散歩させたり、1日の食事をノエルの精液のみにしたり……。時には全身を蝋で覆うこともあったし、犬の相手をさせられたこともあった。それでもフォルターは、ノエルといられるならと、すべて受け入れた。「さて、今日はいつもと違った遊びをしようか。珍しく、今日1日の予定がないんだ」 ノエルは天井からの垂れる何本もの鎖で縛り上げられたフォルターを揺らしながら、楽しそうに言う。フォルターは後ろ手に縛られ、M字開脚の状態で吊るされている。地面に接触していない不安定さが、フォルターの興奮を煽り立てる。(ノエル様とずっといられる……!) 喜びもつかの間、ノエルが持ってきた物騒なもので涙目になる。「ノ、ノエル様、それは、なんですか……?」 ノエルが持ってきたのは細長い瓶で、中は薄紫色の液体で満たされ、30センチはありそうな針が何本も入っている。「これは遠い国の媚薬だよ。強すぎるから、あまり出回らないんだけどね。というか、禁止されてるから、裏ルートからじゃないと入手できないんだ」「何故、針が入ってるんですか?」「これはただの針じゃないよ。注射針のように、空洞になってるんだ。これで媚薬を体内にも入れてあげる」「こ、怖い、です……」「おっと、いけないいけない。この媚薬は強力だから、手袋をしないとね」 ノエルは思い出したように言うと、ゴム手袋をして瓶の蓋を開ける。甘い匂いにクラクラしそうだ。「ふふ、どこから刺そうかなぁ?」 ノエルは2本の針を持つと、楽しそうにフォルターの体を眺める。「嫌です! 他のことならなんでもしますから!」 フォルターは必死にもがくが、鎖が音を立てるだけ。様々な媚薬を使われてきたから、匂いで分かる。あの媚薬は、今まで使われた媚薬と比べ物にならないほど強い。そんなものを使われて、無事で済む気がしない。下手すれば、廃人になってしまう。「じっとして。変なところに刺さっちゃうだろ?」「嫌です! それだけは、どうか……!」 涙目で訴えるフォルターを、ノエルは氷よりも冷たい目で見る。(あ、まずい……)
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