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47話

Autor: 東雲桃矢
last update Data de publicação: 2026-06-10 16:53:08

「ノエル? あなたも呼び出されていたのね」

 広間に入ってきたのはカリナだ。彼女はノエルを見つけると安心して隣に座る。

「顔色が悪いけど、大丈夫?」

「ちょっと、信じられないものを見てしまって……」

 ノエルはカリナによりかかり、自分を落ち着かせるように息を吐く。

「もしかして、私達が呼び出された理由を知ってるの?」

「知ってるけど、僕の口からは、とても……」

「分かった、無理に聞かないわ」

 カリナはノエルの手を握り、安心させるように微笑む。

(ごめんよ、カリナ。君のお父さん、壊しちゃった。けど、いいよね。あんな悪趣味なことをしてるんだから)

 カリナに甘えながら、ノエルは心の中で謝罪する。

 数分後、王妃や家臣、側近などが広間に入ってソファに座る。誰もが顔色の悪いノエルを心配した。

「これだけ揃っているのに、国王がいないとはどういうことです? それに、家臣も何人かいませんが……」

 側近は不思議そうに集まった人々の顔を見回す。彼の言う通り、国王も数名の家臣も来ていない。

「真夜中に私達を叩き起こして集めたんです。さぞかし重要なことなのでしょうね?」

 まだねむそうな王妃は、不機嫌
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  • 奴隷遊戯の成れの果て   47話

    「ノエル? あなたも呼び出されていたのね」 広間に入ってきたのはカリナだ。彼女はノエルを見つけると安心して隣に座る。「顔色が悪いけど、大丈夫?」「ちょっと、信じられないものを見てしまって……」 ノエルはカリナによりかかり、自分を落ち着かせるように息を吐く。「もしかして、私達が呼び出された理由を知ってるの?」「知ってるけど、僕の口からは、とても……」「分かった、無理に聞かないわ」 カリナはノエルの手を握り、安心させるように微笑む。(ごめんよ、カリナ。君のお父さん、壊しちゃった。けど、いいよね。あんな悪趣味なことをしてるんだから) カリナに甘えながら、ノエルは心の中で謝罪する。 数分後、王妃や家臣、側近などが広間に入ってソファに座る。誰もが顔色の悪いノエルを心配した。「これだけ揃っているのに、国王がいないとはどういうことです? それに、家臣も何人かいませんが……」 側近は不思議そうに集まった人々の顔を見回す。彼の言う通り、国王も数名の家臣も来ていない。「真夜中に私達を叩き起こして集めたんです。さぞかし重要なことなのでしょうね?」 まだねむそうな王妃は、不機嫌そうに腕を組み、お茶を運ぶ侍女を睨みつける。侍女は震えながらそそくさと部屋を出ていった。 しばらくすると、兵士長のゼファーが部屋に入ってきた。誰もが彼に注目する。「夜更けにお集まりいただき、感謝いたします」「それで、何があったの? あの人の姿はないようだけど?」 王妃が責めるように言うと、ゼファーはちらりとノエルを見る。「実は、国王様と、現在ここにいない家臣ですが、その、理性を失った状態で発見されまして……」 ゼファーなりに言葉を選んで発言したのだろうが、あまりにも曖昧な説明で、誰も理解していない様子だ。「もっとはっきり言いなさい」「僕が、説明します」 ノエルは立ち上がり、ゼファーをかばうように彼の前に立つ。「僕が発見者です。ゼファーの説明は分かりにくかったでしょうが、あまりにもショッキングな出来事で、はっきり言うのをためらったのでしょう。ですが、それでは皆様のためになりません。僕がこれから話すのは、残酷な事実です」 ノエルはそう前置きをすると、お茶をひと口飲んで胸をさすり、自分を落ち着かせようとする。「少し前、僕は勉強をしようと書庫に行きました。奥から獣のよう

  • 奴隷遊戯の成れの果て   46話

     夜、ノエルはカリナにおやすみのキスをすると、客室に戻り、ランタンを取る。「さてさて、どうなってるかな」 ランタンを片手に書庫へ向かう。国王達の安否を確認するためだ。あれだけ強力な媚薬をフォルターに使ったのだ。国王達もタダでは済むまい。 書庫に入り、本棚に近づくと、微かに喘ぎ声が聞こえた。防音対策がされているというのに。秘密の扉を開けると、淫靡なにおいと熱気が漂い、獣のような声が書庫に響いた。「んおおっ♡ んぎ、ひいぃ♡」「もっと、もっとだ!」「あぁ、いいぞ!」 そこはまさに地獄絵図。フォルターと奴隷少年達が国王や家臣に犯されている。もうとっくに出し尽くしたというのに、勃起が収まらず、交尾を続けているようだ。 ノエルはランタンを落とし、叫び声を上げる。すると、いくつもの足音が書庫になだれ込んでくる。「何事だ!?」「誰がいる!?」 城内の見回りをしていた兵士達が駆けつける。ノエルは兵士の元へ駆け寄り、腕を掴んだ。「こ、国王様が!」「ノエル様! ご無事ですか? この声は、いや、あの部屋は一体……」「僕にも分からない……。本を借りようと来たら、声が聞こえて、本棚の扉が少し開いてて、そこを開けたら、あんな……!」 ノエルは顔を覆って震え、兵士にしがみつく。しがみつかれた兵士は、ノエルの背中をさすり、落ち着かせようとする。「な、なんだこれは!」 隠し部屋を確認した兵士は、驚きのあまり腰を抜かす。「なにがあった? 国王様は無事なのか?」「お前はノエル様を落ち着ける場所に連れて行ってくれ。それと、応援を呼ぶこと。王族を全員、一つの部屋に集めること。いいな?」「それだけ緊急事態ということか……?」 ノエルをなだめていた兵士は、隠し部屋の中をちらりと見ると、顔をしかめた。「これは確かに、王族の方々を集める必要があるな。ノエル様、動けますか?」「あぁ、なんとか……」 ノエルは兵士に支えられながら広間に行くと、ソファに座らせてもらった。広間に行く途中、兵士は他の見回りを見つけると声をかけ、侍女を起こして王族や家臣などを広間に集め、彼らにお茶を用意するように頼んでいた。「もうすぐ、侍女がお茶を持ってきます」「ありがとう……」「私は、これで」 兵士は小走りで広間から出る。きっと彼も、あの隠し部屋に戻るのだろう。(ちょろいものだ) 

  • 奴隷遊戯の成れの果て   45話

     一方その頃国王は、家臣達にあとで隠し部屋に来るように言い、一足先に来ていた。「この箱か。どれどれ」 期待に胸を踊らせながら箱を開けると、甘く淫靡な香りが広がった。箱の中ではリボンで飾り立てられたフォルターが、締まりの無いアヘ顔で腰を振っている。バキバキに勃起したペニスからは、だらだらと精液が垂れている。「ノエルめ、やりすぎだ。だが、これはこれでいいぞ」 国王はフォルターを箱から出すとベッドに寝かせ、覆いかぶさる。「んあぁ♡ ちんぽぉ♡」「よしよし、今すぐくれてやるからな」 興奮しきった国王は服を投げ捨てると、フォルターのアナルに入っている栓を抜いた。「んおぉ♡」 栓が抜かれると、アナルから腸液と媚薬が混じった液が零れる。国王はそれを音を立てながらすすった。「んん、甘露甘露」「ひああぁっ♡」 すっかり理性を失ったフォルターは、自分が嫌いな中年男を相手にしているというのに、よがり狂う。その姿が国王を更に興奮させた。「もう我慢ならん!」「ふひいいぃ♡」 国王は美男子達をよがらせるために改造したペニスを、強引に押し込む。国王のペニスにはパールやリングが入っており、長さは驚異の25センチ越え。太さも平均よりも一回り太い。 フォルターは乱暴に押し込まれただけで絶頂する。ある程度拡張調教されていても、国王の凶悪なペニスを入れられると、裂けて泣く者が多い。だが、ずっと拡張され続けていたフォルターのアナルは、なんなく国王のペニスを飲み込んだ。 国王はフォルターの腰を掴み、本能が赴くままに腰を打ち付ける。長いペニスが結腸を貫き、リングやパールが、前立腺をゴリゴリ刺激する。フォルターはほとんどイきっぱなしになってしまった。「んお、おおっ♡ おぐ、んいいぃ♡」「そうかそうか、奥がそんなにいいか。もっと突いてやろう」「ひぎゃあああっ♡」 脳処理が追いつかないほどの快楽に、フォルターは悲鳴に近い嬌声をあげ、媚びるように腰を振り、ナカをうねらせる。「おぉ、これはいい! ますますお前が気に入ったぞ、フォルター。はぁ、くっ! このまま奥に、出してやる!」 媚薬が国王にも回り、彼はいつもより早く射精する。フォルターは獣のような声をあげ、母乳を噴射させる。「母乳まで出るとは、素晴らしい!」 国王は夢中でフォルターの乳首にしゃぶりつき、母乳を飲む。媚薬

  • 奴隷遊戯の成れの果て   44話

    「おまたせ、カリナ」「ノエル! お父様とは、もういいの?」「あぁ。挨拶ついでに、街の様子を軽く報告しただけだから。それに今日は、カリナに会いに来たんだ。だから仕事の話なんておしまい。さぁ、お菓子食べよう」「もう、ノエルったら。でも嬉しい」 ふたりはソファに寄り添って座る。お茶は既にカリナが用意してくれたらしく、テーブルにはふたつのティーカップが並んでいる。「これ、下町のチョコレートなんだけど、すごく美味しいから、君にも食べてほしくて」 ノエルは持参してきた箱を開ける。甘い香りが漂い、花の形をした美しいチョコレートが並ぶ。「まぁ、素敵! こんなに可愛いチョコレート、初めて見たわ」「食べてみて」「いただきます」 カリナはひと粒のチョコレートを手に取り、頬張る。頬に手をあて、ふにゃりと可愛らしい笑顔を見せてくれる。ノエルはカリナのこの笑顔が大好きだった。(やっぱり、結婚するなら女の子じゃないと。カリナは可愛くていい子だし、おまけに王女だ。こんな子と結婚できるなんて、僕は幸せだなぁ) 幸せを噛み締め、カリナを抱き寄せて頬にキスをする。それだけでカリナは赤面する。まだ生娘のカリナには、頬へのキスでさえ刺激が強い。「ノ、ノエル……!」「カリナが可愛い顔するから。理性保つのに苦労するよ」「もう……!」 カリナは耳まで赤くして、照れ隠しでノエルの薄い胸板に顔を埋める。快活ながらもこういう照れ屋なところがたまらなく愛おしい。「そうだ、今度一緒に街を歩こう」「街を?」「そうだよ。平民の暮らしを知るためって言えば、きっと国王様も許可してくれる。それで、美味しいもの食べて、色んな景色を見るんだ。楽しそうだろ?」「えぇ、とっても素敵よ。楽しみにしてるわ」「僕も、楽しみだよ」 ノエルはカリナの髪を指先に絡め、微笑む。(さて、フォルターはどうなってるかな。ま、もう意思なんてないだろうけど) 一瞬、隠し部屋に置いてきたフォルターのことを思い出すが、すぐに思考の隅に追いやり、カリナの頬に触れる。ノエルにとってフォルターはその程度の存在だ。 ノエルは元々異性愛者で、カリナというかけがえのない恋人がいる。フォルターを調教していたのは、仕事だから。将来何かに使えると思って好意を自分に向くように色々してきたが、フォルターを愛しいと思ったことなど、1度もない

  • 奴隷遊戯の成れの果て   43話

    「おめでたい奴だ」「あはは、そうだね。さ、ちゃちゃっとやっちゃおう。いくら緩和剤を飲んでるからといって、長時間この匂いを嗅ぎ続けるのはまずいから」「そうですね」 ふたりはフォルターに媚薬を使う1時間ほど前から、媚薬緩和剤を飲んでいた。そうでもしないと、この媚薬を使っての調教など、不可能だ。「箱を持ってきますので、換気を」「分かった」 ジャンは部屋の外へ行き、ノエルは窓を片っ端から開け、空気を入れ替えた。大きく息を吸い、新鮮な空気を取り込むと、清々しい気持ちになる。「お待たせしました」 ジャンは大きな箱を乗せた台車を持ってくる。これはフォルターを運ぶために用意したものだ。「ありがとう。入れる前に、仕上げと飾りつけをしちゃおう」 ノエルは鎖を調整し、アナルの位置を高くすると、フォルターのアナルに漏斗を差し込んだ。「重いので俺がやりますよ」「ありがとう、助かるよ」 ジャンは瓶を持ち上げると、中に入っている媚薬の殆どを注ぎ、漏斗を抜いて栓をした。残りはグラスに入れ、フォルターの口に流し込む。飲み込む必要なはない。口の中に媚薬があれば、それでいい。「じゃ、飾りつけは僕がやるよ」 ノエルは鎖の拘束を外して床に下ろすと、丁寧にいやらしく、赤いリボンで飾り立てる。「できた! うん、我ながら上出来!」 ノエルは満足げにフォルターを見下ろす。乳首をペニスを強調するように囲い、可愛らしく縛ってある。口には張り型を押し込み、出ないようにリボンで固定してある。「では、入れますよ」「うん、お願い」 フォルターは意識がないまま淫らに縛られ、箱に入れられる。「行こうか。僕の婚約者も、そろそろ会いたがってるだろうし」「そうですね」 ジャンは箱を馬車に積み上げ、御者として手綱を握る。ノエルが乗ったことを確認すると、城に向かって馬車を走らせた。 城に着くと、王女であり、ノエルの婚約者でもあるカリナが出迎えてくれる。「ノエル! なかなか来てくれなかったから、寂しかったわ」「ごめんね、カリナ。ちょっと忙しくて。国王に大事な用事があるから、部屋で待っててくれる?」「まだ待たないといけないの?」 唇を尖らせて拗ねるカリナの頬にキスを落とし、抱きしめる。「大丈夫、すぐ行くから。とっておきのお菓子も用意してるんだ」「それなら待っててあげるわ」 カリナは

  • 奴隷遊戯の成れの果て   42話

    「も、らめぇ♡」「まだ始まったばかりじゃないか。情けないな」 ノエルはアナルに拡張器具を入れる。拡張器具は鳥の嘴のような形をしており、潤滑剤を塗れば、すんなり奥まで入っていく。「ひゃううぅ♡ 冷たいぃ♡」 拡張器具と潤滑剤の冷たさに集中して熱を逃がそうとしたが、熱いアナルに入れられた金属製の拡張器具は、すぐに熱を持ち、フォルターが期待した効果を打ち消してしまう。 ノエルがネジを回すと、アナルがぽっかり開いたまま閉じなくなる。丸見えになった前立腺に、3本の針を次々に刺していく。「んぎいいぃっ♡ お、お、んほおぉ♡ らめっ♡ これらめええぇっ♡」「抜いてあげるよ」「抜いてえぇっ! ひんじゃうぅ♡」「死なないってば」 ノエルは苦笑しながら、刺した順に針を抜いていく。フォルターは針が抜かれる度に絶頂を繰り返した。舌をだらりとさせ、涙、鼻水、よだれや汗で、顔は既にぐちゃぐちゃだ。大型犬のような精悍さや凛々しさは、見る影もない。「あじゅ、んぐうぅ♡ なんれぇ?」「媚薬は体内に回ったからね。針を抜いたところで手遅れさ」「しょんにゃあぁ……。んぎ、ふーっ♡ ふーっ♡」 強すぎる快楽に、呂律も回らない。そんなみっともない姿が、可愛くて可愛くて仕方がない。「今のフォルター、今までで1番惨めで、最っ高に可愛いよ」「うれひ、けど、んひいぃ♡ く、くるひ……! たしゅけてぇ♡」「しょうがないなぁ」 ノエルは鎖を調整して足が下になるように吊るし直すと、後ろから抱きしめた。「あうぅ♡」 ただの抱擁でさえも、今のフォルターは感じてしまう。「この媚薬が禁じられてるのは、性別の壁すら越えてしまうからなんだよ」「せい、べつ?」「そう。女の子のクリトリスが肥大化して射精するようになったり、男なのに母乳が出るようになったり。もしかしたら、妊娠しちゃうかもね」「妊、娠……♡ 産むぅ♡ ノエルしゃまの赤ちゃん、産ませてくだしゃい♡」「可愛いなぁ、フォルターは。いいよ、子作りしよう。幸せな家庭を作ろう」 子供を産める可能性が出てきただけでも天にも昇りそうなほど喜ばしいのに、プロポーズのような言葉を囁かれ、喜びの涙が溢れてくる。「感じれば感じるほど赤ちゃんができやすくなるみたいだから、目隠しするよ。フォルターは目隠しされながら犯されるの、好きだもんね?」「ん

  • 奴隷遊戯の成れの果て   40話

    「ノエル様」「なぁに?」「どうして、ここに? 失礼ですが、あなたが貴族だったなんて、想像すらしてなくて……」「あはは、だろうね。僕は元々、子爵の家で生まれ育ったんだ。だけど、僕の両親は貴族に向かないほどのお人好しでね。他の貴族に騙されて、借金地獄さ。両親も姉も、どこかに売り飛ばされた。御存知の通り、僕もね。あとはフォルターの知ってる通り。調教されて、オークションで君に買われた」「そんなことが……」 フォルターは驚愕した。ノエルが貴族だったことも、彼がしてきた苦労にも。そんな裏側があるなど知ろうともせず、ノエルを購入して好き勝手していた自分が恥ずかしくなる。もっとも、当時のフォルター

  • 奴隷遊戯の成れの果て   38話

     御者が扉を叩くと、気難しそうな初老の男性が出てきた。男性は御者に命令し、フォルターを降ろさせる。フォルターのリードは初老の男性に手渡される。「あなたが、ご主人様ですか?」「いいえ、私は執事です。旦那様の元へお連れします。汚れるので、普通に歩いてください」 男性は嫌悪感を隠そうともせず、あからさまに嫌そうな顔をしてリードを引っ張る。フォルターは大人しく引っ張られ、一室に連れて行かれる。そこにはベッドや拘束具が並んでいた。ここがフォルターの部屋なのだろう。「旦那様はすぐにいらっしゃいます。この部屋でお待ち下さい。まったく、旦那様は……」 執事はぶつぶつ文句を言いながら、部屋から出てい

  • 奴隷遊戯の成れの果て   37話

     いよいよフォルターの番になり、布を被せたまま会場に運ばれる。視覚と体の自由が奪われているため、聴覚が頼りだ。「お待たせいたしました。本日の目玉商品はこの男! フォルター・アーロゲントです!」 司会の言葉と共に、布が取られる。会場からはどよめきの声が聞こえた。「あのアーロゲントが……」「しばらく見ないと思ってたら、まさか奴隷になってたとはな」「はは、面白い。買って見世物にしよう」 目隠しをしていても、照明の温度と視線が肌を突き刺す感覚が分かってしまう。大勢の人に見られると意識すると、自然と勃起していく。「見ろ、こんな状況なのに勃起してるぞ」「堅物そうな顔して、とんでもないド変

  • 奴隷遊戯の成れの果て   36話

    (腹、減った……。ノエル様……) 朝、いつものようにベッドの上でぐったりしていると、ドアが開いた。このままベッドにいたら殴られる。だが、もうどうでもいい。いっそのこと殺してくれとさえ思う。 痛みを覚悟して目を閉じるが、痛みは一向にやってこない。その代わり、優しく肩を揺する。「フォルター」 聞き覚えのある声に目を開けると、心配そうに覗き込むジャンがいた。「ジャン様……!?」「俺にまで様付する必要はないんだがな。食事だ」「ありがとうございます」 低いテーブルの前に座って驚く。目の前にある食事はゼリーであることには変わりないが、城に近いゼリーの中に、四角く来られた薄桃色やオレンジ色

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