リナちゃんが望むのならそうするだけだ。 と言えば他責思考が過ぎるなのだろう、あるいは今までならそう言っていた。 あるいはそう言った自分の割り切り方や無自覚な部分が、ハマってくれた理由の一つと言えるのかもしれないが……中途半端に都合が良いを目指すと決めた自分でも、そこはきっちりしておくべきだと思う。 すなわち、双方良し。 お互いが、またお互いの取り巻く環境が良いと認めたことをしようという話。 全員が納得して折り合いをつけられたのなら、ということだ。 もちろんそう簡単じゃないことだと思う。 美香なんてそりゃもう嫉妬するだろうし、やっぱり一番気持ち良くできるのは自分だという回数は増える。 優菜にしても、あまり教え役としていい背中を見せることには繋がらないとも思う。 ただ、それでも。 世間様が定める普通には生きられない。 わがままだという自覚はある、結局はみ出し者でいることを許容したとも言える。 だけど。 俺は俺の普通を探して、作り上げて、その中に生きたいと思う。「――ってなわけで、どうだろう?」 さて、改めてのお話合いである。 夜、リナちゃんの前でもう一度セックスをして欲しいと他ならぬ本人に言われたと言えばエリーは。「……えぇ?」 見事な困惑の表情を浮かべた。 たっぷり5秒くらい首を傾げた後、ゆっくり視線を隣にいるリナちゃんへとエリーは移して。「シて、欲しいです」 「……」 何か言葉を紡ぐ前にリナちゃんの要望で口を防がれた。 不謹慎と言うべきなのかはわからないが、少し面白い。 正直エリーは二つ返事だろうと予想はしていたんだけどな、何を困惑する必要があるのだろうとも少し思うが。「その、ダイチ? 本当に?」 「俺からイヤだとは言わないし、思わないよ」 「う、うぅ……」 どうにも羞恥心があるらしい。 頬を染めて俺の目から視線を外し、冷蔵庫のほうへと目を泳がせた。 なんとも可愛らしい反応をしたなと言えばエリーには失礼なんだろうが、許してほしいよね。「あの日とは何かが違うセックスになる。そんな予感は俺にもあるよ」 「せ、セックスとか、えぇと、その……あ、あまり簡単に言わないで欲しいのだけれド」 「お、おお……」 そっぽを向いたままエリーは言うが、これまた予想外だ。 加えて言うのならリナち
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