美香が言ったお仕事という言葉から思うに。「一番美香が納得できる言葉なんだろうなって思うんだよ」「納得? えっと、アタシやっぱまだまだバカだからわかんないんだけど」「逆に言えば、だけど。仕事って言葉じゃないと納得できないってことでもあると思うんだよな」「……あー」 優菜を茜ママの店へと送りながら、昨日美香と話したことを口にする。 エリーから愛人契約を持ち掛けられたって話に関しては、せんせはすごいなぁなんて言葉で終わったあたり、やっぱり優菜には夜の世界で生きる才能というかそういうモノがあるんだなと思ったりもしたが。「好きにはならないってコト、だよね?」「……」「えっ!? ちげーのっ!? それだとアタシもちょっち納得が!?」「や、そうじゃなくて。相変わらずというか何というか……俺からすれば優菜のが凄いってな」 まだまだ働き始めて時間が経ったわけじゃないが、これも茜ママの店で働き始めたおかげかね? 本質的な部分というか、根っこの部分を掴むのが上手いわ、正直驚いた。「む、むー?」「俺がびっくりしたってだけの話だよ気にしないでいい。ともあれ、多分そう言うことだと思う。美香の言葉を借りるなら、私が一番気持ちよくできるってのはきっと仕事以外の世界でって意味で、昼の世界で俺にとって一番気持ちよくできる場所を作るって意味もあるんだろうなって」 あるいは自負であり、素直に色々なことが言えるようになっても奥ゆかしい美香のアピールでもあるのだろう。 だから仕事以上の関係になりそうだと感じれば神経を尖らせる、敏感になる。 それでいて俺を止めようとか、やめてほしいなんては言わない美香だってのも今の俺を気持ちよくするためにって部分の一つとして、自分を納得させている。「むつか、しーねぇ」「そっか」 助手席で頭から煙を上げ始めた優菜に一つ笑っておく。「や、さ。お仕事でも色んな話聞くんだよね。それこそ、アタシが想像もできない世界の話だったり……」「逆にめちゃくちゃ、消費される側の女の子の気持ちを察せてしまうような話だったり?」「……ん」 煙を上げながらも俺の話から意識が逸れたように思えたから、軽く話を振ってみれば大当たりのようで。 ある種感受性が豊かな優菜だから、そっち方面でもやもやすることはあるだろうなと思っていたけども。「夜の街で、立ってた頃は
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