第181話 やっぱり蓮様は恋愛脳だ 蓮は、少し赤く腫れた美月の唇を見下ろした。 それは、彼にとって抗いがたいほどの魅力を放っていた。 ましてや、美月からこんな目で見られてしまえば、心までとろけてしまいそうになる。 本当に、このまま抱き上げて寝室へ連れていきたい。 蓮は喉を何度か鳴らした。 「……次からは気をつける!」 掠れた声には、隠しきれない欲望が滲んでいた。 その目にも、あからさまな熱が宿っていた。 美月はもう、あの頃の純粋な少女ではない。今や彼女は、バージョンアップしている。 もちろん、今この瞬間に蓮の頭の中を駆け巡っている、ろくでもない考えも読めていた。 この男、本当にやりかねない。 そう思った美月は、さっさと彼を押しのけた。 「食べに行くよ!」 これ以上恥ずかしい思いをするくらいなら、唇が少しくらい腫れているほうがまだマシだ。 それに、蓮と一緒にいるようになってから、自分の羞恥心までどんどん鈍くなっている気がする。 蓮は今度は彼女を引き止めなかった。 「先に行っててくれ。俺は少し落ち着いてから行く」 まだ治まっていないのだ。 このままでは、とても階下へ降りられない。 美月はその言葉を聞いた途端、足がもつれそうになった。 頬が一気に熱くなり、耳まで真っ赤になる
Last Updated : 2026-08-31 Read more