関東本部基地には、ずらりと精鋭が並んでいた。 その先頭にたつのは、榎木准将だ。 鬼山啓心中佐、神原雪音中佐、そして不知火カガリもその列の中にいる。 オフィリア05部隊のように部隊全体で参加してるものは少なく、夜坂司令と榎木副司令からの声かけで臨時の部隊編成が多い。 その全員が、M1,022型異星人の一部を身に着けて隠密態勢を取っていた。 今回失敗してしまうと、アポカリプス星人が地球外生命体に情報を流し続け、いつくるか分からない洗脳を警戒し続けることになる。 娯楽の少ない異界防衛軍としては、外出禁止の不満を抑え込むのも長くないと悟っていた。 そんな中、カガリだけはソラ本体を抱えている。 カガリとソラで、人間に紛れるアポカリプス星人をいぶりだしていく想定だ。 そのために、カガリだけ一人ペイント弾を持っている。 口頭で叫んだり、異髄力で縛り上げるより早いからだ。 夜坂司令が、軍服で部隊全体へと手を広げる。 「このところ、同じメンバーに極秘任務を任せていて心苦しいけれど、今回が最後よ。地球外生命体に情報を流し、人を洗脳するアポカリプス星人を駆逐する! 今回が最大のチャンスよ! 不知火カガリを先頭に、総力戦で挑みます!」 榎木准将が、敬礼しつつ唱える。 「撤退する時は味方の死体を担いで逃げろ。絶対に置き去りにするな。テキの手に渡るくらいなら、必ず脳を打て!」 かつて不知火知世名誉中将が口にした言葉。 精鋭たちは、榎木に従って唱和したが、カガリは口を開かなかった。 『カガリ、どうしたカ?』 「――おごりでもいい、オレはそんな事態を防いでやる」 『ソラが捕まったラ、カガリはソラ殺してイイ。地球人のデータ、たくさんもってル』 「馬鹿なこと言うな! ソラは友達だ。いなくなるのは許さねえよ」 カガリの怒りに
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