60. 第三十話 アキラが麻雀をする理由 試験は麻雀の漢字問題から始まり、歴代のタイトルホルダーの名前問題が4問あって、そこからはアガリ点数問題、アガリ牌問題、イーシャンテン受け入れ枚数問題、麻雀クイズ問題という作りだった。ネットで検索した過去問題集の通りの作りだったので難無くほとんどの解答を埋めた。筆記試験が終わったら小論文を書いて提出。 ──── 私が麻雀をする理由受験番号9 西川晃 私には出会った時からずっと憧れている男がいます。その男は親友で、彼は私をライバルだと言うけど私には明らかに上な目標。それに勝つために、一度は諦めた麻雀界にもう一度挑戦したい。 逃げていては妻からも愛されない。輝きを取り戻すつもりでここに来ました。そして、やるからにはいずれは必ず頂点に立つつもりです。 私は親友に勝つためにプロになる。 ──── というようなことを書いた。 その次は実技試験で、これは結果を見るのではなく所作や打牌選択の正確さを見られる減点方式の試験だった。アキラの下家に座った受験生はスニーカーを履いていたのが試験中に気になったがそれが理由でやはりその人は落とされた。試験はフォーマルな服装でと書いてあったのを見落とせば当然落とされる。そういう所も見られていた。アキラは普段から着てる青系の色のフォーマルスーツを着て、真っ白なワイシャツに淡い水色のネクタイをして黒いベルトに黒い靴下、黒い革靴で来たのでその点での問題はない。 最後に面接を受けたので自分の強みを発表みたいな流れとなって、ネット麻雀『鳳凰』のSSSランカーであることを言えたのは良かった。試験管がかなり驚いていたのがアキラには痛快だった。 これで試験は終わり。あとは呼び出されるのを30分くらい待つ。原付き試験の合格発表待ちに似ていた。(ア
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