夏バテとか、デートで宿題をサボりすぎたので、タケルくんのおうちで宿題退治中! 「先行してるから、わからないところは教えてやるよ」と言うので、ありがたく、教えてもらってます。 タケルくん、ほんと教え上手で、ささいな弱点を除けばほんと完璧超人だなー。 弱点といえば。「ねー、タケルくんって、料理が苦手、長距離走れない以外に、苦手ってあるの?」 シャーペンで筆算しながら、ふとした疑問を尋ねる。「そこ、9じゃなくて7な。そうだなー。実は、球技がすっごい苦手」「え? スポーツ万能そうなのに?」 思わず顔を上げて、彼を不思議そうに見てしまう。「意外だろ。でも、サッカーもバスケもドリブルできない、シュート入らない、パス通らないの三重苦でな。野球はノーコンで三振王でエラーマンなんだよ」 そう言って、肩をすくめる。「ええ~! ほんと意外!」「だろ? ボールとだけは友達になれる気がしねーな。サッカーとかバスケは、バテちまうし」「その、タケルくんが長距離苦手なのさ、なにかこう、科学的な理由とかあるの?」 素朴な疑問、その二。「んーとさ、筋肉には二種類あって、遅筋と速筋てんだけどさ。遅筋は持久力に、速筋は瞬発力に優れてる」 頷きながら、聞き入る。「で、その割合ってのが、人によって違ってな。速筋は訓練で遅筋にできるけど、その逆は無理。だから、なるべく遅筋化しないように、気をつけてるんだ」「へー」 思わず感心。物知りだなー。あの十秒ダッシュ訓練には、そんな意味があったのか。「マグロっているじゃん? あれ、泳いでないと窒息死するんだけど、なんで死ぬまで泳ぎ続けられるかってーと、遅筋の塊だからなんだな。逆に猫は速筋が多くて持久力がないから、ほとんど寝て過ごしてるんだ」「ほえ~。タケルくん、頭良すぎでしょ~」 さらに感心。「お褒めに預かり、光栄だぜ。スポーツの本に書いてあってさ。それで知った」「ほんと、勉強家だねー。他には苦手ないの?」「おっと、今度はそっちの番だぜ。なにが苦手?」 ボクかー。とりあえず思いつくのは……。「やっぱり、虫、かなあ」「わかりやすいなー。そこがまた、女子力高い!」 サムズアップされる。「えへへ。ありがと。むしポ○モンもねー、あまりゲットしないんだー。いまいち、コンプリートとかも興味ない性格だし」「チョウチョとか
Last Updated : 2026-06-26 Read more