Semua Bab 五角関係が世界を滅ぼす!? 恋愛経験ゼロの私、エセ占い師になって恋愛を正す!: Bab 121

121 Bab

120話 許しちゃった

 良い知らせが来ればいい。でも、でも本当に? 私、結局何もできてない。アウレリア様の恋愛事情だって、ライオネル殿下が戦場に立てなくなれば防ぐことなんてできない。何も好転なんかしてない。「私……ライオネル殿下の未来を知ってるの。下半身不随になって歩けなくなるわ」 もうダメだった。涙が止まらなくて、口は勝手に動いてしまう。いっぱいになった水があふれるように、言葉がどんどん溢れてくる。「回避しようとしたの。でも、ダメだった」「ミシェル、落ち着きなさい。占いをしたの?」「きっとダメだわ」 このまま魔王が復活して世界も滅亡するんだ。「ミシェル!」 アウレリア様の滅多に聞かない大声にはっと意識が戻される。「ミシェル、占いで見たの?」 今度は優しい声色でアウレリア様は問いかけた。私はこくんと頷く。未来を知っている、占いと言えばそうなのだろう。「それは怖かったわね……」 よりいっそう背中を撫でる手が優しくなった。涙が止まらない。 最初はひとりで逃げればいいと思っていたのに、今、とても悔しい。何もできていないことが悔しい。「ごめんなさいミシェル。もっと早く言えばよかったわ。今朝、ライオネルは目を覚ましたの。解毒が早かったおかげで重症化はしていなくて、身体の影響もなかったわ。安心して」 アウレリア様はなるべく自身を落ち着かせて私に言い聞かせる。ライオネル殿下が目を覚ました。足の影響も特にない。良かった……。 安堵で胸がいっぱいになる。 でも、なぜ来た時にすぐ話してくれなかったのだろう? 胸がちくりと痛んで、アウレリア様をじっと見てしまう。「貴方が、ライオネルの味方かどうかわからなかったの……わたくし、ミシェルがライオネルに占いのことを教えたの知ってたから」「……いつ、ですか?」 占いのことを知っていたと告げるアウレリア様に胸を鷲摑みにされたような衝撃を受ける。何をどのように知っていたのか、ライオネル殿下の味
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-18
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