私たちが腰を下ろすと、ノクタリウス様はアウレリア様の隣へと腰かけた。 そして彼は会話を再開する。「生徒会に入っていただけるとは助かります。人手不足でして、アウレリアも忙しくしているのです」「人数も少ないと聞いているからな。兄上を待つ間、生徒会についてご教授願えないだろうか」「僭越ながら、私が務めさせていただきます」 ライオネル殿下とノクタリウス様の会話が終わると、アウレリア様が立ち上がって私の方へと来る。「では、ミシェル様にはわたくしが生徒会のお仕事についてお教え致しますわ」「よろしくお願いいたします」 アウレリア様の申し出にこれはチャンスと心が躍る。しかし、腰を浮かせかけたアウレリア様の手をノクタリウス様が取って、話が止まる。「いや……そうだな、ミシェル嬢はアウレリアに任せよう。しかし、荷物などは私が持ってくる」 言いかけてやめる。その動作にひっかかりを覚えた。ゲームのイメージだったら、「自分が両方面倒見る」とか一言二言あってもいいくらいだ。「女同士ですから」とアウレリア様が丸め込むとこまで想像できる。けど、あっさりと引き下がったのだ。「資料がある隣の部屋には、私とライオネル殿下が移動する。君は座ってシルヴァレーン嬢と話すがいい。欲しい書類があるなら取るから言ってくれ」 ノクタリウス様の圧にアウレリア様は顔を曇らせた後、小さく息を吐いてから再び私の前に腰を下ろした。結局は過保護な様子に私はどうするべきか視線を漂わせる。ライオネル殿下が立ち上がるので、彼らが生徒会室の隣の部屋に行くことは決まったことなのだろう。 アウレリア様がノクタリウス様に何かを言って、いくつかの書類をテーブルに出してもらっていた。それから、ノクタリウス様とライオネル殿下は隣の部屋へ移動して行った。 聞いてもいいのかわからない雰囲気に、私は紅茶を嗜むアウレリア様をちらりと見た。 「ノクスは心配性なのよ。幼い頃、私が病弱だった時に面倒を見てくれたから……そのままだと思ってるみたい。今はもうなんともないのに、ああやって面倒焼いてくるの。幼い頃の名残だから、私も強
Terakhir Diperbarui : 2026-07-05 Baca selengkapnya