病院の駐車場でなく近くの提携している駐車場であった。 「……大輝から聞いたんじゃないの。僕と也夜のこと」 「聞いた……也夜から離れるほど何かしたのかい」 「したっていうかね、まだ僕も若かった。彼の気持ちを考えずに彼の心も体も傷つけた」 分二はなぜ病院に来たことを言おうとはまだしない。 「來も嫌だろ……僕のこと」 「なんでそんなこと……」 「本当はセックスが嫌いなんだろ」 確かに、と思いながらもそれが分二からの愛なのだからと受け入れていたがやはり嫌だった。 「也夜も嫌いだった……でも僕も嫌いで。也夜がセックス嫌いな理由はわかった」 「……ひどいことしてしまったな、也夜にも來にも」 分二はハンドルに伏せる。 「でもね、分二がすごく僕を愛おしいていう気持ちはわかってるよ。きっと也夜も」 「……來」 「それよりもなんで病院に来たの」 「也夜に会いに……」 「まだ面会はできないよ」 そう、まだ面会は家族のみだ。 「來なら通してもらえるだろ。その時に僕も」 「あわよくば?」 「そんな図々しいことできるわけないか」 來は笑った。 「僕も会えるかわからないよ。家族でもないし」 「……」 何も知らないリカからさっき也夜の家族だと言われていたのに否定する來。 「僕らのこと、來はどうやって也夜に伝えるんだ」 「……それずっと思っている」 「ちゃんと言ったら彼はショックを受けるのだろうか」 「そうなんだよね……」 來は分二の手を握った。 「これからそれをゆっくり考えよう。今は急ぐ時じゃない……」 「ってそれは先延ばしにしているんじゃないか」 「かも知れないね……でもさ、也夜もきっと今……なんで事故にあったのか、昔の恋人に会いに行ったから事故にあっただなんて僕にどう言おうか考えているかも知れないよ」 「そんな馬鹿な……」 分二も手を握り返した。 「……なんで也夜、あの夜に会ってくれようとしたのかな。僕のこと嫌いなのに」 確かにそうである。來も考える。 「多分……会いたくはないほど嫌いではなかったんじゃないかなぁ」 「それだったら嬉しい」 「でも実際にあったら也夜はどうしようとしたのだろう。会うだけ? 話す……ハグ……」 「僕は一目会うだけでもよかったんだ。君という婚約者がいたのに手を出そうとし
Terakhir Diperbarui : 2026-08-22 Baca selengkapnya