All Chapters of 妊娠中に夫が浮気。お腹の子を守るため離婚を決意したら御曹司に溺愛されました: Chapter 271

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約束したでしょう

 美月は母との電話を切ると、すぐに藤崎へ連絡した。 仕事中だったため、まずはメッセージで事情を送る。『母が赤ちゃんを連れていたところ、朝倉和江さんに接触されました』 そこまで入力して、美月の指が止まった。 接触。 それだけでは、今日あったことが伝わらない。 和江は赤ちゃんを抱こうとした。 母が断っても手を伸ばし、帰ろうとした母の後までついてきた。 美月はできるだけ感情を入れず、母から聞いたことを順番に書いた。 送信すると、十分もしないうちに藤崎から電話が入った。『お母様とお子さんに怪我などはありませんか?』「はい。大丈夫です」『和江さんがお子さんに触れることは?』「母が避けたので、なかったそうです」『分かりました』「先生」『はい』「私、もうお義母さんには会わせたくないです」 今度は迷わなかった。「少なくとも、今は絶対に嫌です」『承知しました』「母に電話しないでほしいって伝えたばかりですよね?」『はい』「それなのに、今度は近所に来て……偶然だって言ったみたいですけど」 美月は唇を噛んだ。「私、偶然だと思えません」『お母様から、場所や時間なども確認しておいていただけますか』「はい」『和江さんが何と言ったか、どの程度ついてきたかも、覚えている範囲で構いません』「分かりました」『今回のことはこちらから先方代理人へ連絡します』「お願いします」 電話を切っても、美月の胸は落ち着かなかった。 自分が一緒だったなら、まだよかった。 母しかいない時に来た。 しかも赤ちゃんを抱いている母へ手を伸ばした。 もし母が強く断れなかったら。 もしそのまま赤ちゃんを渡してしまってい
last updateLast Updated : 2026-09-26
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