Todos los capítulos de 呪われた能力持ちの令嬢が、身代わりで向かった婚約先は、優しい獣の住まう宮: Capítulo 111 - Capítulo 120

120 Capítulos

【第111話】深まる真相

 毒の漂う荒野を抜け、馬群がたどりついたのは、切り立った岩山に囲まれた古い砦だった。  セラは、疲れた瞼を持ち上げて、砦の様子を見た。  セラがジェイドの帰りを待って過ごしていた要塞に比べると、ずいぶんと古く、小規模な造りだ。石造りの壁にはあちこちに裂け目があり、歳月の経過を感じさせる。  ジェイドは砦に到着すると、まっさきに馬を降り、セラをかかえて砦の中へと足を進める。急ぎはしても、揺れないよう気遣う仕草があった。  砦の敷地内には無数の男たちが溢れ返っている。みんな、忙しそうだ。緊迫した面持ちで入れ替わり立ち替わり、動き回っている。要塞でもみんな忙しくしていると思っていたが、ここではさらに緊迫した雰囲気があった。隣国との境界により近いからだろうか。  ジェイドは、セラをしっかりと両腕の中に抱えて、砦の奥へと足を進める。 連れていかれたのは、薄暗い奥まった場所にある小さな部屋だった。室内には最低限の古びた家具と、ぽつんと置かれた小さな固いベッドがあるだけ。  ジェイドによってベッドに静かに横たえられると、かたいベッドのひんやりとした冷たさが、熱に浮かされたセラの身体にじわりと伝わってきた。痛む右肩の熱を和らげてくれるようなその冷ややかさが、今は心地よかった。  すぐに後を追うようにしてレオンが静かに部屋の中へと入ってきた。彼は横たわるセラへ視線を落とすと、低い声で切り出した。 「……右肩にある魔道具を、外す必要がありそうだ」  その言葉に、ジェイドは眉をひそめ、セラの服をゆるめて右肩の傷口を覗き込んだ。  セラも、自分の肩の様子を確かめる。透明な糸のようなものが巻きついた肩は、ひきつれた傷跡だけを白く残して、他は赤みをおびて腫れている。 「…&he
last updateÚltima actualización : 2026-10-25
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【第112話】温もりのある涙

 レオンとジェイドの殺伐とした言い争いが収まり、静かな沈黙が部屋を包んでから、しばらくのことだった。  部屋の重い木製扉が、突然勢いよく開け放たれた。  飛び込んできたのは、見慣れた姿だ。 リタの姿がそこにあった。  マントを羽織った彼女の足元には荒れ地を駆け抜けてきたのか泥が跳ね飛んでおり、いつも整えられている髪はぼさぼさに乱れている。馬に乗って限界まで速度を出し、大急ぎでこの古い砦まで移動してきて、この部屋まで走ってきたに違いないと思えるような、乱れた様子だった。彼女は見たことがないくらい、取り乱した様子で、激しい呼吸に肩を上下させている。  リタは部屋に入ってくるや否や、ベッドの上に横たわるセラの姿を目に捉えた瞬間、ボロボロと大粒の涙を流した。 「セラ様ぁぁっ! 心配しましたぁ……! こんなに、おつらそうな状態で……っ。でも、お戻りになられて、本当に! 本当に……っ!」  リタはセラの枕元へ駆け寄ると、その場に突っ伏してわんわんと声を上げて泣きじゃくった。ずっと何か言っているようだったが、泣きすぎて何を言っているのかまったく聞き取れない。  見ると、彼女の目元や瞼は真っ赤に腫れ上がっている。 今泣き始めた、という感じではなかった。 ひどく長い時間、泣いたのだろうか。  セラは泣きじゃくるリタに手を伸ばし、乱れた髪を撫でた。 「心配かけて、ごめんなさい、リタ」  セラの言葉に、リタは泣き声の合間に何か必死に返事を返そうとしたようだが、やはり言葉にならず、聞き取れなかった。  セラが心配していると、リタはしゃくりあげながら、すっくと身を起こした。 
last updateÚltima actualización : 2026-10-26
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【第113話】弱音を吐ける場所

 ぱち、ぱち、と暖炉で火が燃えている。 小さな暖炉の火だが、小さな部屋を温めるには、十分なあたたかさがある。  それなのに、セラがぎゅっとにぎりしめたジェイドの指先は、ひどく冷えている。  ジェイドの視線は、ずっと、セラの右肩にそそがれていた。その横顔には、重い陰りが落とされている。  セラは、一度ジェイドの指先から手をはなして、ベッドの上でゆっくりと身体を起こした。すかさず、ジェイドが優しい手つきで背をささえてくれる。  ただ、彼の手は、セラが起き上がると、すぐにセラの身体からはなれていった。  セラは、痛む右肩に負担をかけないようかばいながら、ジェイドの顔を覗き込んだ。  目が合う。 吸い込まれるように美しい、青の瞳。 いつだって切れ長で凛々しく、強い光を宿していたはずのジェイドの美しい青の目が、今はまるで自信を失ったように揺れていた。 「ジェイド……つらいんですか?」  セラが静かに問いかけると、ジェイドは痛みに耐えるように、ゆっくりと話した。 「……きみを傷つけたのは、わたしだ。レオンの言うことが正しい。わたしは、なすすべなく、きみを守れないどころか傷つけて……。さっきのレオンへの態度は、ふがいない自分から目をそらすための八つ当たりだ……」  己の無力さを責め立てる彼の声は、掠れて小さかった。 いつも堂々と皆を率いる第一王子としての姿からは想像もつかないほど、彼の心は弱り果てているようにみえる。 「いいえ。あなたは、守ってくださいました」  セラはきっぱりと首を振った。
last updateÚltima actualización : 2026-10-27
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【第114話】消えた第一王子

 セラは、リタが用意してくれた熱冷ましの薬湯を飲んだあと、ぐっすりと眠ることができた。小さな固いベッドだが、となりにずっとジェイドがいてくれて、安心して深い眠りにつけた。囚われていた間は、ずっと浅い眠りを繰り返していたから、たった数時間の眠りだったのに、起きたときには、かなりすっきりしていた。  深夜の脱出劇を終えて、一眠りし、目が覚めた頃には、日が高くのぼっていた。  セラが目覚めたときには、リタがセラの朝食を用意して、温めてくれていた。  陽が差し込む小さな部屋に集まった面々の中で、セラの視線はどうしてもある一点から離れなかった。  レオンの両頬が、まるで大ぶりの熟したリンゴのように赤く丸々と腫れ上がっている。  左右対称に膨らんでいる。 見事に。  セラはつい、そこばかりをまじまじと見つめてしまった。  隣でベッドのはしに腰掛けているジェイドもまた、眉をひそめながら「なにごとが……?」と言いたげな、呆れと困惑の混ざった眼差しでレオンの両頬を見つめている。  二人の視線を浴びたレオンは、腫れた頬をかばうように手で触れながら、情けない様子で口を開いた。 「めにゃうにゃ、おおられた……」  何を言っているのか滑舌が悪くて上手く聞き取れない。 多分、「めちゃくちゃ、怒られた」と言ったような気がした。  リタが、レオンのほうを見もせずに、ふんっと鼻をならした。  リタからどれほどの説教を受けたのか、両頬の惨状から嫌というほど伝わってきた。 当のリタはといえば、両頬が腫れ上がったレオンのことなど存在しないかのように完全に無視し、甲斐甲斐しくセラの世話をする。
last updateÚltima actualización : 2026-10-28
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【第115話】潜行と暗雲

 セラは、ジェイドとともに、商人のふりをして王都に戻ることになった。 その決定が下されてからのジェイドたちの行動は、驚くほど素早かった。  どこから調達してきたのか、集められた衣服は、どれも騎士の威風とはかけはなれた質素なものばかりだ。着古された布地は、くったりと色褪せている。旅慣れた行商人が着るような服と外套に身を包むと、ジェイドが率いる精鋭部隊は、あっという間によくある商人の一団へと姿を変えていった。  セラとリタもまた、目立たない地味な色合いの旅着に着替える。  セラが忍び旅の支度を整えている間に、馬群が砦の門をくぐり抜けて駆け出していくのが、窓から見えた。彼らは、商人に扮した者たちとは異なり、あえて堂々と騎士の鎧を纏っている。ジェイドの命令を受け、二つの場所へ向かって走る使者たちだった。  一つの隊は第二王子の陣地へ、そしてもう一つの隊は王宮へ。  第一王子であるジェイドが、敵地に連れ去られた婚約者のセラを救出するために自ら部隊を率いて敵国へと潜入し、そのまま消息を絶ち、予定を過ぎても帰還しない——という偽りの報せを届けるための者たちだ。  ジェイドより遅れて戻った、補佐官の男が、ジェイドが去ったのちの指揮を任される。 補佐官の動きも迅速だった。 「では、一部の隊員は隠し砦に向かわせます」 「それがいいだろう。あとのことは、まかせる。もし、カイルの陣営から、指揮下に入るようにとの通達が来た場合は、それに従ってくれ」 「かしこまりました」  補佐官の男は、戻ってきて早々に、また慌ただしく出ていった。 彼の報告によると、どうやら、セラを救出するための任務で、大きな傷を負ったものはいないらしい。  セラは、それを聞いて、ほっと力を抜い
last updateÚltima actualización : 2026-10-29
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【第116話】複雑な世界

 荷馬車の車輪が静かに土を踏みこむ感覚は、これまでセラが経験してきた過酷な移動とは大きく異なっていた。  大隊が進軍するような幅広の主要街道ではなく、一行が進んでいたのは、地図にも細かくは描かれていない、目立たない小道だった。石畳は敷かれておらず、下草のなかに馬車の轍が続いている。  意外にも手入れされた道なのか、大きな石にのりあげて、がくん、と馬車がゆれることもほとんどない。土の上をゆく馬車は、のらりくらりと、のんびり揺れた。  ほとんどはひと気のない場所だが、それでも、時折がやがやとした人通りのある場所を通り抜ける。道行く人々はみな素朴な農衣を纏い、すれ違うたびに「こんにちは」「良いお天気が続きますね」と、怪しむ様子もなく気軽に、こちらにまで声をかけていた。  セラは、その様子を、興味津々で荷馬車の風よけのすき間からのぞき見た。  通り過ぎていく街とも言えないちいさな村は、少し離れればその全景がひと目で確認できるほどの、こぢんまりとした小さな集落ばかりだ。  ジェイドは馬車がそうした小さな集落に寄るたび、治癒師を探しているようだった。  けれど、セラの右肩に施されたような異質で高度な魔道具を扱える者は見つからない。  馬車の揺れの中で、レオンがセラの右肩に視線を向けて言う。 「まあ、その魔道具に関しては、こんな田舎町で取り扱える奴はいないだろうな。知識もないのに下手に触って無理やり外そうとするのも、かえって危険な気がするし……」  セラは、今は強い痛みはない右肩にふれて言った。 「内側にまで糸が入り込んで、わたしの肩の肉も骨も支えていると……キャンディが言っていました。今は、とくに痛みがひどいわけでもありませんから、このままつけておいてもいいのでは
last updateÚltima actualización : 2026-10-30
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【第117話】貧民街に隠されたもの

 王都までの数日の移動の間、恐れていたような敵の邪魔が入ることは一度もなかった。  セラたち一行はひたすらに気配を殺し、小さな街道を幾つかの荷馬車に分かれて移動し続けた。のどかな田舎風景から少しずつ建物が増え、空気の質が変わり、いよいよ目指す王都が目前に迫った、その時だった。  荷馬車が、不意に勢いよく停まった。 馬のいななく声。  次の瞬間、外から重々しい鎧の擦れる音と、多数の馬の蹄の音が取り囲むように響き渡る。静寂を破るその緊迫した音に、馬車の車内が一瞬にして凍りついた。 「な、なんですか……!?」  リタが顔を蒼白にしながら、セラの身体にぴったりとひっつき、かばうようにした。セラも思わず息を呑み、痛む肩をかばいながら緊張に身を硬くする。  だが、隣に座っていたジェイドは、焦る様子もなく静かに荷車の風よけのすきまから外を覗き込んだ。そして、ふっと肩の力を抜くと、落ち着いた動作で外へと出て行った。  馬車の外へ出たジェイドのもとへ、馬を降りた一人の身体の大きな騎士が歩み寄ってくるのが見えた。男はジェイドの前で立ち止まると、甲冑の音を響かせて深く礼を捧げる。 「殿下、お待ちしておりました。陛下の命により、お迎えにあがりました」 「このまま宮殿に戻れと?」 「はい。迂回して、地下からお戻りください。すでに、陛下がセラ様の治療のために魔術師と治癒師、それに技師も用意されております」 「ありがたいことだ」 「では、先導いたします」 「たのむ」  短く言葉を交わすと、ジェイドは再び荷馬車へと戻ってきた。 すぐに外にいる騎士たちの手に
last updateÚltima actualización : 2026-10-31
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【第118話】死者としての帰還

 貧民街を奥へ奥へと進んでいくと、重なり合うようにぎっしりと詰め込まれた隣り合う家々の間の道が、どんどん細くなり、下りの階段が多くなる。家々のすきまからのぞいていた空が、どんどん狭くなり、あたりはどんどん影が濃くなる。  境目は、わからなかった。 セラは、ジェイドに横抱きに抱えられたまま、気づくと、地下通路を進んでいた。  暗がりに目がなれたころには、すっかりまわりは、石積の頑丈そうな地下通路になっている。薄暗く、長い地下通路。  ところどころ、光をとりこむために、地上に向けて穴が開けられているらしい。 小さな穴から、一瞬、外の気配が見えた。  しばらく進んだ先に広がっていたのは、まるで古代の地下神殿を思わせる、大な空間だった。天井は高く、太い石造りの柱がいくつも整然と並び立っている。  壁や柱にある松明がパチパチと音を立てて赤々と燃え、周囲の光景を照らし出していた。  広間の中央に、ひとり。 威厳に満ちた佇まい。  国王が、そこにいた。 「よお、ジェイド。おつかれだな」  軽い調子で、国王が声をかけてくる。 「父上……ただいま戻りました」  ジェイドはセラを腕に抱いたまま、短く返答した。 「ほとんどの戦力を現場に置いて帰還するとはな。相変わらず思い切ったことをする」  国王の、笑い混じりの声に、ジェイドが真面目に返す。 「指揮官を失った程度で機能しなくなるような部隊ではありません。戦況に影響が出ないよう、現地での配置は極力そのまま維持させてあります」 「やることが大
last updateÚltima actualización : 2026-11-01
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【第119話】最高のご褒美

 案内役である騎士にみちびかれ、セラたちが通されたのは、地下深くに入り組んだ場所にある、いくつもの部屋のうちのひとつだった。  王宮の地下空間は想像以上に広大で、まるで迷宮のようにどこまでも続いていた。古びた木箱が積み上げられた倉庫のような場所があるかと思えば、一転して地上にある本物の宮殿と何ら変わりない、豪華な装飾が施された部屋も存在する。  セラの部屋として案内された先も、豪華で広い部屋だった。調度品は格式高く、絨毯は毛足が長く美しい模様をしている。  ここは、どうやら半地下らしい。 見上げると、天井近くの壁に、小さな明かり取りの窓が穿たれており、そこからやわらかな外の光が斜めに差し込んでいる。  セラはその光を見つめながら、不思議な気持ちになった。  似ているわ……。  思い出したのは、人生のほとんどの時間を閉じ込められて過ごした、冷たく暗い、ローゼンタール家の地下室だった。あそこにも、外界の気配をわずかに伝えてくれる小さな窓があった。  窓の外には、美しいものがたくさんあるだろうと、夢想していた。 実際には、そればかりではなかったけれど……。  セラは、ふかふかの絨毯を足先で堪能しながら、心地良い柔らかさも美しさに分類しようと決めた。  どうせなら、できるだけいろんなものを、美しいものとしよう。   しばらくすると、国王が手配したという専門家たちが部屋へと入ってきた。 現れたのは、意外にも全員が女性だった。  魔術師、治癒師、そして技師だという三人の女性は、互いに無駄のない動きでセラをベッドへ促すと、それぞれのやり方でセラの右肩の傷とそこにある魔道具をあらため始めた。
last updateÚltima actualización : 2026-11-02
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【第120話】湯上がり

 専門家たちの許可を得て、リタに甲斐甲斐しく世話をされながら済ませた湯あみは、セラにとってまさに夢のような心地だった。  身体にまとわりつく砂塵や汗を温かな湯で流すと、固くなっていた身体の緊張が解けていく。すっかりさっぱりとしたセラは、あてがわれた部屋の、ふかふかのベッドの上で、力を抜いて横になった。  セラのためにと用意された部屋は、白亜宮にある寝室と変わらないほど、豪華なしつらえがあった。格式高い調度品が並び、肌触りの良いシーツがセラを優しく包み込む。  地下に隠された場所だということを、忘れてしまいそうだった。  ただ、ひとつだけ地上と異なるのは、窓の位置だった。天井に近い高所にひとつだけ穿たれた小窓は、すっかり暗くなった外の闇を映していたが、セラが横になって間もなく、リタが閉じてしまった。どうやら夜になると、安全のためにすべての小窓は厳重に閉じられる決まりらしい。  ジェイドとレオンは、ずっと忙しく立ち回っているようだった。時折、セラの様子を見に来てくれたものの、そのたびに「殿下、失礼いたします」「レオン様、こちらへ」と誰かが呼びに来て、すぐに慌ただしく出ていってしまう。  セラは湯から上がってしばらくしてから、リタにも「今日はもう休んでくださいね」と伝えて自室へ戻らせていた。自分にとっても過酷で恐ろしい道行きだった。セラを庇い、常に気遣いながら世話をし続けてくれたリタにとっては、どれほど大変で神経をすり減らす旅だったことだろう。  リタにも、ゆっくりと体を休めてほしかった。  静まり返った部屋で、セラはひとりベッドに寝転がって、ぼんやりと石造りの天井を眺めていた。  ところで、ジェイドの部屋はどこだろうか? ここで一緒に眠れるかしら?  そんなことを考えていると、やわらかで清潔なシーツに包まれて、うとうとと、眠気がやってく
last updateÚltima actualización : 2026-11-03
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