さあ、どうする!? まずは、皆の無事を確認だ!「みんな、無事か!」「おう!」「はい!」 五人から声が返ってくる。オーケー。「明光魔灯」 魔導書とバインダーを見ずに探り当てるのはいつもやっていることなので苦もなくできたが、魔導書のめくれる音はすれど、魔法の明かりがつかない。 まずいな。こいつの作り出す闇が、絶対的ということか。 魔導書を落としたら、とてもまずいことになる。慎重に扱わねば。 そんなことをしている間にも、羽根がダーツのように飛んでくる!「とりあえず、地面に引きずり落とさせてもらう! 強重結縛糸!」「ホー!?」 バサバサと羽ばたき、抗うストラス。どちらが勝つか! 地面に引きずり落とせないと、ただでさえ厳しい局面が、さらに厳しくなる!「ホー!!」 よし! 勝ったッ!「やってくれたホーね……。お返しホー!」 翼を広げるストラス。羽根ダーツが、さらに数を増して飛来する。 今、人垣が仇になっている。範囲攻撃とすこぶる相性が悪い。「ロイさん。わたしなら、戦場が見えてますよ?」 そう言うのはクコ。「なんだって! それは本当か!?」「エルフは、暗闇でもものが見えるんです」 先に言ってくれよ。「ナビゲートしてくれ。動きが取れん」「はい!」 クコの指示で、ゆっくりストラスに接近を試みる。「ホー!」「きゃっ!」 パティの悲鳴!「大丈夫か!?」「はい! 鎧で防げました!」 不幸中の幸い、魔法ではないのか。「悪いが、文字通り矢面に立ってくれ!」「はい!」 クコの誘導で、じりじり距離を詰めていく。 接敵! 賦術火炎刃の熱は、剣から感じる。いけぇ!「オラァ!」「ホー!!」 手応えあり!「やってくれたホーね……」 スゥ……っと消えるストラス。おい! 消えんな!「ロイさん、右!」「ここかぁッ!」「ホー!」 またも手応えあり! 持つべきは、エルフの仲間だな!「ホー……」 またも消えるストラス。「そこぉッ!」「ホーッ!?」 打撃音! ナンシアの声だ!「お姉ちゃんだって、鼻でわかっちゃうんだからね!」 人狼の仲間も、持つべきだな!「許さないホー……。許さないホーッ!!」 絶叫!
Last Updated : 2026-10-08 Read more