「げっ、夕也!?」 私は風間あさひ。24歳。 地元から少し離れた田舎の食品工場で働いている。 昔から男っぽい性格のせいか、好きな人ができても毎回玉砕しており、いまだに彼氏がいない。 今日は工場に新しく入った人が何人かいて、私が工場を案内する役目を担った。 そしてどういう訳か、その新人たちの中に私の初恋、桐山夕也がいたのだった。 「お、あさひじゃん。」 私が突然声を上げたことに周りがざわついたため、慌てて謝って工場案内を続けることにした。 「き、急に大きい声を出してすみませんでした。この度はご入社、おめでとうございます。私は第二製造課の風間と申します。これから工場を案内しますので、よろしくお願いします。」 「お願いしまーす。」 「よろしくお願いします。」 「しゃーす。」 食堂から工場の入口へ新人たちを案内する。 「こちらは毛髪・塵除去機になります。どの工場でも外から入る際には必ずこれを使って全身に付いた毛や塵などの汚れを吸わせてください。製品の品質向上のためどうかご協力をお願いします。」 「すみませーん、質問いいですかー?」 「はい、なんでしょう。」 「これってどのくらい吸わせたらOKなんですかー?」 「ああ、ごめんなさい、言い忘れてましたね。この機械は一度吸い始めると15秒で止まる仕組みになっていますので、機械に出ている数字が15から0になるまで全身くまなく綺麗にしてください。」 「はーい。」 「それと…みなさん、内履きは持ってきていますか?」 「持ってます。」 「ありまーす。」 「持ってきました!」 「では、この玄関で外靴から内履きに履き替えてください。皆さんの名前が下駄箱にシールで貼られてますので、外靴は下段の方に入れてください。青いテープがある方が上段、黄色いテープがある方が下段です。」 靴を履き替えた人たちが外靴を下駄箱に入れ、全身に付着した汚れなどを機械に吸わせていく。 「万が一、内履きを洗うために持ち帰って忘れてしまったりした時は、事務所から貸すことができるので、その時は上司、または事務員に声をかけてください。」 その後、作業内容の説明も兼ねての工場案内をし、お昼の時間になり食堂へと戻る。 「最後に、皆さんに集まっていただいたここが休憩所兼食堂になります。休憩時間ですが、10分休憩は10時10分から
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-07-27 อ่านเพิ่มเติม