沖縄には太陽が強く照りつける。夜勤明けの私は、眠い目を擦りパソコンと向き合っていた。私は天野遥香、今年で35歳にもなる。今はこの総合病院で念願の医者になってから、10年にもなった。ふと鏡の中の自分を見る。目にクマが出来ていて、疲れてる顔をしていた。私は自分に喝を入れて頬をバシンと叩く。「天野先生!お疲れ様です!」「ああ、山崎さん!お疲れ様!」この子はよく夜勤で被る今年5年目の看護師である山崎ちゃん。年齢は27にもなる私にとっては人周り年下の可愛い妹のような存在だった。でも、看護師であり助産師でもあるから若くもこの病棟を支える私にとってはある意味相棒だった。「もー、聞いてくださいよ!この間の合コンでー!」「うんうん。」この子は行動力はあるのだけど、少しだけ幸が薄い感じがする。男関係や、お局の愚痴など、ナースコールがなりにくい時間帯だとこうやって愚痴をしていた。「もー!ほんと……男って最悪ですよ!好きになった途端!実は既婚者でしたーって、じゃあマッチングアプリやるなって思いません?」「まあ……そうね。でも、トラブルに巻き込まれなかっただけマシじゃない?」すると、突然ナースコールが鳴り響く。私たちは直ぐに応対をする。「やべ!304の上田さんじゃん!あの人喘息持ちだから、何らかの気管支障害の可能性があるかもです!」「行きましょう!」二人で病棟に駆けつけ、山崎さんの仮説通りの症状が発生したので診断をする。そして、ふたりで処置をしてなんとか事なきを得た。気がついたら、そのナースコールの対応で1時間が過ぎていた。「いやー、疲れましたね。先生、迅速な対応ありがとうございます!」「山崎ちゃんこそ、きちんと根拠と優先順位を明確に覚えてくれていつも助かってるわ。」そう言って、ふたりでハイタッチをする。これが、私にとっての日常だった。☆☆その後も私は医者として患者に向き合い、最大限努力をしている。「うんうん……宮田さんは、確か妊娠して9ヶ月でしたね!そろそろ予定日だったかしら?」「はい、そろそろ楽しみです!」「いいわね!きちんと大きくなってるし、私も楽しみ!」基本的に私は産婦人科の業務をやることが多い。内科とかもやってきたけど、産婦人科が私にとっては生命が生まれる瞬間がとても好きで、ある時期から先行していた。「産む時
Última actualización : 2026-09-21 Leer más