All Chapters of 僕のお母さんは△▽女優: Chapter 1 - Chapter 10

28 Chapters

僕のお母さんはAV女優 1話

「ーーーーおきー!」どこからか……ぼんやりと声が聞こえる。微かに意識が戻り、見知った天井、そして見知った声が聞こえる。「直輝ー!起きなさい!そろそろ学校でしょー?」季節は4月の上旬。暦の上では春であり、暖かい陽光と野鳥が心地よくさえずっていた。しかし、この俺こと天野直輝は昨晩も某モンスターをハントするゲームをネットの友達と一緒に3時まで打ち込んでいたので睡眠としては3時間しか寝てなかったので、この穏やかな陽光が鬱陶しくさえ感じていた。「直輝ー、起きなさい!起きないとほっぺにチューするわよ。」「本当に気持ち悪いからやめてくれ……。」背筋がゾッとして目が覚める。さっきから俺の名前を呼ぶこの女性は天野遥香、俺の実の母親である。なんというか……俺の母親は変わっている。年齢は今年32歳になるのだが、俺が16になるので年齢差は16と異様に若い。そのせいもあってか、母ちゃんは学歴は中卒であり今はパートをしていた。「なによー!反抗期なの?」「うるせえよ、ババア。」「あー!お母さんのことババアっていった!」言葉ではババアと罵るが母ちゃんは若く顔も美形であり、スタイルも異様に良いのだ。その他にも不可解な点が幾つかある、我が家には物心着く頃から父親という概念がないのだ。それなのに俺にはきちんと家もあり、車もある。中卒のパートで片親なのに、俺の人生は何不自由ない生活を送っていた。「聞こえてるの?直輝!」「ごめんごめん……なんだっけ。」「とりあえず朝ごはん食べよっか!何事も朝の習慣が大事よ!」俺は少しうんざりとしながら、少し散らかった部屋を後にした。ゆっくりと木の階段をおりていく。リビングには母親の作ったフレンチトーストとソーセージとサラダがあった。隅にはハンドドリップのコーヒーもある。「また凝った朝飯だな……。」「でしょー!この前ソーセージの作り方の本があったからスタッファーまで買って作ってみたの!」母親の作ったソーセージはひき肉からカレーに似たスパイスを感じる。脂と粗挽きの肉のバランスも絶妙で桜のスモークもかけてある。なんでこんなにこだわれるのか……俺には理解が出来なかった。「これで直輝も元気いっぱいね!さ、学校にいってらっしゃい!そろそろ飯田くんも来る頃じゃない?」「はいはい。」そろそろ学校の始まる時間だ。いつも学
last updateLast Updated : 2026-08-02
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僕のお母さんはAV女優 2話

桜並木の並ぶ校門。その辺には見知った同級生や上級生、初めて顔を見せる新入生が混沌を表現するかのように散りばめられていた。「うわぁ。」「人多すぎぃ!」「黙れ野獣先輩。」俺は人が多いことに対しては嫌悪感をいだいているが、飯田は普段から外に出ては古着などを下北沢に見に行くことが多いのでそこまで感じてはいなさそうだった。俺たちはそんな人混みをくぐり抜けて、自身の教室を探す。えーっと、俺は2-3だからどうやら3階のクラスのようだった。もちろん飯田も同じクラスで2-3である。「しかしまあ……これも縁だよな。同じクラスになる予感しかしなかったよ。」「当たり前だよなぁ。今年は可愛いこと一緒がいいなぁ。」相変わらず飯田は頭の中はピンクかホモビデオの事しか頭にない。これでも水泳は県大会に出ていたりと実はモテてるのだが、サシになると本性を現してドン引きされるタイプなので本当にもったいないと思う。「あれ、そういや直輝は部活やってたっけ?」「ああ、母親に野球部入れられたけどちょっとね……。」「なるほどな、まあ合う合わないがあるから気にすんな。」飯田はみなまで言わなくてもすぐに理解をしてしまう。そう、俺は母親から集団生活で市場価値の高い野球をするように言われて部活に入ったのだけれど正直野球はあまり好きじゃなかったのと周りに合わせることが出来ず、幽霊部員になっていた。そういうのもあってか母ちゃんと顔を合わせるのも気まずい時があるのだ。だから俺は部活に行くフリをしては教室でダラダラソシャゲをして時間を潰すのが日課なのだ。「ついたぞ。ここが俺らのクラスみたいだ。」他愛もない話をしてる間に俺たちはクラスに着いていた。コンクリートの学校の角部屋に位置する教室で、光がよく当たりそうな教室だった。とりあえず俺は自分の席に座る事にした。特にやることも無いので早速Xで適当にポストをチェックをする。「おはよー天野くん。」すると、隣の席から声が聞こえる。ああ、知ってる声だな。「佐倉さん、君も同じクラスだったんだね。」「うん!今年もよろしくね!」この子は佐倉舞衣さん。小柄な身長と目を奪われるような綺麗な黒髪のセミロングが特徴的な子である。前に同じクラスになっていて、学級委員をやらされていたので少し繋がりがある程度のクラスメイトだった。これでも彼女は看護士
last updateLast Updated : 2026-08-02
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僕のお母さんはAV女優 3話

夕方の静寂…、俺と飯田はいつも通りの帰り道だった。辺りは少し夕焼けに染まっている。「なんか、思ったより代わり映えしないメンツだったよな〜。ほとんどクラス変わってねえや。」飯田がつまらなさそうに頭を抱えて見上げる。確かに飯田の言う通りだった。クラスのメンツは多少は変化するものの70%あたりはほとんど同じメンツだった。「そういえばネットで見たことあるんだけど法則があるみたいだぜ?」「法則?なんだぁそら?」「例えば…まずは学力の平均をどのクラスも同じようにしてある。そしてスポーツができたりピアノができる子も分けてあるみたいだぜ?」「学力はわかるが…ピアノは意味がわからない。」「思い出してみろよ、音楽会みたいなやつがあったと思うけどピアノ弾けるやつがいないクラスなんてあったか?」飯田は鋭い目になる。「…そういえばねえな。まじ?そういうこと?」「そういう事だ、最後に同じ部活で纏まったり、双子とか仲良すぎる人とかぼっちの人も偏らないようにバランス調整するらしいよ。」「まじかよ!すげーな、直輝!そんなこと知ってるのお前くらいだよ!」でも気になることがある。俺…ぼっちで人付き合いうまくいってないからそういう枠で決められてるとかそういう節がないだろうかと話してて不安になった。「そういえば直輝は明日は暇?」「まあ、暇だけどさ。」「そしたら下北沢いこうぜ!」唐突なお誘いである。普段あまり誘ってこないので俺は面と食らっていた。「えー、お前ホモだし嫌だな。野獣邸とかで掘られそう。」「やらねえよ、確かに屋上で焼いていきたいような気持ちもあるんだけど、じゃなくてサー!古着見に行きたいんだよ!」あ、そういうことね。飯田はスケベでホモなのだが、決して俺と同じ陰キャな訳では無い。古着が好きでスポーツが好きで、音楽もラップが好きだったりと陽キャの中心にいるような性格をしているのだ。本人はモテないと言っているが実は影でファンがいるのも知っているから、俺とつるんでるのがいつも不思議で仕方がなかった。まあ、予定がある訳でもないのでそれくらいは付き合ってやろう。「わかったよ。じゃあ明日下北沢駅に集合ね!気をつけて帰れよ〜。」そうして、俺と悪友は別れて自宅に戻る事にした。☆☆「ただいまー!」「おかえりー。」リビングから声が聞こえる。聞き慣れた
last updateLast Updated : 2026-08-02
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僕のお母さんはAV女優 4話

俺は昼近くの時間で目が覚めた。そういえば今日は飯田と約束してたのを朧げに思い出し、身支度を整えた。顔を洗って歯を磨くと飯田からLINEが飛んできた。「おっす!俺ももう少しで家出るから…駅の近くの喫茶店で待ち合わせなー!」そんな、端的かつ彼の性格が出ている明るめの文面が目に入る。ちょっとめんどくさいんだけど、まあでもゲームしかどうせやらないだろうから、たまにはこういう休日もいいのかもしれない。母親は、今日はいなかった。仕事が不定休なのできっと今日は出勤なのだろう。リビングに降りるとフライパンの上にベーコンエッグがあるので、俺はマーガリンを食パンにつけ、粉末のココアをかけてココアパンにしてから、コーヒーと一緒に食事をして家を出ることにした。☆☆俺は待ち合わせのコーヒー店についたので惰性で続けてるソーシャルゲームをいじり出す。さて、今日もデイリーイベントをこなさなければならない。デイリーイベントはそこまで重要な報酬は無いのだけれど、積み重ねるとキャラが強くなるのを実感するので俺は欠かさずにやっていた。カフェではカフェラテを購入して待っている。飯田のやつ、珍しく遅いな…。朝早くからランニングをしているくらい彼は生活が充実してるので、遅く起きるだなんて彼らしくはなかった。一体…どうしたというのだろうか。暫くすると足音が聞こえてきて、筋肉質の体型とセットされたセンターパート、そしてまるでラッパーのようなダボダボの服に包まれた飯田がいた。「わりい!まったか?」「おう、15分ほどね。」「そうかそうか、それならいいんだ!じゃあそろそろ行こっか!」「りょーかい!遅れた分は奢りで許してやるよ。」「おいおい、ちゃっかりしてるな…大丈夫だよ、相手の時間を無駄にさせるのは失礼だからな。」このように飯田はただの助べではあるのだがこういう所はキッチリとしてるからこそ、やつは人間関係の中心にいられるのだと思う。彼はどこまでも人情家だった。俺達は駅から15分ほど歩くと、古着屋さんに辿り着くことができた。それにしても通学以外で外出は実に久しぶりであった。「この服いいだろ。」「いや、独特過ぎて俺には無理だ!」「んだよぉ!全く…お前はもっと色んなものに触れた方がいいぞ!価値というのは見るからこそ磨かれるんだ!」「お前が磨かれてるのはAV女優を見る
last updateLast Updated : 2026-08-02
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僕のお母さんはAV女優 5話

俺は小田急線の地下鉄に乗り、自宅への方向へ進む。ちなみに言うと小田急線はそこまで好きじゃなかった。なんでかと言うと、この電車は新宿から神奈川の小田原までをつなぐ果てしない線路なのだ。止まる駅も下北沢や、川崎に行くために必要な登戸、横浜に行くために便利な町田とサラリーマンのアクセスがとにかく昔から多い線路なのだ。なので、夕方になると不定休の人間が多く集まるのでこの列車には座ることがほとんど許されなかった。電車は人が多いから死んだ目をする人間が沢山いる。それだけでもどこか居心地の悪さを感じた。暫くすると、新宿に到達をする。新宿もやはり人が多かった。初めて行く人にとっては祭りなのではないかと思うくらい人に溢れているが、俺にとってはこの人数の多さは日常になっていた。せっかくだし、少し街並みでも見ていくか、新宿というのは繁華街が多い東口と、オフィス街でビルが多く並ぶ西口がある。そして今いるのは南口、こちらはバスタ新宿があるため地方からの人間が多くいた。こちらもタイムズスクエアなどの大型商業施設とスターバックスがあるために、コーヒーブレイクにはうってつけなのである。一先ずは性にあわないのだがスタバに行ってみるとしよう。俺は店内を恐る恐る入ってみたのだが、店の雰囲気に俺は圧倒されてしまった。まずい、普段人と接さないからこんなところに来るのハードルが高かったんだ…。店内に入り少し後悔をする。「いらっしゃいませー!」店員さんがニコニコして待っている。やばい、これどうすりゃいいんだろ。俺の気持ちは動転していた。飯田の前ではあんなに強く出るのに一般人相手だとどうしても緊張をしてしまう。相手からは一切の悪意を感じないのに気持ちがこんなにも動いてしまう自分に俺は心底失望していた。それでも待たせる訳には行かないので、俺はカウンターの前に行き、メニューを眺めることにする。なるほど、コーヒーとカフェラテか。それにこのフラペチーノといえのはマックのシェイクみたいなものなのだろう。ただ、このサイズ表記がどうしても分からない。Sはわかる、凄くわかる。smallとかshortとかそのあたりだろう。ただ、TとGという表記には高校生の俺には理解が出来なかった。英語は14点なので語彙力ないのかと思うが暖かい目で見守って欲しい。さて、これをどう聞き出そう
last updateLast Updated : 2026-08-02
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僕のお母さんはAV女優 6話

佐倉さんに連れていかれ、俺が辿り着いたのは新宿にある行政機関であり、観光もできる東京のシンボルの都庁と呼ばれるところだった。周りにはコクーンタワーと呼ばれる蛹のような形と、網目の壁が美しい建築がいくつもそびえ立っていたが都庁も周りの並木道と、円形の講堂があり自分にとっては圧巻だった。「へぇ〜ここが都庁なんだ、始めてきたよ。」でも都庁に来て何をするんだろうか?確定申告の時期はとうに過ぎてるし、まだ目的が見えない。すると、彼女は展望行きのエレベーターに進んでいくと、展望エリアにあたる45階に上がって行った。どうやら今は夕方で閑散としているが無料で案内をしているようでこれも東京のピーアールの一環だと感じた。階数が上がるにつれ、耳の鼓膜が膨張するのを感じる…とても気持ち悪い。小さな欠伸をして耳に詰まったような感触を解すと…45階に着いていた。すると、そこには絶景の景色が並んでいた。東京スカイツリーや東京タワーなどの有名な建物が一発でわかるようになっている。なによりこの夕焼けが映えた景色が都会の町をオレンジ色に染めていた。こうして見ると、自分ってちっぽけな存在なんだなと改めて思い知らされるのを実感する。「…すげぇな、俺感動したよ。」俺は佐倉の方をみていると、佐倉は…泣いていた。静かに耐えるのだけれど、限界を迎えたような涙であった。「私…もう何が何だか分からなくなったんだ。」俺が相槌をするまでもなく、佐倉はつづける。「私さ…向こうでも一人ぼっちなんだ。ご主人様は私の事を好きって言ってるけど…他の女の子とセットで好きだって事だし、メイドさんも表面上は明るく接するけど、私のモノを壊したりとか盗んだりするの。家族も明るい私を好きなんだけど、本当の私を受け入れてくれる人がいないなって…、学校でも家でもバイトでも一人ぼっち、私なんのために生きてるか分からないの。」周りは外国人と観光客だらけで佐倉の涙は周りには関心を引くことはなかった。佐倉は少し恥ずかしそうに…でも今ここで伝えないと自分がダメになると思いながら続けた。「佐倉、君は俺に似てるなやっぱり。」「似てるの?」「ああ、俺さ…ちょっとした発達障害もっててさ、昔からなんというか腫れ物のような目で見られることが多かったんだ。」「ああ、ちょっと分かるかも。」「俺はそれで世の中から距離を置
last updateLast Updated : 2026-08-02
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僕のお母さんはAV女優 7話

食卓を見ると、今日も美味しそうな料理が並んでいた。ハンバーグにグリーンサラダ、そして味噌汁と米である。見るからに健康かつ成長期の俺を気遣うようなそんな料理であった。口に入れると、それはもう圧巻の美味しさだった。昔はマックとかのジャンクフードが好きだったのだが、少し大人になると玉ねぎの旨みとかそういったものに美味しさを感じた。「相変わらず、無駄に美味しい。」「無駄…は余計ね!」母ちゃんがツッコミを入れる。まあ確かにこの言い回しは失礼にあたるのだが、俺は思春期真っ盛りの男子…そうやって小さく母親を反発したくなるものなのだ。とはいえ、漫画の不良のように罵ったりしない分俺は幾分か優等生と思って欲しいくらいだ。まあ、バイトもしてないし部活もしてなければ成績も良くないニートみたいなものだから優等生の優の字もないんだけどね。母親も左手で箸をもって美味しそうに食べる。「んー、おいしい!隠し味にほりにし入れてみたんだけど、やっぱりアウトドアスパイスって最強ね!」「母ちゃんアウトドアなんてやってたっけ?」「たまにね、昔キャンプが趣味だったのよ!そうだ、今度直輝もデイキャンプでもいいからやって見る?自然はいいわよ〜、都会にいると気づかないことだってあるんだから!」「考えとく。」母親がAV女優だなんてくだらないことを詮索してしまったが…日常の幸せが俺の頭を浄化してそんな疑いを忘れさせてくれる。幸せだ、確かに父親がいなかったりするし、じいちゃんばあちゃんとかそんな概念が無い家庭ではあるものの母ちゃんがあまりにも優秀すぎるので俺は母ちゃんの息子でよかったなとさえ思ってしまうのだ。そう、何かの間違いだった。日本人は少なく見積っても1億人がいて、毎年70万人生まれては70万人が死ぬ…そういう熱循環システムで成り立っている。たまたま似ている人がいただけだ。犬だってそう、ブラックアンドタンのチワワみたいにカラーリングで区別されてる…いや、その例えはちょっと違うか。俺と母ちゃんは決まってテレビを見て食事をするのだ。今日は世界仰天ニュースのダイエットビフォーアフターだった。俺の母親はこれがめちゃくちゃ好きだった。「この人…110kgか〜でも顔のパーツめっちゃ可愛いよね。この人は美人になるわよ〜。」「そうかな?普通なんじゃない?」「言ったな〜!じゃあ冷蔵庫
last updateLast Updated : 2026-08-04
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僕のお母さんはAV女優 8話

またあの夢だ、俺には決まって見る嫌な悪夢があった。なにかに追いかけられる夢だ、この夢を見る時の景色はどこか景色がずんと澱んでいた。「よりにもよってこんな日に、どうしてなんだよ。」この夢の目覚め方を知らない。出来が悪いのでこの夢は何かを成し遂げないと目が覚めれたことがない。そして、その夢を見る日ななにかと胃のあたりがヒヤヒヤしてムカッとするのだ。「きた、やつだ。」便宜上、俺は奴らのことをヘドラと呼ぶ。昔…そう4歳くらいの記憶かな。俺は母親といる時間が無い時にカセットビデオがあったのを記憶している。そこにあった特撮映画の敵怪獣にヘドラという化け物がいた。化け物は目が赤く血走っており、人は目尻が横に伸びているのだが奴は目尻が縦に伸びていた。目の周りはイボイボがあり、書籍でも女性器を模していると記載があった通りグロテスクな顔立ちをしていた。体は名前の通りヘドロのようにドロドロとしている。見るだけで嫌悪感をする見た目をしている。昔は俺はコイツを見てすごく泣いた。こいつ、空も飛べるし分裂もするし倒しようがなかった。体も60mにもなるので話の付けようがない。化け物は俺を見るなりすぐに追いかける。だが、動き自体はそこまで早くない。しかし、化け物はしつこく俺を追いかけてきた。一体俺になんの恨みがあるのか…検討もつかないのに執拗に追いかけてきた。俺は地下鉄に駆け寄り、電車を乗った。そして、夢の中の二子玉川駅を降りて、多摩川沿いを走った。しかし、奴は空を飛び俺に向かって走ってくる。なんなんだよマジで。そして、化け物は空から押さえつける。やばい…殺される。俺は悲鳴をあげるが、何故か声が出ない。女性器の目が鋭く俺を睨みつけた。「………!」しかし、どうにも喉がつっかえて声が出ない。ああ、本当にこの夢が嫌いだ。せめて夢だけでもいいものが見れればいいのに。涙を流した時に…俺は目が覚めた。「ああ、くそう。…また同じ夢を見ていた。」喉がつっかえてたのは、寝る時の頭の角度が上を向きすぎてたので舌が喉につっかえていたのと、口を開けたまま寝ていたので乾燥しきっていたのが原因だった。俺はたまに変な夢と思ったものは夢占いとして検索をする。これが結構当たったりする。例えば…猫に噛まれる痛覚の夢があった。猫とはすなわち親しい女性の裏切りを
last updateLast Updated : 2026-08-04
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僕のお母さんはAV女優 9話

帰り道の事だった。今日は俺は飯田が部活なのでまっすぐ家に帰る。大丈夫、何があっても俺は母親を愛することが出来る。覚悟もあった、勇気だってあった。そうだ、母親のためにケーキを買っていこう。今日も仕事で疲れてるのだ、いつもは素通りする……あのケーキを買っていこう。歩く足は不思議と軽かった。しかし、突如として足は止まることになった。何故か母ちゃんの姿があった。「おーい!母ちゃ……。」しかし、その声はふと消えてしまった。何故か見知らぬ男性と一緒にいた。それだけじゃない、母親と男の後ろに建物があった。まだ、思春期だと実経験がないので空想上に近い建物のラブホテルと呼ばれるものだった。母親は…の表情は天気とリンクするように曇天の空模様だった。「ありがとうございました。弊社とも何卒取引のほどよろしくお願い致します。」「ああ、継続させていただくよ。まさか取引会社にAV女優の女王の橘遥香さんがいらっしゃるとは……。」「青柳さん、やめてください。全て過去の話です。」「まあいいや、御社とも取引をするのかどうかは橘さん次第だからな。じゃあ、また会おう。」「青柳さん、私は天野です。」「そうだった、失礼。」すると、男は母ちゃんの腕を捕まえ、唇を合わせていた。母ちゃんは何故か拒否することなくキスという行為をすませてしまった。俺は目を離すことが出来なかった。その後母親はぺこりと頭をさげ、ホテルの前で男女は別れる。母ちゃんは家の方向に目指す。逆の方向を目指す男と目が合った。男は身長180位でスーツを着こなしていて、特にすごいブランドを着てる訳では無いのだが、腕時計などが明らかに市販のものでは無かった。俺は、知らず知らずのうちに男を睨んでいたみたいだったが男はそれをいなすかのように邪悪に微笑んだ。「おや、血気盛んな少年ですね。」「あんた……何してたんだ。」「何って……商談ですよ。」「ふざけんなよ、ここラブホだぞ!」「何か問題でも?取引というのは様々な形で存在するものです。君にとってはつまらない性行為かもしれないですが、これで取引が続いて、雇用が生まれて、生活できる人がいたりするんですよ。」「綺麗事をぬかすなよ、気持ち悪いんだよ。」男はふはは、と見下したような笑い声をあげた。まるで負け犬を嘲笑うかのようで、吐き気と怒りがした。「まあ
last updateLast Updated : 2026-08-04
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僕のお母さんはAV女優 10話

「はあ……。」私の最愛の息子、直輝が出ていってしまった。理由は簡単である。私がAV女優の過去があったこと、青柳さんとの一件を見られてたこと、それと……今まで私が隠し事をしすぎてしまっていたのが爆発させてしまったのだ。青柳さんとの事は仕事を守るためでもあった。私は、事務はメインのお仕事だが営業の成績も過去に良かったので時折営業をするのだが、青柳さんの件に関しては億単位の金が動いている。今後も直輝との生活を守るために私は青柳さんに自分を売ってしまった。私の大きな失態であった。今日は……直輝の好きな唐揚げだったんだけどな……。1人で自分の作った料理をつまむ、春とはいえ夜の時間は体が冷え込んでいくだろう。直輝……昔から寒がりだったもんな。何故私がAV女優をやってたかって言うと……それはもうなりゆきとしか言いようがない。私は17で直輝を産んだものの、私には直輝を守る手段がなかった。だからこそ高校を中退して沖縄から東京に流れ着いて、様々な事にぶつかって辿り着いたのがAVだったのだ。それにあたり、私は家族の秘密などを一切隠してきた。何故かって?それはまだ時間をかけて言いたいと思っている。でも直輝は捻くれているけど誠実で、人一倍感受性の強い優しい子なのだ。私に出来るのは、そんな息子に対して無償の愛を届けることである。そう、帰ってくる時を今は静かに待つのが私としてのやるべき事なのだ。しかし、気持ちでは落ち着いてるが私の心情は私の挙動と反比例するほど落ち着きはしてはくれなかった。「直輝〜。」☆☆「次はー町田ー、町田ー。」俺は少し空いた電車で、神奈川県の方向へと進んでいた。いや、このままだと静岡県に行ってもおかしくないかもしれない。しかし、電車賃は流石に静岡県まで連れてってくれるほどの余裕がなかった。Suicaの金額を見るとあと数駅で降りなければならなかった。もちろん……なんか戻るに戻れなかった。LINEをみると、母ちゃんからの連絡は特になかった。流石は母ちゃん、よく分かっているの一言に尽きる。俺は基本連絡が嫌いなので長文が送られようなら多分1週間は母ちゃんを見たくすら無くなるのも想定内なのだろう。「次はー、相模大野ー相模大野ー。」その代わり……飯田からのLINEは来ていたのは気がついたのだが、今は見たくすらなかった。きっと
last updateLast Updated : 2026-08-04
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