神社の歴史のある自然は整備されていて、所々が御神木として大切にされてるようだった。「姉ちゃん?」私は、気に突然耳を当てる。私は知っている、おおきな木は下から水を汲み上げる……いわゆる生きてる音がするのだ。私は、この音が好きだった。「わわ!姉ちゃんが木に発情した!?」「……うっさい。」「ごご……ごめんて、その拳を下げてよ。」「……木の音、知らない?」「あ、木からなんか聞こえるんだね!どれどれ……。」凛もその静かな音を聞いて目を閉じると、確かに音が聞こえたのか目をキラキラとさせていた。「すげぇ!めっちゃ神秘的!うおおー、これなら良いデザインが描けそうだ!」「……まーた仕事。」凛は本当に仕事が好きだ。恐らく仕事とプライベートの境界線がないほど好きなのだ。いや、私も人のこと言えないけどね。私たちは正宮 豊受大神宮を見ると、そこには綺麗な新しい木で建てられた神社があった。地面は玉砂利でできていて、それだけでもほかの神社とはひと味もふた味も違う。他にも3つほどの別宮があって、神社なのにまるで1つの迷路のように広く迷いそうでもあった。凛は難しい顔をしてよく見ている。「昔からある建築って昔からあるのに長持ちするの不思議だよな。俺生きる世界が違ったら宮大工もやってみたかったかも。」「……そんなに簡単じゃないかも。」「だよね!歴史のある建造物だから、建てた人の意図も汲めなきゃ建てられなそう。木の扱い1つにしてもこだわってるらしいから、尊敬するよ。」私たちは一通り外宮を歩いてはたくさんのことに驚かされる。自然、建築……そして雰囲気、どれを取っても一流の一言に尽きる世界だった。私も興味を駆り立てられたけど、凛はデザイナーという職業病もあってか深く考えていた。そして、しばらく私たちは外宮を出る。次は内宮を見に行くために、凛がタクシーを呼んで内宮を目指す。凛はタブレットを開いてはデザインをすぐに描き上げていて、どこまでもプロなのだと思い知らされた。「そういえば、この神社アマテラスを祭る神社だっけな?」「……ごめん、神話はソシャゲ止まり。」「あはは!姉さんらしいや!」「……あ、そういえば天照にはスサノオって弟がいた気が。もしかして、凛と同じシスコンだったりして。」「誰がシスコンだよ。」え、自覚ないの?すると凛は得意げに指をク
Last Updated : 2026-09-11 Read more