Inicio / 恋愛 / 俺がラスボス? / Capítulo 31 - Capítulo 40

Todos los capítulos de 俺がラスボス?: Capítulo 31 - Capítulo 40

76 Capítulos

31.冒険者ギルド

「そうか。2人だったら…」 「トオルさん?どうかしたのか?」 「あぁ。いやこっちの話だ。まずは換金してからだな。とりあえずこの魔石一部はそのまま持っておくといい。残りを換金すると…銀貨15枚と銅貨10枚ってところだな」 「ありがとう。そしたらとりあえず10連泊するから…銀貨9枚で良かったか?」 「あぁ。その分を、差し引いて銀貨6枚、銅貨10枚だな」 この世界に来て初めての収入だな。 「やったね!ユウキ2人で手に入れた最初のお金!」 もう何を言っても可愛いのねこの子は。 「じゃあ銀貨3枚、銅貨5枚ずつだな。ルーナさんにもらった小袋あるだろ?それに入れて収納しとくといいよ」 収納を使えばスリにあったり財布を落とす心配もない。 普通に便利だな。ルーナさんありがとう。 「はーい。そうしまーす」 「じゃあこれが部屋の鍵だ。そう言えば特に聞かなかったが一部屋で良かったか?」 「一部屋で大丈夫でーす!!」 おいおい… まぁ神殿では結局同じ部屋だったしな。今更か。 「じゃあ1度部屋に入ったら冒険者ギルドに行ってみるか」 「はーい!」 「行く時は受付でナツキに道を聞いていくといい」 「あぁそうさせてもらうよ」 それから部屋へ行き、一息ついて、 受付で道を聞き冒険者ギルドへと向かう。 途中ウチのお姫様が寄り道したがったけどそれはまた今度。 「さて着いたな。これが冒険者ギルドか」 「…次はデートだからね」 「まだ言うか。わかってるよ。俺だってハルとデートしたいんだから」 「ふぇっ!?そうなの??」 「そうですよーそうですよー」 「むー。適当に言ってるー」いや本気の本気なんだけどな。堂々と言えるわけないじゃん…。 などと話をしながら冒険者ギルドの中へ進む。 えっとナツキさんが言うには右手の受付が登録だったかな。 「すみません。登録をしたくて来たのですが…」 「あ、はーい。登録ですね。えーともしかして来訪者さまでしょうか?」 「あ、はい。そうです」 そう言って腕輪を見せる。 「ルーナ様のですね。ではそうしますと文字のご記入難しそうですね。代筆致しますので口頭でお伺いしますのであちらの部屋へどうぞ」 「別室なんですね」 「口頭ですと個人情報が周りに聞こえてしまいますからね。ではこちらでお伺いします。わたしはギルド受
last updateÚltima actualización : 2026-09-09
Leer más

32.お願い

「依頼?まだ登録も完了していない新米も新米の俺達にか??」 そう。カードも受け取っておらず明日Fランク冒険者としてスタートする事になっている俺達に頼みたいことなんて……。 「あぁ。もちろん受けるか受けないかは2人の自由だし、受けなかったからといってここから出ていけなんて言わない」 「話を聞くだけになるかもしれないぞ?」 「もちろんだ。頼みたい依頼ってのがな、ダンジョン探索なんだ」 ダンジョン!あるのかやはり。 正直気になる……が、危険があるならハルを連れてってのはなぁ。 「ダンジョンを踏破してくれとかって訳じゃない。この辺りでは有名なダンジョンだしな。頼みたいのはそのダンジョンである物を持ち帰って欲しいんだ」 「ある物?」 「あぁ。そのダンジョンにだけ生息している植物なんだが、魔源草って言ってな。その植物が欲しいんだ。そんなにレアな物でもなんだが最近そのダンジョンに行く冒険者が居なくてな」 「来訪者が最近居なかったからか?」 「ああ。正確にはいたんだがそのダンジョンに行けるやつらが居なかったって感じだな」 「それはなぜなんだ?」 「お前ら一週間でここまで来てるのが異常なんだよ。大抵の来訪者はこの街に一ヶ月以上かかって身銭もギリギリな奴らがほとんどだ。ちなみに俺もこのタリスまでたどり着くのに三ヶ月かかった。タリスに着いてから腕を上げる頃にはこの街から出ちまうし、そのまま命を落とす者もいる」 「修行するのにダンジョンに行く奴はいないのか?」 「いるにはいるが命を落とすか大怪我して戻ってくるだな。魔源草を持ち帰れたやつは最近いないんだ」 ふむ。となるとそれなりに危険か。 「その…魔源草はなんで必要なんだ?」 「あぁ。アレスティア人だけがかかる病で魔力枯渇症ってのがある。俺達来訪者はアレスティア人に比べて魔力が多く、魔力の自然回復も早い。それに対してアレスティア人はそもそも魔力が少なく、自然回復しにくいんだ。そんなアレスティア人が過剰に魔法を使うと魔力枯渇症で倒れちまうんだよ」 そこでナツキさんがお茶を持ってきてくれる。 「実はウチのお母さんが魔力枯渇症で倒れちゃってるんです」 「ナツキ!それはまだ話すことじゃない!」 「ごめんなさいお父さん。でも二人には話して良いかなって」 「ちなみに奥さんはなんでそんなに魔法を使ったんだ
last updateÚltima actualización : 2026-09-10
Leer más

33.ダンジョンへ向けて

「奥さんにできるのかわからないが、奥さんが元気になったら治癒魔法を教わることはできないか?」 そう。治癒魔法だ。 神殿の資料室で回復魔法について調べていたんだ。 治癒魔法ってのは各属性に存在する魔法。 習得方法は人によると。 魔法を使ってればいきなり習得したり、最初から使えたり、一生習得しなかったり様々らしい。 「できるのかはわからんが、無事元気になったら話はできるよう約束しよう。ってそんな事でいいのか?」 「あぁ。構わないよ。さてそうと決まったら今日は休もうか。明日朝イチギルドに行ってカードを受け取らないとな」 その後ハルと一緒に部屋に戻ってくる。 「やっぱりユウキはカッコ良くて優しいね!」 「カッコつけてるだけだよ」 「んーん。本当にカッコイイよ!」 満面の笑みでハルが言う。 「…ほ、惚れちゃう……か?」 「んーもう惚れてるよって言ったらどーするー?」 ちょっと吃りながらの冗談を言ってみたらとてつもないカウンターが飛んできた。 「え?……え?あ、いやどうしようか?」 「なにそれー?さて明日早いから寝よー。ユウキおやすみー!」 「……あぁおやすみ」え。何?どーゆー事?え?ちょっと…え? そのまましばらく放心状態だったのであった。 〜〜〜翌朝〜〜〜 2人でギルドにやって来た。 受付のレナさんは今日も居た。 「おはようございます。お二人のギルドカードできていますよ。……コチラになります」 そう言って2枚のカードを出してくれる。 おー。これがギルドカード。 「なんて書いてあるのかわからないなぁ」 そーかハルは読めないんだよな。 なんでか俺は読めるんだけども。 「名前とランクだな。後はこの数字はなんだ?」 「そちらは依頼達成の際に溜まるポイントですね。一定溜まるとランクアップとなります」 「なるほど。あ。そうだ。依頼と言えばペガサス亭のトオルさんから依頼を受けたのですが」 「あ、はい伺っております。個人での依頼となり本来はギルドのポイントとかには関係ないのですが、今回の魔源草の採取については以前からトオル様が出されている依頼になりますので、達成の際にはポイントが入ります。報酬についてはトオル様からの支払いとなりますのでギルドからはございませんが」 おお。もう話通っていたか。 「これギルドカード貰う前
last updateÚltima actualización : 2026-09-10
Leer más

34.ダンジョンにて

タリスを出て小一時間で魔力のダンジョンへ到着した。 神殿からタリスへの道のりと比べれば散歩みたいな感じだったな。 ダンジョンの入口には特に受付も門番もおらずただ洞窟がそこにあるだけだった。 「ここか…。ハル大丈夫か?怖かったらココに残ってもいいぞ?」 「大丈夫だよ!それにここに1人の方がイヤかな。ユウキと一緒がいい!」 もう…この子は。 絶対に守るからな…。 「わかったよ。じゃあ俺が前でハルが後ろな。とりあえず今日は最深部まで行けなくてもいいと思ってるから。無理はしないで行こう」 「はーい!」 そして2人でダンジョンの中へと進んでいく。 「なるほど洞窟の中だけど明るいんだな。松明とか必要ない理由は……これか」 見ると壁に生えている苔が光っている。 ヒカリゴケってやつか。 「なんかジメジメはするねぇ。静かだし。1人だと怖い……かも?」 そう言いながらハルが着いてくる。 「離れないようにな。俺のスピード速すぎたら言ってくれな?」 「うん!ありがとうユウキ!」 そう話ながら進んでいく。 途中出てくる魔物は大して苦労せずに倒していった。 しばらく進むと階段を見つける。 「ここを降りると地下二階か。ここまでは余裕だったな」 「出てくる魔物も外と変わらないもんね。しかも出てきても一体ずつ。ユウキの敵じゃないね!」 「そうだな。でも魔石はちょっと大きいな」 そう。ダンジョンで倒した魔物の魔石は外の魔物に比べてサイズが大きかった。 「このダンジョンが魔力のって付くぐらいだからそのせいかもな。このまま地下2階も行っちゃうか」 「うん。この調子なら余裕余裕!」 「油断はしないようにな」 そう言って二人で階段を降りていく。 確か階段には魔物は出ないんだったな。 そして地下2階へ着く。 雰囲気は変わらないようだ。 「何か変わるのかなぁ?」 「どうだろうな。進んんてみよう。地図ではここも特に広くはないようだからな」 地図を見てある程度頭にルートを入れて進んでいく。片手に地図持ちっぱなしって訳にもいかないしな。 地下2階も特に問題なく階段までたどり着いた。 途中の魔物は複数体で出ることもあったがハルのファイヤーアローで瞬殺だった。 「…これは地下三階も行けるか?」 「大丈夫じゃない?まだ一時間位でしょ?一フロア三十分な
last updateÚltima actualización : 2026-09-12
Leer más

35.地下5階

地下五階への階段へ辿り着いたわけだが。 どうするか。 三階と四階でで魔物が現れないってのがちょっと引っかかるんだよなぁ。 「ハル。ここで引き返すか?」 「え?なんでー?もう五階だよ?時間も予定より1時間ぐらい早いし行こうよー」 「んー。そうなんだけどなぁ。……わかった。五階へ降りよう。ただ降りてすぐに何か異変…例えばハルの感じてる重さが酷くなるとかあったらその時点で引き返すぞ」 「わかった!じゃあ降りたらどんな感じかすぐに伝えるね!」 二人で階段を降りていく。 階段を降りると扉があった。 「この扉は地図に無いな…。地図ではここも通路になってて奥まで行くと広くなってそこが魔源草の生息地となっているが…」 「扉書き忘れたんじゃない?行ってみよーよ」 「ハル。何か感じは変わったか?」 「うーん。さっきまでと変わらないかなぁ」 「そうか。じゃあ扉開けるぞ」 そう言って扉を開ける。重そうな扉だけど音もなく簡単に開いてしまった。 扉を抜けて中に入る。するとこれも地図に無い広間に出た。 「これは?これも地図に無いぞ…」 「…ユウキ。ダメ。なんかここダメ」 ハルがいきなり脅えだす。 「戻るぞ!ハル!」 慌てて扉に戻るも… 「…く!開かない!」 先程外から入る時は音もなく開いた扉だったが、 扉は内側からはビクともしなかった。 「くそっ!どうなってる!?ハル!大丈夫か?」 「う、うん。…ユウキ。何か来る…何か来るよ!」 …ドスン…ドスン… 広間の奥の通路から重い音が近づいてくる。 なんだ?何がくる? ここまで魔物出なかったのはまさか…この扉のせいか? そうこうしている内に音の主が広間へ現れる。 …現れたのは3mほどの巨大なスケルトンだった。 手には俺が両手でようやく持てるかどうかと言った大きさの、大剣が握られている。 「な、なんだ…こいつは?こいつがトオルさんが言っていたスケルトンか?でもこんな大きいとは聞いていないぞ」 「ユウキィ…。どうしよう…。重たい感じだったのアレから感じるよぉ。…怖い、怖いよぉ」 泣きそうな声でハルが言う。 俺が馬鹿だった。事前情報と違う時点で戻るべきだった!ハルを危険な目に遭わせるなんて! 言っているうちに少しづつだが、こちらにスケルトンは近づいてくる。 戸惑っている暇は…ないな
last updateÚltima actualización : 2026-09-12
Leer más

36.魔源草

闇の中にいた。 (ククク。我ノチカラヲ使エバアノ程度ノ魔物ナゾ瞬殺ダッタモノヲ) 声がする。お前か。お前の力は使わない。 (シカシアノ娘恐ロシイチカラヲ秘メテイルナ。貴様ヨリ破壊二適シテイルノデハナイカ?) ハルはそんな子じゃない。ハルは優しい子なんだ。 (マァイイ。早ク我ヲ求メルノダナ。■■■の■■■ヲ持ツ者ヨ) なんだ…?何を…? …キ! ……ウキ! この…声は…。 「ユウキ!」 目を覚ますと目の前にハルがいた。 「ユウキ!良かった!目を…覚まして…くれたよぉ」 ハルは目に涙をいっぱいに浮かべていた。 俺はハルに膝枕されている状況だった。 「ハル…。そうか。あのスケルトンはハルが倒してくれたんだよな。ごめん。守るってカッコつけたのにこのザマだ。カッコ悪いな」 「ううん。そんな事ない。そんな事ないよ!ユウキは…私の大好きなユウキはカッコイイよ!」 「ハル…え?…え?今なんて?」 「んー?ユウキはカッコイイ?」 「あ、いや、そのまえ…何でもないです。はい」 聞き直して違ったら恥ずかしすぎる。でも今大好きって…。言った?言ったよね?え。聞き間違い? 「ふふふ。変なの。…ユウキ身体はどう?貰ってた回復ポーション使ってみたんだけど…」 そう言われてみると… 意識を失う前痛くて動かなかった身体が動く。 腕も折れたと思っていたが…動くな。 「あぁ大丈夫だ。ハルありがとう」 「うん。ポーション飲ませるの大変だったんだからね!」 言われてみると俺の首元が濡れている。 「あぁ意識のないやつに飲ませるの大変だもんな。瓶を口に突っ込んだ感じか?」 「あー。うん。そう。ソウダヨー」 ハルが赤くなりながら言う。 「…?どうした?」 「ナンデモナイヨー」 「そうか?…まぁ何にせよ助かったよ。ハルの方が俺より強いな。俺ももっと頑張らなきゃな」 「これで一緒にいても良いって思ってくれた?」 「何を言ってるんだ?一緒には今までもいるじゃないか。この先も一緒だぞ?」 ハルの質問に答える。 「一緒に戦っていいよね?って事だよ!一緒に居るのは決まってるの!ずっと一緒なの!」 「あぁ。ハルが居なかったら俺やられてたしな。一緒に戦おうな。ハルを守れるぐらい強くなってみせるから」 「私もユウキを守るからね!」 「そうだな。…さて
last updateÚltima actualización : 2026-09-12
Leer más

37.シチュー

地上への道は何も無かった。文字通り何も。 行きに現れていた魔物達も帰りは全く現れず。地上まで何も起こらないまま戻ってくることができた。 「ふー。何とか戻ってこれたな」 「うん!やっぱり地上がいいねぇ」 時間的には日が傾き始めてる時間か。 今から戻れば夜になる前にタリスには戻れそうだな。 「よし。ハル暗くなる前に戻ろう。夜は魔物と戦うのは厳しいかもしれないからな」 「うん。お腹も空いたねー!」 二人でタリスに向けて歩き始める。 道中魔物に遭遇したが、俺の剣とハルの魔法で瞬殺した。 「ほら2人の方が早いし安全でしょー?」 「返す言葉もございません…」 そんなやり取りもしながら、タリスに無事辿り着いた。 「ふぅー。ちょっと疲れたねぇ」 「初めての冒険らしい冒険だったもんな。ギルドは…明日にしてペガサス亭へ帰ろう。魔源草がこれでいいのかもあるし、合ってるなら早く渡してあげたいしな」 「そうだね!」 そうして二人でペガサス亭へ急ぎ向かう。 ペガサス亭へ着くとナツキさんが迎え入れてくれた。 「あ!おかえりなさい!2人とも無事で良かったです!」 「ナツキさーん!ただいまぁ!お腹空いたよぉ!」 「お食事の用意もできてるはずですよ!…おとーさーん!2人が帰ってきたよー!」 ナツキさんが奥にいるトオルさんを呼ぶ。 「おー。戻ったかぁ。思ったより遅かったからちょっと心配したんだぞ。それで初のダンジョンはどうだった?無理はしなかったか?」 元々伝えてた予定の時間よりは早く帰ってこれたのだが心配をかけていたようだ。 「あー。無理はしなかったよーな、したよーな」 「ユウキが死にそうになったんだよぉ!」 「なに!?あそこのダンジョンに罠は無いし、そんな強い魔物は現れないはずだが…。何か油断していたのか?」 この反応だと…やはりあのスケルトンは知らないのか。 まぁそれよりも。 「その話は後で。トオルさん魔源草はこれであってるか?」 そう言い収納から瓶を取り出す。 相変わらず光り輝いていた。 「なっ!!お前それは間違いなく魔源草!しかも魔力を限界まで蓄えた状態のものじゃないか!それを瓶にいっぱいだと!?」 あれ?なんか凄いことしちゃった? しかしこれで間違ってい
last updateÚltima actualización : 2026-09-13
Leer más

38.お誘い

トオルさんに地下五階で起こったことを全て話した。 「…そんなこと聞いたことないぞ。まずあのダンジョン内に扉があったなんて知らん。そして巨大スケルトン。極めつけは壁一面の魔源草。しかも魔力を最大まで蓄えた状態。地下三階四階に魔物が居なかったことも含めて異常だ」 やはりダンジョンで起こっていることはイレギュラーだらけだったようだ。 「特にそのスケルトンだな。召喚されてからこの街まで一週間かそこらで来れるユウキの闘気を込めた剣が全く通らなかったんだろ?そんな強度のスケルトン聞いたこと無いぞ」 「あの時は俺もそれなりにテンパってたからな。上手く込められていなかったのかもしれないぞ」 「であったとしてもだ。ルーナさんからもらった剣は闘気が込めやすくて、武器自体の威力もそれなりのもんだ。それで傷一つつかないってのは…。」 おぉ。この剣簡単に貰っちゃったけどそれなりの物だったのか。 今度何かお礼しに行かなきゃいかんな。 「そう言えば魔石は出なかったのか?」 「あ、出たぞ。…これだ」 「…な。なんだこれ?こんなサイズの魔石を持つ魔物なんぞこの辺りに見た事も聞いたこともねーぞ!」 「そうなのか?」 「あぁ。せいぜい手のひらサイズのもんだ。このサイズの魔石を持つ魔物が現れたら神殿の方々に助けを求めなきゃならん。下手すりゃ街がひとつ滅ぼされてもおかしくないぞ」 「そんなレベルの話だったのか。俺の判断の甘さがハルを危険な目に遭わせてしまった、もっと事前情報と照らし合わせて行動するべきだったな」 「厳しい事を言うならその通りだな。この世界は元の世界と違う。一つの判断ミスが命に関わる。とは言えあのダンジョンで今までこんなことがなかったからなぁ。俺の言い方も足りなかったと思うよ。すまない」 トオルさんが頭を下げる。 「そんな事はないよ。無理をするな、何かあれば引き返せと教えてくれたじゃないか。判断を間違えたのは俺だ。トオルさんは悪くない」 「まぁまぁ二人とも。こうしてユウキも私も無事だったからいいじゃん!目的の物も手に入ってカオルさんも助かる!みんな無事!」 ハルが明るくそう言ってくれる。 「まぁ…そうだな。改めてカオルのこと助けてくれてありがとうな!しかしハルなんか機嫌良いな?ダンジョンで何かあったか?」 「んー。えへっ。ユウキがね私にも頼ってくれるっ
last updateÚltima actualización : 2026-09-13
Leer más

39.カオルさん

 ユウキとハルがダンジョンから戻った日の夜 スケルトンが燃え尽きた場所にフードを深く被ったオトコがいた。 「ふむ。魔封印の扉を開けて入った者がいる事も驚いたけど、未完成とは言えあのスケルトンを倒すなんてね」 スケルトンの消滅した場所を見て言う。 「魔源草を飽和状態にし魔力を放出させ、魔封印の扉で密封。一体のみスケルトンを置くことで充満した魔力で超進化させる。まぁ数日程度ではまだまだだったということかな」 その者は扉に近づき触れる。 すると扉は一瞬で消えてしまった。 「対物理特化にしたけど魔法特化にした方が良かったかもな。まぁ街に解き放つなら物理特化の方が良いのだろう」 そう言いながら広間の奥へ進む。 「これもある程度回収しておこう」 壁一面に生えている魔源草へ手を向ける。 「収納」 そう言うと壁一面の魔源草の大半が消えてしまった。 まるでユウキ達の持っている収納の腕輪のようだった。 「さて行くか。次はどうするかな」 そう言い姿を消すのだった。 〜〜〜 初めてのダンジョン攻略が終わった日の夜やはり疲れていたのか深い眠りについていたようだ。 朝起きると…ハルがいた。 いや同じ部屋で寝泊まりしているので居るのは当たり前なのだが。目の前にいた。 この世界二度目のベッドに潜り込み。 前回は…あー黒い力で暴走してハルに助けてもらった時か。 今回も死にかけてハルに助けられた。 何?俺に何かあった時は潜り込んでくる感じ? と、ハルの寝顔を眺めながら考えていると…。 「ん、んーー。…あ、ユウキおはよー」 「おはよう。…じゃないんだな。ハルのベッドはあっちだろう?」 「ふぁぁぁ。ん?ユウキが生きてるか確認してたらそのまま寝ちゃったみたい」 寝ちゃったみたいってお前…。ガッツリ布団の中に入り込んでるじゃないか。 「…まぁ心配かけちゃったからな。大丈夫だよ。俺は生きてるよ」 「本当にー?心臓動いてるー?」 と俺の胸に耳を当ててくる。 っておい。まだベッドで横になってる状態だぞ! これじゃ添い寝!いやなんだ!?え!? 完全にパニックになる俺。 「おー。すっごくドクドク聞こえるー。うん。ちゃんとユウキ生きてるね!」 …生きてるわ。完全にテンパってるの鼓動でバレてんじゃん。 「ほ、ほらもう起きるぞ。今日は街に出かけるんだ
last updateÚltima actualización : 2026-09-14
Leer más

40.ギルド長

カオルさんに回復魔法を使ってもらった。 結論。 うちのお姫様はやはり魔法に関しては天才だった。 〜〜〜 パァァァァ。 柔らかな風と共に身体を優しい光が包み込む。 「どうかしらこれが風の癒しよ」 「…心地良いですね」 「…あー。これ…。…ん?……あー」 「ハル?どうした?」 カオルさんが風の癒しを止める。 「何か掴めたかしら?」 「…うーん。なんか出来そうな気がする」 マジか。え?本当に?え。うちの子本当に天才? 「ユウキー。こっち来てー」 呼ばれるままにハルの元へ近づく。 「えーと。さっきの感じだと…。こんな感じかな?…ほい!」 パァァァァ。 先程の風とは違い暖かい温度を感じて光に包まれる。 「これは…マジか」 「一回使われただけで出来るようになるなんて…信じられない…」 トオルさん夫婦も驚いている。 「わーい!出来た!ユウキ!出来たよー!」 「…ハルすげぇな」 〜〜〜 と簡単にできたのであった。 ん?俺?まーーったく理解出来ず使えるようにはなりませんでしたとさ。 「これでユウキに何かあっても私が助けてあげられるね!」 「そうだな。その分俺はハルが怪我しないように盾とならなきゃな」 「むー。怪我して欲しい訳じゃないからね!」 「わかってるって」 ハルと話をしていると。 「そうだ。ユウキ。ギルドが顔を出して欲しいと。ダンジョンの件俺から報告はしておいたが、当事者からも話を聞きたいと。それと可能なら二人の持っている魔源草の残りを少しでもいいから売ってくれないかとの事だ。あの魔石も買い取ってくれるかもだがアレはもっとでかい都市の方が高く売れるかもな」 「ギルドか。今から行けば午前中で終わるかな。そしたらギルド終わったらどこかでお昼食べて…間違いを散策しようか」 「そうだね!午後からデートだ!」 おーい。二人の前だから散策って言ったのに…。 まぁ恥ずかしがることでもないんだけどさぁ。 「じゃあ行ってくる。夕飯はここで食べるつもりだから」 「おう。まぁ他のとこで食べてきてもいいんだぞ?」 「いや、トオルさんの飯が良いよ」「なんだよ…嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。そしたら気合い入れて準備しとかないとな」「あぁ。よろしく頼む。じゃ行ってくる」 「いってきまーす!」 二人でギルドへ向かった
last updateÚltima actualización : 2026-09-14
Leer más
ANTERIOR
1234568
ESCANEA EL CÓDIGO PARA LEER EN LA APP
DMCA.com Protection Status