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俺がラスボス?의 모든 챕터: 챕터 51 - 챕터 60

76 챕터

51.GT2

「おー!タリスの英雄の帰還ってやつだな!」 「違うよ!お父さん!純情カップルの英雄!それか、プリンセスキャリー略してプリキャリだよ!...タリスの英雄なんてつまらない呼び方しないで!」 「...お、おう。すまねぇ」 帰ってきてそうそう親子漫才なのか? 苦笑いになる俺。 「いや、頼むから全部やめてくれ...。そんなつもりじゃなかったんだ...」 「ユウキそれは悪いことした人のセリフだよ?」 「ハハハ。悪い悪い!ちょっとした悪ふざけだ!許せ!」 「でもこうでもしないと二人の関...係.....が...って、おや?おやおや?おやおやおやおや!!?」 盛大にトオルさんが笑い飛ばしたあとナツキさんが俺達が手を繋いでいる事に気づく。 「しかも!その指に光るのは??」 指輪にも気づいたようだ。 「ハルちゃん...上手くいったんだね?」 「んー。七割ぐらい?まだ付き合ってはいないんだよね」 「は?...ユウキさん?ちょっと裏来てもらっていいです?」 ナツキさんがとてつもなく冷たい目になる...。 え。いや、そんなキャラだったっけ?? 慌ててハルが間に入ってくる。 「ナツキちゃん!ちゃんと話すから!大丈夫だから!別にユウキが悪いわけじゃないから!」 全く。帰ってきて早々にこんな騒がしいとは...。 まぁ悪くはないな。 「で。その英雄云々ってのはなんでそーなったんだ?」 「いやお前らが出発した日かな。ジュリアが発表したんだよ」 「ジュリアさんか。しかしどんな発表の仕方をしたらこうなるんだ?」 「たしか……魔力のダンジョンにて、Sランク相当の魔物災害が発生した。もし外まで出てきていればタリスは無事には済まなかっただろう。だが二名の勇敢な来訪者によって魔物は倒された。…だったかな?」 「それだけだと半分よ?アナタ?」 カオルさんが奥から出てくる。 「こんにちは。カオルさん。お身体は問題なさそうですか?」 「ええ。二人のお陰でね。ありがとうございます」 「それで半分って言うのは?」 カオルさんに質問する。 「ジュリアが先程の発表をした際に周りからどんな二人なんだ?と。なってね。その際に……純情カップルだ!ただしまだお互いの気持ちに気づいてない!周りは暖かく見守るように
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52.フワトロ

ハルを残して部屋に戻ってきた。 「ふー。そんな長いこと住んでるわけでも無いけど、この部屋が、落ち着くな」 ペガサス亭で借りている俺達の部屋。 特に変わったものもなく、ベッドとソファー、テーブルがある簡単な部屋。 俺はソファーに腰掛ける。 「さて。この先どうするかな」 最終目標はハルの役割を果たし元の世界へ帰らせること。 とはいえ【世界を破滅から救う者】ってな。 ラスボスはここにいるとして、いきなり俺を倒した所できっと終わりじゃないと思う。 いやこれで俺さえ倒せばだったら…どうしよう。 「一旦神殿に戻ってルーナさんに相談してみるか」 唯一俺の役割【世界を滅ぼすモノ】を知っている大神官。 知ってる上で自由にさせてくれている。 俺の覚悟を改めて話した上でハルの今後を相談してみるか。 「明日一度ギルドに行ってだな。神殿方面の何か依頼とかあればちょうどいいんだけどな」 ギルド長にまず英雄扱いの件を文句言わなきゃな。 しかもなんだ純情カップルの英雄とかプリキャリとか。クレーム案件だろ。 などと一人で考えていると。 「ユウキー!ご飯だよー!」 ハルが呼びに来てくれた。 「お。もうそんな時間か。今行くよ」 ソファーから立ち上がり部屋を出る。 と、そこにはハルが待っていた。 「お?わざわざ上まで来てたの?」 「うん。…やっぱ少し離れると寂しいなぁって。ナツキちゃんと話すのは楽しいんだけどね」 少し離れるってほんの一、二時間だぞ?しかも同じ建物に居たんだけどな。なんて言うのが良くないって事は流石にもうわかります。成長したんです。 「ハルは寂しがり屋だな?大丈夫だよ。一緒にいるから」 さぁこれでどうだ? 「うん。ずっと一緒に居てね?」 そう言って手を繋いでくるハル。 あー可愛い。その表情はね。ほんっとうにズルい。 いつもの笑ってるハルからのギャップがね。 などと内心一人で悶えつつ、二人で食堂へ降りる。 「おー。来たな。ほれ。お姫様ご希望のオムライスだぞ」 そこにはふわふわトロトロのオムライスがあった。 「わーい!トオルさんありがとー!大好き!」 「美味そうだな。やっぱトオルさんの飯が一番過ぎるな。よし。ハル食べようか。いただきます。」 「いっただきまーす!!」 二人でオムライスを食べる。 こんな美味いオムラ
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53.大神官

翌朝朝食を食べた2人は冒険者ギルドに来ていた。 「おはようございまーす!」 「…あ!ユウキさん!ハルさん!」 レナさんが迎えてくれる。 「今ジュリアさん呼んできますね!…そちらの部屋でお待ちください。多分カウンター前だと周りの声が気になると思うので」 めっちゃシゴデキだった。 確かにギルドに入ってからというより街中歩いてるだけで視線を感じていた。 ギルドに入ってからは視線ってより、 「おい…あれ」 「あの二人が本当に?」 「幸せそうだな」 「…羨ましい」 「リア充爆発しろ」 といった声が実際聞こえてくる。 …最後のやつ絶対来訪者だろ。 促されるまま部屋に入り、ジュリアさんを待つ。 しばらくすると… 「待たせたな!我らが英雄よ!」 …絶対この人が元凶なんだよなぁ。 「その英雄っていうの本当に勘弁して欲しいんですよね」 「なぜだ?実際Sランクの魔物をたった二人で倒して、街を救ったんだ。英雄以外の何者でもないだろう?」 「いや、まぁ。結果はそうでもそのつもりでやった訳でもないし…。それにあのスケルトンがもし外に出てきてもジュリアさんなら倒せたでしょう?」 そう。このジュリアさんだが、初めて会った時は知らなかったが後日聞いたら世界に数名しかいないSSランク認定されている凄腕だった。 ちなみにSSSはまだ存在していないとの事。 「当然!と言いたい所なんだがな。あの後の調査で色々わかってな。正直倒せる!とは言えなくなったのだよ」 「え?どうゆう事ですか?」 「それにつきまして私がご説明させていただきますね」 知った声が聞こえて部屋へ入ってくる。 そこには神殿にいるはずの大神官がいた。 「あ!ルーナさん!久しぶり!!」 「はい!ハル様お久しぶりです!…進展あったようですね?」 ルーナさんが俺達の指輪を見てニマニマしてくる。 相変わらずだなこの人も。 「お久しぶり。で、ルーナさんがなぜここに?」 「ユウキ様もお元気そうで。はい。魔力のダンジョンの調査をジュリアさんに頼まれたもので」 「ルーナさんが出てくるほどの事なのか?」 「それについても合わせてご説明しますね」 ルーナさんの説明はこうだった。 1.ダンジョンの構造がそもそも変わっていた。 そんな事を出来るのは来訪者の力の可能性が高い。 2.ダンジョ
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54.次の目標

「ハルの目指すところ?」 「はい。まず今回の件ですが、自然発生したものではありません」 まぁそーだろうな。 「恐らくですが闇の者いわゆる魔族と言われる者ですね、そして来訪者が絡んでいるかと」 「魔族か。それは何となくわかるが、来訪者はなぜだ?災いをもたらすものは…処理してるのだろう?」 まぁここに見逃されてる超ド級の災いはいるけども。 「はい。ですが、役割自体が災いをもたらすもので無ければ特に制限はございませんので。そして今回収納の腕輪が使われたようでして」 「ルーナさんが作ったものか?」 「恐らく…。アレの収納先は術式を理解してれば変えることも出来てしまいますので。先日ダンジョンに出向いた際に感じた残留魔力からすると間違いないかと。アレを持っているのは来訪者のみですので…」 まぁ作っている本人が言うのだからそうなんだろう。 「で、ハルの目指すところってのはそいつらを倒すってところか?」 「はい。わかりやすく世界を破滅に向かわせようとしている者たちかと。今回のスケルトンも超進化させてから解き放つ予定だったのではないかと思います。扉の封印が内側から破壊すると出られるようになっていましたので」 あの時内側から開けられなかったのは破壊しなかったからか。あのスケルトンがあの扉を破壊できるようになるまで成長していたら…。 と考えるとあの時俺達で討伐できたのはラッキーだったか。 「なるほど英雄扱いってのはそういう事なのか」 「そういう事ですね。扉を開けられるユウキ様とあの時点のスケルトンを倒せるハル様お二人が揃ってあのタイミングでダンジョンに入る。これは奇跡と言っても過言では無いかと。…愛の奇跡です!」 …ん?最後おかしいよな? 「おい…大神官さん?あんたもジュリアさんと一緒になってやってんな?」 「…何のことでしょう?」 「カップルの英雄だったか?」 「違います!純情カップルの英雄です!!」 「…やはりあんたもやってんな??」 「…はっ!しまった!」 おい。この大神官といいギルド長といい…。 世話になってる人じゃなけりゃブチ切れ案件なんだけどな。 「話を戻しまして…ハル様の役割につきまして、この暗躍してる者達が倒すべき相手になるのではないかと。」 「強引に真面目に戻して逃げようとしてんな?」 「…この者たちの行方などは私
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55.ニマニマ

「ユウキ様はこの世界で何を望まれますか?」 そう来たか。 これについてはもう覚悟が決まっている。 「さっきも言ったが俺の望みはハルが元の世界に戻ることだ。その為にこの世界を破滅させようとしてるやつらを滅ぼす。俺以外の災いを全て滅ぼして…最後に俺がラスボスになる。…それで終わりだ。それ以上は望まない」 「最後に倒されてハル様を元の世界に戻す…と。それをハル様が受け入れると思っていますか?」 痛いところをついてくるんだよな。わかってるよ。 「受け入れないだろうな。怒るだろう。泣くだろう。俺を許してはくれないだろう」 「そこまでわかっているのなら!…他の選択肢もあるのではないのですか?」 「…そうだな。そうかもしれない。けどハルを元の世界に戻す。それは俺が決めた俺自身の『役割』だ」 「そうですか…。ではもう一つ。ハル様を守る上でご自身の力が足りなかった時、ユウキ様は…あの力を使いますか?」 あの力…俺の【世界を滅ぼすモノ】の力。 あの日神殿で暴走させてハルに助けてもらった。 「使わない…と約束はする。アレをコントロール出来る自信はない。だけど、ハルを救うのがそれしかないとなったら…」 きっと俺は使うと思う。 どこまでいっても俺の1番はハルなんだ。 ハルを失うくらいなら… あぁアイツが言ってたのはこういうことなのかもな。 「ふぅ。【世界を破滅から救う者】を助けるために【世界を滅ぼすモノ】の力を使うとかバカバカしいとは思うが。そうならないように出来ることは全てやるようにするよ」 「わかりました。…意地悪な質問をしてしまい申し訳ありません。色々聞きましたが私はあの日ハル様とユウキ様が一緒に居ることが最善だと決めました。その考えは間違っていないと信じています」 「ありがとう。ルーナさん」 「そして、大神官としてでなく、ただのルーナとして伝えるのであれば、このままお二人ともこの世界で一緒に暮らすという選択肢もあると思います。きっと…全てを知ったらハル様はそう願うと思います」 「…そうかもな。きっと元の世界に帰らせることに拘ってるのは俺だけかもな。それでもまだあの子は二十歳なんだ。親、友人にもう会えないとか可哀想過ぎるだろ。それが俺のエゴだったとしてもな」 俺といることを選んでくれたとしても、俺が一緒に帰れないとしても元の世界に戻るのが
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56.漆黒~前編~

翌日俺とハルは、ジュリアさん、ルーナさんと共に魔力のダンジョンへ来ていた。 「なんかそんな前じゃないのに久しぶり感凄いな」 「そーだねー」 「まぁそれだけこの短時間でお二人の関係が大きく変わったということですね」 だからなんでニマニマしながらそういう事言う? 「二人の関係かぁ。青春してるようで羨ましいな」 ギルド長でしょ。あなた? ニマニマやめようね。 「…さぁ。中へ入ろう。…ハル何か変な感じはないな?」 「うん!あの時の重たい感じはないよ!ってあの時も下まで行ってからだったかな」 「確かにそうだったかもな。アレからジュリアさん達は入ってるんだっけか?」 二人に聞く。調査自体はしてるはずだよな。 「あぁ。最深部まで行ってはいる。残留魔力などの調査もしたが。今日は魔源草の状態が変わっているかの確認だな。後は扉がまだ機能するかどうか」 と言うことは最深部まで行くってことだな。 まあ俺達だけでも行けるだろうし、 ジュリアさん達いるのだから問題は無いか。 「よし。行くぞ」 そして四人でダンジョンの中へ入っていく。 地下一階 まぁ何も問題も無かった。 出てくる魔物を俺が一人で倒したぐらいか。 闘気の使い方をジュリアさんに指導してもらった。 この人闘気で戦っても普通に強いのね。 地下二階 複数の魔物が出たが今度はハルが戦った。 中級にあたる、フレイムランス、フレイムウィンをジュリアさんに教わったので試した感じだな。 結果は…完全にオーバーキルでした。 この子また強くなっちゃうのね。 地三3階 以前のように魔物が出ないと言うことはなく、 スケルトンが単体で現れた。 俺の剣でも十分戦えたが、ハルの魔法だと瞬殺。 弱点属性って効果凄いのね。 …ハルの魔法がすごいって話でもあるようだけど。 地下四階 スケルトンが複数で出ました。 ハルのフレイムランスで消し炭になりました。 魔物が出なかった時とかかる時間は変わりませんでした。 そして地下五階 「いやぁサクサク進めてるなぁ。ハルの魔法は素晴らしい!」 ジュリアさんがめちゃくちゃハルを褒めてる。 「ジュリアさんが戦ったって同じ結果じゃないのか?SSランクだろ?」 「それはそうだけどな。それは私が200年以上戦ってきたからこそだよ。こちらに来て一、二週間の
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57.漆黒~後編~

漆黒のスケルトンがゆっくり近づいてくる。 ジュリアさんが魔力を高め… 「フレアストーム!!」 力ある言葉と共に火柱がスケルトンを包み込む。 「い、いきなり上級ですか!ジュリアさん!」 ルーナさんがこちらへ来る熱を結界で防ぎながら声をかける。 「ルーナなら防げるだろう?それにあのスケルトンは異常だ。最初から全開でいかないと…まずい」 火柱が消えるとそこには… 全く無傷のスケルトンがいた。 「な、なんだと!?今のが効かないだと?そんなスケルトン聞いた事ないぞ!」 スケルトンはそのままゆっくりと近づいて来る。 「ならば!俺が!」 全身に闘気を纏切りつける。 「ハァッ!!」 前回から闘気の扱いは練習し続けてきた! これでどうだ! ガッキィィン! しかし、漆黒のスケルトンに弾かれる。 だが前回と違いほんの少しだけだが骨が欠けていた。 「やはり硬いか!だけど前回みたく全く効かないわけじゃない!!」 前回失敗した間合いに気をつけてその場から離れる。 ジュリアさんが牽制の魔法を放ちながら声を掛けてくる。 「ユウキ!アイツの間合いには気をつけろ!…しかしやはり物理が効かず、火属性にも耐性があるようだな…。ならば…ストーンバレット!」 ジュリアさんの言葉と共に周囲の岩がスケルトンに迫る。 けたたましい音と共に、飛んできた岩に弾かれるスケルトンが数歩下がる。 「くっ!足止めにしかならんか」 「ジュリアさんこれは…なかなか」 「あぁ。あまりよろしくないかもしれんな。私が全力を出せば…あるいは。だがこのダンジョン内ではちょっとな…」 ジュリアさんは、どうやらこのダンジョン内では全力が出せないようだ。 「とはいえ外に出るにはあのスケルトンを躱さないといかんか。…位置が悪いな。ユウキアイツの攻撃のスピードはそれなりだったって言ってたよな?」 「あぁ。剣を振るうスピードは歩きからは比べ物にならん!」 そうこうしてるうちにも少しずつ近づいてくる。 その都度ジュリアさんの土魔法で押し返す。 「ジリ貧だな…。さてどうするか」 ジュリアさんが土魔法を使いながら頭を悩ませる。 「闘気も効かず、魔法も効かず。…ならこれはどうだ?」 そう言ってジュリアさんが手のひらに光を集める。 あれは…? 「魔力そのものなら…どうだ!」 そう言
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58.ユウキの力

(ククク。まさか自らたどり着くとはナ) 誰だ? (我ダ。わかるだろウ?) なんだお前か。…なんでだ。お前の声が以前よりはっきりしてるな。 (ククク。貴様が使っタ、あの力こそ我の力と同質のものダカラナ) どういう事だ? (あの漆黒の力こそ我が破滅の力ということダ) …なんだと? (ククク。自らその道へ入るとは…流石は■■■の因子を持つ者ダナ) 何を…?何て言った? (楽しみにしている…ゾ) …待て。待て! 「待て!」 「キャッ!」 はっ!と目を覚ますと目の前にはハルがいた。 「っ!驚いたぁぁ。ユウキ目を覚ましたんだね?何かうなされてた?身体は?大丈夫?痛いところない?」 「ここは…どこだ?」 「神殿の私達が借りてる部屋だよ。あの後ユウキ意識なくなっちゃって、ルーナさんの力でここに跳んだんだよ」 周りを見渡すと確かに神殿の部屋だった。 あ、収納で入れてた物がキレイに棚に並んでる。 「そうか…。ってそれはわかったけど、なんでハルも一緒に寝てるんだ?」 そう。シングルのサイズのベッドにハルも一緒に寝ていた。…この流れはアレだな。 「ユウキが心配で傍にいたんだよぉ。それで眠くなってきたから…何かあってもすぐ対応できるように…ね?」 ね?って。 まぁ前回も前々回も俺に何かあった後はハルは一緒に寝てた。心配してくれてるってことだな。 「心配かけてごめん。あのスケルトンは?」 「ユウキが切ったらそのまま崩れ落ちてたよ」 「そうか。…俺はどのくらい寝てた?」 「んー。こっち来てから…四時間ぐらい?ちなみに今はまだ夜中だよ?ふぁぁ。このままもう少し寝よーね?」 どうやらそれなりに意識を失っていたようだな。って。 「ハル?このまま?」 「うん。このままぁ」 そう言いながらハルが俺に抱きついてくる。 「ちょ!ハル?」 「んー。…心配したんだからね。また一人で無茶して。その罰だよ。このまま朝まで一緒に寝よ?」 ハルが少し泣きそうな声で言う。 「…わかったよ。…ごめんな。ハルおやすみ」 「うん。ユウキおやすみ」 そう言って二人で眠りに着いた。 〜〜〜 翌朝目が覚めるとハルはもう起きているのかベッドにいなかった。 とりあえず起き上がりベッドから降りる。 すると、ハルが部屋へ戻ってきた。 「あ、おはよー。ユウキ
last update최신 업데이트 : 2026-09-29
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59.異常

ルーナさんと二人で資料室にて俺はいた。 「それで話したいこととは?」 ハルはジュリアさんと修行をしている。 あの漆黒のスケルトンを倒してから数日間ハルはずっと修行している。 俺はようやく起きていていいと許可が降りて資料室で調べ物をしていた。そこにルーナさんが来たわけだ。 「はい。あの魔力と闘気を合わせたものの事です。レイさん。あの資料を持ってきてください」 「もう用意してあるぞー」 そう言ってレイが資料を持ってくる。 「これか。どれどれ」 そこに書いてあるのは禁術についてだった。 闘気と魔力を合わせる技法 闘魔融合 これを完全に扱えたとされるのは… たった一人のみ。 その力は世界の理ですら切ることができ、 存在そのものを切り捨てる。 そして扱う者も人に在らざる存在になる…そう魔王と呼ばれる存在に。 「これは…」 「この通りです。あの力は確かにユウキ様の役割としての力では無いのでしょう。ですが…」 「あぁ。それについてルーナさんに…ルーナさんだけに話すことがある」 「私だけ…ですか?」 そこからルーナさんに、 俺の中のアイツの話をした。 意識を無くしている時会話が出来てること。 闘魔融合を使った後声が以前よりはっきり聞き取れるようになったこと。 アイツから同質の力に俺が辿りついたと言われたこと。 そしてまだ聞き取れなかった何かの因子を俺が持っていると言われたこと。 「それは…。やはりユウキ様は…普通ではないのですね」 「異常か?」 苦笑いしながら俺が聞くと… 「はい。正直異常ですね」 ルーナさんも苦笑いしながら答えてくれた。 そこから改めてルーナさんと俺の何が異常なのか整理した。 まずは… 〇ハルと同じ世界から同時に召喚された。 これについては過去に同じような事が無いか調べたがやはりそのような記録は無かった。 一つの世界から一人これは過去に召喚された人全てに当てはまる。 ただこのルールに外れてるのが俺なのかハルなのかはわからない。 〇俺の役割ジョブ【世界を滅ぼすモノ】には意思がある。 これも過去に一度も存在していないとの事。 ルーナさんが感じている、何かが違うという感覚がこれのせいなのか…。 〇俺の中には
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60.風の精霊

「愛の力ねぇ…」 「あー。信じてませんね?愛の力は絶大なんですよ?」 大神官が熱弁してる。 いや、まぁいいけどさぁ。 「まぁ愛の力云々は置いておくとしても、精霊には会いに行くべきだよな?俺正直そんなに魔法得意じゃないし。確か精霊と契約するとその辺も改善されるんだよな?」 「…愛の……コホン。はい。その通りですね。神殿近くには風の精霊がいます。そしてタリス近くには火の精霊がいます」 「ちょうどいいな。とりあえずハル達と合流するか」 二人で資料室を出る。 魔法の事やってるなら…マリクさんの所かな? マリクさんの部屋へ向かっているとハルとジュリアさんと鉢合わせる。 「あ、ユウキ!いまそっちに行こうとしてたんだ」 「ちょうど良かったな。飯でも食べながら午後の話をしようか」 「うん!」 四人で食堂へ移り各々食事を用意し席へ。 「ハル様もジュリアさんから融合魔法については聞きましたか?」 「うん。聞いたよ。ユウキと私の魔法を掛け合わせてってやつでしょ?」 「そうです。ユウキ様とハル様の愛の力を魔法にするのです!」 「へっ!?あ、愛!?」 「はいはい。そのくだりはもういいから。話し進まないから。それをやるにしてもまずは精霊だなと。この神殿近くが風だったよな?今日午後行ってしまおうかと思うんだけど、現実的かな?」 愛のくだりを邪魔されて少し悲しそうな大神官が答える。 「…一時間も歩けば風の洞窟着きますので問題ないかと。洞窟内も特にダンジョンになっていませんし」 思ったより近かったな。 「よし。じゃあハル午後行こうか。これはジュリアさんにも同行お願いした方が良いのかな?あ、火の精霊じゃないからダメか?」 「いや一緒に行こう。風の精霊も面識はあるし、二人の護衛の意味も含めて…な」 流石にこんな短期間にミナトがやって来るとは思えないが…。まぁジュリアさん一緒なら心強いは強いな。 その時食堂の扉が開き声が聞こえてきた。 「俺も一緒に行くぞ」 「…ゼノン!」 「おう。久しぶりだな」 「しかし、一緒にってのは?」 「昨日ルーナと話をしてな。しばらくの間俺も二人の護衛…というより仲間として行動させてほしいんだ」 ゼノンって確か闘気で戦えば最強クラスだったよな? めちゃくちゃ心強いが…。 「また、どうしてだ?俺達がそんなに頼りな
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