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Todos los capítulos de 俺がラスボス?: Capítulo 41 - Capítulo 50

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41.報酬

「一袋金貨二百枚だ。それが五袋な」 「…はい?ちょっと何言ってるかわかんないんですけど、魔源草って相場は、銀貨五枚程度の価値ですよね?」 金貨二百枚で五袋って千枚だろ? 金貨一枚で一万円ぐらいだろ? 一千万円とか大金過ぎるだろ。 「通常のもので一人に使う量ならな。今回のような魔力を蓄えているものだと価値は何十倍にもなる。治療だけではなく様々な物に使えるからな」 「それにしても多くないですか?」 「いやこれでも私としては少ないと思っている。本来あのダンジョンにいたスケルトン討伐ならそれだけで同じだけ出しても構わないと思っている。だけど今回ギルドが認知していなかったこと、二人以外目撃者もいないことでかなり少なくなってしまった。…申し訳ない」 そりゃそうだわな。本当にいたのか?って話だもんな。 「だがもし、仮に二人ではない冒険者が知らずに入っていたら…。何かあってそのスケルトンが外に出てきていたら…。その場合の被害を考えれば…な」 確かに俺だってハルが居なければあのままやられていただろうしな。…でもそうすると。 「この報酬はハルのものだな。ハルがあのスケルトンを倒したのだし、倒せたから魔源草も手に入ったんだし」 「えー?そんな事ないよー。これは二人のものだよ?そして管理はユウキがするの。どうせ収納に入れるんでしょ?そしたら二人とも出せるんだから」 「それはそうなんだけどな。…じゃあこうしよう。本来タリスで少し腰を据えてお金を稼いでから行く予定だったけど、ラキアへ行こう。そこでハルが好きな物を買う。どう?」 「50点」 え?何?なんの点? 「えーと。ハル?それは?」 「デートだよ?お金はユウキのものでもあるんだよ?」 なんだ?えっと。つまりは… 「俺がハルに好きな物を買ってあげる…でいいか?」 「最後疑問形だから80点。…でも合格にしてあげよう」 何とか合格を頂けました。 んー。女心って難しい…。 「ユウキも欲しいものあったら買ってあげるからね!」 財布は一緒なんだけどなぁ。あれか。気持ちの問題ってやつか。…それ口に出したら減点されそうだからやめておこう。 「話はまとまったかな?私としてはこれだけの力を持つ2人にはしばらくタリスにいて欲しいものだが…」 「あ。いやラ
last updateÚltima actualización : 2026-09-15
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42.オムライス

「タリスに来て数日経つけどちゃんと街中見るの初だねぇ!…あ!ユウキあれ美味しそうだよ!串焼きかな?」 ハルと約束していたタリスの街でのデートに来た。 しかしもう腕組んで歩くのはデフォルトなのでしょうか? 「買っても良いけど、まずはお昼ご飯食べに行くんだろ?食べれなくなっちゃうぞ?」 「んー。やっぱそうかなぁ。じゃあお昼食べてから食べれそうなら買おう!」 「わかったよ。…さて聞いてたお店はこの辺りのはずなんだが」 ギルドを出る際にレナさんにオススメのお昼ご飯あるか聞いていた。 この街は神殿からの最初の街ってこともあり、 トオルさん以外にも来訪者がお店をやってたり、 知識を残していっているようで、 異世界の料理が食べれる店がいくつかあるとの事。 その中でレナさんのオススメは…オムライスの店だった。 「オムライス楽しみ!卵はフワフワなやつかなぁ?」 女子はやはりオムライスが好きなようだ。 「俺は昔ながらの喫茶店のオムライス!みたいなのも好きだけどなぁ」 「えー?絶対フワフワトロトロでしょ?ユウキ古いよー?」 そうなんだよ。君よりだいぶオジサンなのだよ。 そんなオムライス談議をしながら歩いていくと…目的の店に着いた。 「めっちゃオムライスの絵だな。この世界のお店って分かりやすい看板多いよなぁ」 「ユウキー。早く入ろうよー。お腹ペコペコだよぉー」 はい。ペコペコ貰いました。 ハルのペコペコって可愛いんだよなぁ。 ハルに促されてお店に入る。 昼時ではあるが少し早めの時間のせいか、 席はまだまだ空いていた。 「いらっしゃいませー。二名様でよろしいでしょうか?」 店員に案内され席に着く。 「オムライス二つで。」 メニューはオムライスのみ。 悩む必要もないので二つ頼む。 「楽しみだねぇ。看板のオムライスはユウキの言ってた昔ながらの感じだったけど…」 「まぁフワトロのだと絵だと分かりにくいからじゃないか?どっが出てくるか分からないけど」 その後数分待ってオムライスが出てきた。 …フワトロの方でした。 「わーいフワトロの方だ!私の勝ちー!」 「いや別にこっちが嫌いなわけでもないからな?フワトロだって普通に好きだぞ?」 「へへっ。いただきまーす!」 二人でオムライスを食べる。 味は普通に美味しかった。 が、トオ
last updateÚltima actualización : 2026-09-15
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43.ガールズトーク

翌日。 明後日起きるとハルの姿が無い。 「あれ?ハル?」 ベッドから降りて着替えて部屋から出る。 そう言えばこの世界に来てからハルがいない時間なんて本当にほとんど無かったな…。 どこ行った?何かあった? ちょっと焦って下へ降りると…食堂から声がする。 「……だから……口……飲ませた…」 「えー!本当にー!?ハルちゃん大胆な事してる!!」 「だって、それしか助ける方法思いつかなくて…。意識ないから飲んでくれないし…」 ハルとナツキさんが何やら楽しそう話をしていた。 ハルの姿を見て内心ホッとする。 「それは、本人には話したの??」 「言えるわけないじゃーん!」 「えー。言っちゃえばいい…あ。ユウキさん!おはようございます!」 「え!?あ!?ユウキ!?お、おはよー!…聞いてた?」 ナツキさんがこちらに気づき続いてハルも俺に気づく。聞いてた?今の会話? 「おはよう。聞いてたっていうか聞こえたっていうか、内容はわからなかったが、やけに楽しそうだったな。何の話、してたんだ??」 「…内緒。女の子同士の秘密の話なの!」 「ハルちゃん話しちゃえばいいのに」 「無理無理無理!ダメダメダメ!」 ハルのこんな感じ見るのは…初かな。 きっと大学とかで友達と居る時はこういった感じなんだろうな。 普段俺といる時よりはしゃいでるっていうか、楽しそうというか。 …別に嫉妬とかじゃないぞ。うん。そりゃ友達といる方が楽しいだろう。うん。…うん。 「…ユウキ?どうしたの?」 「あ、いやなんでもない。それよりナツキさんと仲良くなったみたいだな」 「うん!昨日ご飯の後少し話してて、もう少し話そう!ってなって今朝ちょっと早起きしたの!」 あー。昨日なんか少し喋ってたな。そういえば。 「そんな早起きしなくても今日は休養する予定なんだから日中でも話せただろうに」 そう。今日は明日ラキアへ向かう前に1日のんびりする事に決めているんだ。何も早起きする必要もないはずだが。 「日中はユウキさんと過ごすからだよね?それにユウキさんに聞かせられない乙女の話もあるんですよ?ねーハルちゃん?」 「ちょっと!ナツキちゃん!」 ナツキさんがハルをからかう。 本当に仲良さそうだな。 「いや、俺も今日はゆっくりするから、別にナツキさんと話してても大丈夫だぞ?せっか
last updateÚltima actualización : 2026-09-16
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44.ラキアへ

ラキアへ出発する日の朝となった。 昨日はあのまま一日ペガサス亭でのんびり過ごした。 ハルはナツキさんとずーっと喋ってたな。 俺が部屋に戻ると着いてきちゃうので俺も食堂に居て、トオルさんカオルさんと話をしてた。 まぁほんと何も無かったな。のんびり過ごさせてもらった。元の世界であんなにゆっくりしたのは子供の頃以来ないんじゃないかな。 と、ゆっくりした俺たちは翌日ラキアへ向けて出発する。 「よし。行くかハル」 「うん!…今回は見送り無いんだねぇ」 確かに神殿を出る時は見送ってもらったな。 今回は街の門まで来ているが誰もいない。 「まぁ今回は買い物して戻ってくるわけだからな。旅ってよりは…旅行か」 「そっか。そうだね!楽しみだなぁ。とりあえず途中の中継地点まで行くんだよね?」 「あぁ三箇所教えてもらったから進み方次第でどこに泊まるか決めよう。」 「ねぇねぇゆーきー」 ハルがいつもと違うトーンで呼びかけてくる。 「どうした?変な声出して。」 「変な声って…。まぁいいや。神殿からタリスって半日で着いたじゃん?今回休まなければ一日ぐらいって話だよね?」 「あぁ。そうだな」 「でさぁ。ルーナさんが神殿からの時、数時間で着く方法教えてくれたじゃん?」 おい。ちょっと待て。このお姫様、まさか…。 そのまさかだったようで、 ハルがこちらを向いて両手を差し出して… 「抱っこー」 マジかよ…。 「ハ、ハル?確かにそれなら一日も掛からず到着する可能性はある。けどな、途中魔物出るかもしれないだろ?」 「それは私が魔法で倒すー。抱っこー。今度してくれるって言ってた〜」 駄々っ子か…。 「本気か?」 「うん。割と本気!それだけ早くユウキとデートしたいんだよ?ねぇねぇー」 これまでこんなにわがまま言う事も無かったか…。 しかしどういう風の吹き回しだ? 昨日ナツキさんと何か話したのか? 「…ふぅ。わかったよ。…ではお姫様。抱っこの仕方は何がよろしいでしょうか?」 「それは…もちろん!お姫様抱っこ!!」 ですよねぇ。 まぁ闘気を使い続ける訳だから修行になると思うか。 むしろどこまで使い続けられるか気になる所でもあるな。 「じゃあ身体強化を…はっ!…よし。では失礼しますよ姫?」 「よしなにー」 めっちゃニコニコのハルを抱き抱える
last updateÚltima actualización : 2026-09-17
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45.お買い物

ラキアに到着し、宿も確保した。 さて買い物開始…と思ったのだが。 「ハルさん?お店入らないの?」 そう。街に繰り出したもののハルはどこかのお店に入ることもなく、ただ街中を歩き続けるだけなのだ。 「んー?今日はとりあえずどんなお店があるのか見てるんだよー。あ、ユウキ入りたい所あったら入っていいからね?」 「今日は買わないってこと??」 「んー。これだ!ってお店あれば買うかもだけどー。あー。こっちにすれば良かったー。とかしたくないじゃん?」 なるほど。別にそしたら両方買っちゃえば?とか言いたいけど地雷だと困るので黙っておこう。 しかしつまりは、街の店全部回るってことか。 そこそこ広いぞ? それから日が暮れるまで数時間歩き、 宿に戻るのであった。 クロネコ亭も食事が食べられるタイプだったので夕飯はクロネコ亭で。 トオルさん程では無かったがそこそこだった。 「ふー。ハル明日買い物する店は決まったのか?」 食事を食べ終わりハルに聞いてみる。 「買うかは分かんないけど見たいお店は何個かあったよ!明日は試着して回る感じかなー。 「…買うわけではないんだ?」 「そうだよ!失敗したくないからね!ユウキは何かあった?」 明日も歩きそうだなと思いつつ… 「俺はトオルさんに聞いたお店を見てみようかなって」 「あー。武器のお店だっけ?」 「あぁ。この先何があるかわかんないしな」 トオルさんから聞いたお店はエスト…装飾品の店だ。だけどハルに伝えてあるのは武器の店。 そう。俺は今回ハルにサプライズをしようとしている。 二人で買うのもいいんだけど…。 こっそり買ってプレゼントしたいなと。 そのまま告白…はしないつもりだ。 好きだって伝えたいとは思ってる。思ってるけど…。 きっと別れがあるから…な。 問題はどうやって別行動するべきか。 なのだが、それもトオルさんに習った流れで行くつもりだ。…人に教えて貰ってばかりだな。 「じゃあハルがミンクを見てる間に俺も見てくるね」 「はーい。別にユウキ一緒に入ったって良いんだよ?」 ミンクと言うのは…そう。女性用下着のお店だ。 「いや、勘弁してくれ。それはキツイよ」 「ふふふ。照れてるんだね?」 「照れるってか恥ずかしいよ。どこ見ていいのかわからんし。ほら、そろそろ買い物行くぞ」 「
last updateÚltima actualización : 2026-09-17
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46.役割と覚悟

こっそり指輪を買った翌日。 今日はハルが昨日回った店の中から欲しいものを買うとの事で2週目となった。 これ、明日はどうするの? 今日買うんだよね?明日は? 「まずはー。洋服から行ってみよー!」 「昨日見た店だな?」 「うん!この白いワンピース可愛くない?旅してる間は着れないけど、休養日とかならありかな?って」 「まぁしばらく無理して稼がなくてもだしな。次の目的地決まるまではのんびり出来ると思うしいいんじゃないか?」 「ユウキー?私は可愛いかを聞いているのだよ?」 ジト目でハルに言われる。 あ、質問そっちがメインなのね。 おじさん読み間違えたよ。 「ごめんごめん。うん。ハルの雰囲気にピッタリだと思うよ」 「へへへ。じゃあまずはコレ。はい。ユウキ持っててね?」 そう言ってハルがワンピースを渡してくる。 この調子で買ってくわけだね。 …もしかして全て感想聞く感じかな? おじさんの語彙力足りるかな? 一軒目で休みの日の服を八着買いました。 ハルさんに一週間は七日しかないんだよ?と言いました。 はい。当然怒られました。 続いて二軒目。 「ここは…冒険用の服装ってことかな?」 「うん。ルーナさんにもらったこの服も何着かあるし、デザイン嫌いじゃないけどいつも同じなのもねー」 結果冒険用の服も十着買った。 ...十着...。 三件目… 靴屋。 ハルは百足なのかな?人間には足は二本しかないんだよ?なんで十足も必要なのかな? って顔してたら店員さんに「女性はそういうものなんですよ」と諭された。 そういうもんなんだね。また一つ賢くなったよ...。 …四件目。 昨日の下着屋 ここは流石に外で待ちました。 ハルからは「試着したの見るー?」とニマニマ顔でからかわれました。 大人をからかうんじゃない! 五軒目、六軒目、七軒目… 心を無にして。それでも笑顔で付き合いました。 世の中の彼女持ちの男性はみんなこの苦行を乗り越えてるんだろうなぁ。 でも七軒目の雑貨屋でいい事を聞けた。 この街にカップル向けの展望台があると。 この街は魔法の灯りが多く灯っているので夜景が綺麗らしい。 デートと言えば夜景。 …簡単すぎると言うんじゃない。 ベタなのがいい事もあるんだ。…あるよね?……ないかな? と心の中で葛藤してはいた
last updateÚltima actualización : 2026-09-19
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47.お返し

ラキア三日目の朝を迎えた。 「おはよー!ユウキ!」 「おはよう。ハル」 昨夜ある種の告白をした訳だが、 ハッキリと好きとか付き合おうとかって話では無かったので、特に関係は変わってない...こともないか。 お互いに一番特別な相手。 今はそれでいいんだと思う。 「さて、今日はどうするんだ?明日にはタリスに戻るわけだけど。ハルの買い物は昨日結構したよね?...まさかまだ欲しい物が?」 「無いわけじゃないけど...。今日はユウキの服を買おうと思います!ユウキこっち来て何も買ってなくない?」 そう言われてもな。元の世界でも仕事で着るスーツ以外私服なんてほとんど持ってなかったからなぁ。 「んー。この冒険者の服あれば...」 「ダメでーす。私が選んであげるからね!」 ...ハルに選んでもらえるならいいか。 しかし、今日も買い物長くなりそうだなぁ。 朝食を済ませた後ラキアの街へ繰り出した。 自然と手を繋いで歩けるようになっていた。 やっぱ関係が変わって無くはないってことだな。 ...手汗ヤバイけど。 〜〜〜 疲れた...。 あんなにハルが俺の服で悩むとは思わなかった...。 「これ着てー!あ、これもー!」 「うーん。こっちの色だと合わせるのが...」 「これユウキに似合うんだけど、そーすると私が合わせるのが...」 「あー。これいいなー。めっちゃ似合う。でもこっちも...」 と完全に着せ替え人形でした。 まぁ結果ハルも満足したみたいだからな。 「ユウキー。夕飯までまだ時間あるからもう1個行ってもいい?」 「...あぁいいよ。どの店行きたいんだ?」 疲れを隠して答える俺。 「疲れてるね?まぁこれだけ買い物付き合ってくれたもんね!ありがと!」 隠せてないね俺。 「まぁ普段これだけ買い物することないからなぁ。で、どこ見たいんだ?」 「...んっとね。ユウキが買ってくれたこの指輪のお店行きたいの」 ハルがちょっと照れくさそうに指輪を触りながら答える。 「エストか。どうした?指輪のサイズは例のごとく自動で合ってるはずだけど...」 「ううん。そうじゃなくてね...。私からもユウキにプレゼントしたいなぁって。...指輪を」 ハルの頬が真っ赤だ。...可愛すぎか。 「ありがとう。本当はさ、その指輪買う時ペアリングもあ
last updateÚltima actualización : 2026-09-20
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48.ラキアの夜

「こちらは彼女さんと同じ指輪の男性用になります」 そう言って店員さんが指輪を出してくる。 ...彼女さん。いい響きだ。彼女ではないんだけども。 「効果は同じで風と火の効果を若干高めるものですね」 「うーん。デザインはもちろん同じだからそれはいいんだけどなぁ」 ハルは何か思うところがあるようだ。 「何か違うのか?」 「んー。デザインはいいんだけどね。...すみません。効果だけ変えることってできたりするんですかね?」 「こちらの石を他のものに交換すれば出来ないことはないです。ご希望の効果が出る石があれば...ですが。どういったものがご希望でしょうか?」 なるほど。あの石が効果を出していると。 「出来れば少しでも受けるダメージが減るとか、自然に回復するとかって効果がいいんです。ありますか?」 「は!それはつまり彼氏さんの事が心配ということ!なんて尊い!なんて健気!あぁ…尊い……生きてて良かったぁ」 完全に自分の世界にイッちゃってるね。この人。 これいちいちこの反応する感じ? 「あのー?どうですか?」 「.....あ。ごめんなさい!えっとその様な効果の石...ありますね。ちょうど受けるダメージを減らす、治癒効果が高まる。両方ございます。ちょうど石は二つ付けられますので!」 あるのか。 それを聞いてハルが嬉しそうに答える。 「じゃあそれでお願いします!」 「かしこまりました!誠心誠意を込めて石を交換させていただきます!!」 ...そんなに込めなくてもいいんだけどなぁ。 普通にやってくれればいいのよ。普通に。 「交換させて頂きました指輪のお渡しが明日になってしまいますがよろしいでしょうか?明日の朝イチには完了してると思います」 交換には少し時間がかかるのか。そりゃそーだよな。 「明日の昼にラキアを出発する予定だったので大丈夫です」 「では...こちらが交換表になります。明日お持ちください」 「わかりました」 指輪の予約をして店を出る。 「へへへー。明日が楽しみ!」 「うん。正直俺も楽しみだよ。そもそもペアリングどころか、指輪なんて初めてするんだよね」 「え!そうだったの??それにしてはこの指輪のデザインとかいいじゃん!センスあるね!」 それは...あの店員さんのおかげなのよ。 ありがとう店員さん...。 「そ
last updateÚltima actualización : 2026-09-21
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49.プリキャリ

翌朝。 目を覚ました2人は朝食を済ませてエストへ向かった。 「指輪楽しみだねぇ!」 「あぁそうだな」 もう自然と手を繋いで歩くようになった。幸せだ。 エストに着くとあの店員さんが迎えてくれた。 「いらっしゃいませ!...手を繋いでおる...付き合っていないのに...あぁはよ付き合え...」 なんかまたトリップしてらっしゃるね。 まぁこれにも慣れたな。 「...あのー?指輪出来てますか?」 「...あぁもう明日からこの二人を見れないなんて...何を楽しみに生きていけば.....」 「おーい。戻ってきてくださーい」 「はっ!...コホン。失礼致しました。指輪出来ていますよ!...こちらになります。こちらの黄色い石がダメージ軽減、紫色の石が治癒効果向上のものとなります」 店員さんが説明してくれる。 説明を受けた指輪をハルが受け取る。 ん?なんでハルが受け取るの?俺のだよね? 「ありがとうございます!...ユウキ。手を出して」 ...え?まさかの?これは?もしや? 言われるがままに手を出す。 「ちーがーうー!なんで右手を出すの?違うでしょ!」 「彼氏さん...それはダメですよ!せっかくの雰囲気を壊してますよ!やり直しです!」 はい。二人からめっちゃ怒られました。 いや左手かなって思ったんだけどね。 そして彼氏じゃないのよ。彼氏じゃ。 「ご、ごめん」 「...コホン。ユウキ。左手出して」 「あ、そこからやり直すのね。...ごめん。はい」 サラッと左手って言われました。 「ユウキいつもありがとう。これからもよろしくね!」 ハルがそう言って俺の左手の薬指に指輪をはめる。 「あー!こんな!こんな幸せな瞬間に立ち会えるなんて!式は!!式はいつですか!!子供!子供は何人ですか!!」 なんか1人おかしなテンションの人いるけど放っておこう...。 「ハル...。こちらこそありがとう。これからもよろしくな」 「へへ。なんか照れるね。」 「そうだな」 「キスは!?ここでキスではないのですか!!?」 「...コホン。店員さんもありがとうございました」 「...はっ!...失礼致しました。尊さが限界値を超えていたようで...。またいらっしゃって頂けることをほんっとうに!心から!お待ちしておりますっ!」 力の入り方おかしい
last updateÚltima actualización : 2026-09-21
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50.タリス再び

これまで二回同じベッドで寝た事はあった。 だが二回とも寝ている間にハルが入り込んで来た為、実質俺にとっては今回が初なのと変わらない。 結論。 寝られるか! ハルもハルでさっさと寝息をたて、 寝返り打ってどんどんこちらに近づいてくる。 挙句の果てには背中に抱きつく始末。 生殺しにも程があるわけですよ。 という訳でほとんど明け方ようやく眠りに着いたため寝不足なんです。 「ふぁぁぁ」 俺はタリスへ向かう道のりで大きなアクビをしていた。 「眠そうだねぇ。大丈夫?」 ハルが俺の顔を覗き込んでくる。 「まぁ少しは寝れたし。元の世界の時は毎日三時間睡眠だったから問題はないよ」 「そっか。あの頃のユウキ疲れ果ててたもんね。会う度に大丈夫かな?って思ってた」 二人で会話をしながら歩いていくと、 何体か魔物が現れる。 姿を見たハルが、 「この辺の魔物もなんか懐かしい感じだねぇ」 「ほっ!...ほんの数日ぶりなんだけどな。...はっ!」 魔物を剣で倒しながら俺も答える。 タリスを出てラキアへ向かい、今日戻ってくるまで5日程。なのに何かとても久しぶりの感覚。 んー。やっぱりラキアの出来事が大きいからかなぁ。 「タリス着いたらとりあえずはペガサス亭?」 「とりあえずも何もタリスでの俺達の家みたいなもんだからな」 「そーだね!...トオルさん達元気かなー?あ、そーだ。ユウキ一つ聞いておきたいことがあるんだよね」 ハルが俺の顔を覗き込んで質問をしてくる。 「どうした?」 「あのね。...ナツキちゃんに私達のこと話してもいいかな?タリスにいる間色々相談乗ってもらってたから...」 「ん?俺達のこと?んー。まぁ隠す必要もないし。いいけど...。相談ってなんの?」 俺の返事に対し、ハルがジト目になる。 「鈍感王子様のこと。...そーゆーとこだよ?」 「あ、そういう事ね。あー。あの時のガールズトークの時ね。あ...そーか。恋バナってそーゆーことか。...俺の事話してたってことか」 今更気づく俺。 あー。そう考えると... 皆がニマニマしてたのってそーゆーことか。 「今更?私結構わかりやすかったと思うよ?なんで気づかないかなぁ」 「いやいや。ハルだって俺のに気づいてなかったじゃん?お互い様でしょう?」 「ユウキは...誤魔化して
last updateÚltima actualización : 2026-09-22
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