「くっ。精霊と戦うことになるなんて!」 「ユウキ殿!精霊に物理は効果が薄い!魔法主体で戦うのじゃ!」 水の大蛇はゆっくりとこちらに近づいてくる。 「魔法なら私!」 ハルがファイヤーアローを放つ。 ボシュンッ!ボシュンッ! 「あれ?」 「ハルちゃん!相手は水じゃ!火の魔法は相性が悪い!風を!」 そりゃそーだよな。 多少の属性不利はハルなら何とかなりそうだけど、 相手は水の精霊。 ハルの火の魔法が強いとはいえ、格が一緒なら属性不利は大きくなる。 「うー。風かぁ。…ウインドダート!」 適正属性でないため力ある言葉が必要なハル。 飛んでいく風の矢がが大蛇に当たる。 「効果が薄いか…。ならこれで!」 俺は適性があるため力ある言葉無しで放てる。 俺の放ったウインドカッターが大蛇を切り裂く! 「どうだ!?」 胴体を切り裂いたに見えたが、直ぐに元に戻ってしまう。 「精霊は魔力そのものじゃ!見た目にダメージはないと思え!こちらの魔法が当たることで向こうの魔力が減っていく!…要は削りあいじゃ!」 マリクさんがそう言いながら、 大蛇の放つ水の刃を相殺してくれる。 「マリクさん!水の精霊相手なら、格的に大精霊の方が上なんじゃないのか?」 「普段ならな!だがコヤツ何かに操られながら魔力を高められておる!それに今のハルちゃんとワシの繋がりはまだ最低限じゃ。今のワシは本体ではない。向こうの攻撃を捌くのが限界じゃ!」 なるほど。召喚ってそういう事なのか。 ってそこを詳しく聞くのは後だな… 「ハル!とにかく打つぞ!魔力はハルは今打ち放題だ!」 「うん!…でも…」 ハルの顔が曇る。 「どうした?」 「あの子悲しい、助けて欲しいって…」 そういえば最初からハルはそう言ってたな。 それに相手は魔物じゃない…精霊だ。 「マリクさん!アクアを助ける方法はないのか?」 「むぅ。操っている方法がわかれば…」 操ってる方法か。そもそも…操ってる奴は… アイツしかいないか! 「くっ。…ミナトォッ!!居るんだろ!」 大きく息を吸い大声で呼びかける。 まぁバカ正直に反応してくれるとは… 「フフフ…」 あ。いた。 「本当に出てくるとは思わなかったぞ!?」 「ちょうどそろそろ挨拶していこうかと思ってね…」 大蛇の後方の空間からフードの
Última actualización : 2026-10-06 Leer más