翌朝9時、共同プロジェクトの入札への参加が停止された。千晴がメインプレゼンを担当することも、同時に見合わせとなった。病院にその知らせが届いたとき、私は母のコップに水を注いでいた。怜司から電話がかかってきた。「使用許諾を取り消したのか?」「ええ」「今すぐ戻して」声は相変わらず冷静だったが、いつもより早口だった。「最終審査まで、あと2日しかない。このタイミングで手を引けば、会社にどれだけ損失が出るかわかっているのか?」私は保温ボトルの蓋を締めた。「共同プロジェクトで、誰のものかをそこまで分ける必要はないと、黒瀬さんがおっしゃったんでしょう?望月さんがメインデザイナーなら、彼女に一か
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