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第 7 話

Author: ページの住人
私が背を向ける前に、彼はもう一度尋ねた。

「梓、3年前に嘘をついていなければ、俺たちは違っていたかな」

私は少し考えた。

「そうかもしれない」

彼の目が、一瞬明るくなった。

けれど、私は続けた。

「でも、私たちが生きているのは、『もしも』の3年間じゃない。実際にあった、この3年間なの」

その光が、ゆっくり消えていった。彼は頷いた。

「わかった」

写真を撮り終えると、直人が水を一杯、渡してくれた。

怜司は人混み越しにしばらくこちらを見ていたが、やがて背を向けて去っていった。

……

半年後、ペットと暮らしやすい住宅のプロジェクトが、ついに形になった。

モデルルームを公開した日、母が引き取ったばかり
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  • 私だけが、あなたの外側にいた   第 6 話

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  • 私だけが、あなたの外側にいた   第 2 話

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