最近読んだ中で強く印象に残ったのは、'BLEACH'の平子真子を主人公にした『The Shadows We Cast』という作品だ。彼の過去のトラウマと現在の葛藤が繊細に描かれていて、特に屍魂界時代の記憶がフラッシュバックとして挿入される手法が秀逸。恋愛要素はゆっくりと進行し、相手キャラとの信頼関係の構築過程に重点が置かれている。作者は平子の皮肉屋な表面と、そこに潜む脆さを両立させるのに成功している。
私のイチオシは『Five Times Shinji Hirako Didn\'t Say I Love You (And One Time He Did)』っていうタイトルのファンニだよ。'BLEACH'の平子が主人公で、短編連作形式なのが特徴。各章で異なるキャラクターとの関係性を通して、彼が少しずつ心を開いていく過程が描かれてる。特に葛力ム喬とのエピソードが深くて、仮面の軍勢時代の暗い過去と向き合う部分が胸に刺さった。作者は平子の「笑ってごまかす」癖を愛情表現に変えるのが上手く、最後の告白シーンでは思わずにやけてしまった。文体も平子らしく軽妙で、重たいテーマを扱いながら読みやすいのが魅力。