'Yuri!!! on ICE'のファンフィクションで、Itsuki ShuがVictorとYuriの間に割って入るストーリーを読んだことがある。氷上の美しさとは対照的に、彼らの心の中は激情に満ちていた。Itsukiの一見冷静な態度の裏に潜む執念が、少しずつ表面化していく過程がたまらない。特に、VictorがYuriのスケートに夢中になるのを眺めるItsukiの視点で書かれた章は、無言の圧迫感がすごい。フィギュアスケートという競技の特性を利用して、肉体接触や視線の交錯から感情を表現する手法が巧みだった。
私は'四つ子ぐらし'のファンフィクションをよく読むが、特にミコを中心とした三角関係を描いた作品で印象に残っているのは、AO3の『Shadows of the Heart』だ。
この作品は、ミコの内面の葛藤を繊細に描き、彼女が二人の間で揺れる心理をリアルに表現している。作者は、彼女の不安や罪悪感を掘り下げ、読者に深い共感を呼び起こす。
特に、ミコが自分の感情を整理する過程が丁寧に書かれており、三角関係の複雑さを浮き彫りにしている。登場人物たちの会話も自然で、感情のぶつかり合いが生き生きと伝わる。