『Road to Ninja: Naruto the Movie』のような特殊な描写を含む作品群を踏まえると、九喇嘛の“素の”攻撃は尾や体そのもので広範囲へ物理ダメージを与える点がまず挙げられる。尾での薙ぎ払いは地面に大きな衝撃波を発生させ、噛みつきや体当たりは単体の殴打以上の破壊力を持つ。これはチャクラを伴わない近接戦でも脅威で、接近されたら容易に不利になる。
『Boruto: Naruto Next Generations』に登場する終盤の展開を思い出すと、九喇嘛の持つ最も異質な切り札が「バリオンモード」だ。これはクマラのチャクラを新たな形で反応させる、いわば核融合に近い概念で、攻撃力・速度・反応を劇的に高める代わりに、使用後の代償が極端に大きい。実戦での短時間限定の超強化という点で、これほどリスクとリターンが直截に結びついた技は稀で、戦略的決断を強いる。