耳に残る旋律を挙げるなら、まずは戦局を盛り上げるあの重厚なテーマだと断言したくなる。'Oda Nobuna no Yabou'のサウンドトラックで特に印象深いのは、和楽器の色合いと洋楽器の厚みが絶妙に混ざり合う戦闘用トラック群だ。低音の打楽器がリズムを刻み、金管が雄々しくメロディを押し出す一方で、箏や三味線のような音色が“時代劇らしさ”を付け足していて、その対比が耳に強く残る。私は初めてその曲を聴いたとき、映像の中の動きが次々と浮かんできて、自然と息を飲んでしまった。
小さな旋律が心に残るのは、あの静かなピアノと弦楽器が織りなすテーマだ。'Oda Nobuna no Yabou'には激しい戦いの曲が目立つけれど、個人的には登場人物同士の微妙な感情や関係性を映す抑えたBGMが特に刺さった。柔らかなピアノのフレーズに、淡い弦が寄り添うようなアレンジは、キャラクターの軋轢や一瞬の安堵をそっと強調してくれる。私はそのメロディを聴くと、台詞の端々や表情の細かい変化まで思い返してしまう。