フレグランスマニアの間で『幻の香り』と呼ばれるすずらんの香水、実はかなりニッチな市場で細々と生産が続いています。1950年代の名作『Diorissimo』が元祖と言われていますが、現在は倫理的な理由から天然すずらん精油を使わないレシピに変更されているそう。
最近気になるのは、北欧のインディペンデントブランドが開発したアウトドア用フレグランススプレー。すずらんの香りにミントや杉の香りをブレンドし、森の中ですずらんが風に揺れる
情景を表現しています。持続時間は短めですが、アウトドア派にはたまらない一品。
手作り派なら、ドライフラワー専門店で購入できるすずらんのポプリが意外に本物に近い香り。ガラス瓶に詰めてクローゼットに置いておくと、季節を問わずあの香りを楽しめます。