君こそが私の光だった父が死の淵で、最後に私の夫の黒木瑛太(くろき えいた)に会いたがっていた。
だが瑛太は、頑なに幼馴染の元へ行こうとした。
私は離婚を切り出して脅したが、彼は冷笑した。
「水野茜(みずの あかね)、いい加減にしろ。そんなに騒ぎたいなら、望み通りにしてやるよ」
彼は私を役所に引きずって行き、離婚届の受理証明書を顔に投げつけた。
「今度はどうやって復縁を迫ってくるか、見せてもらおうか!」
私は冷静に涙を拭い、彼の宿敵に電話をかけた。
「西園寺修(さいおんじ おさむ)、前に、私が離婚したら結婚してくれるって言ったわよね。あの話、まだ生きてる?」
「ああ、もちろんだ」