最近'スラムダンク'のファンフィクションにはまっていて、特に流川と桜木の関係性を掘り下げた作品が好きだな。成長物語としておすすめなら、'Burning Slowly'という作品が最高に熱い。高校時代からプロ選手になるまでの過程を描いていて、二人のライバル関係が少しずつ信頼関係に変わっていく様子が胸を打つ。流川の無口さと桜木の熱意がぶつかり合いながらも、お互いを高め合う姿に成長の本質を見た気がする。
もう一つは'Red and Black'シリーズで、これは桜木の怪我からの復帰を軸にした物語。流川が意外にもサポート役に回る場面があって、いつもと違う二人の関係性が新鮮だった。バスケを通じてお互いの弱さも受け入れていく過程が、青春そのものって感じでハマるんだよね。
最近読んだ中で、'攻殻機動隊'の素子のトラウマを掘り下げた傑作は『Ghost in the Shell』の二次創作『Fading Echoes』です。
この作品では、バトウとの関係性を通じて、素子が「ゴースト」の存在意義と人間らしさの境界と向き合う様子が繊細に描かれています。特に、彼女が幼少期の記憶断片を解析するシーンでは、機械化された身体と残る感情の矛盾が痛切に伝わってきます。
作者はサイバネティックなイメージを巧みに比喩に使い、たとえば「記憶のデフラグ」という表現で心の整理過程を可視化していて、SF設定を活かした心理描写が秀逸です。最後の方で彼女が「自分は誰の声を探しているのか」と問いかける場面では、私も思わず涙がこぼれました。