意外に、その診断が投げかける影響は単純なジョーク以上のものになり得る。友達同士で『ユーリ!!! on ICE』のキャラ診断をやって笑い合ううちはいいけれど、診断結果が誰かのプライベートな感情や過去のトラウマに触れると、空気が変わるのを感じることがある。私はそういう瞬間に、相手の反応をよく観察して言葉を選ぶようになった。
まず利点を挙げると、受け・攻め診断はキャラのベースラインを素早く固める手助けになる。例えば『ユーリ!!! on ICE』のような関係性重視の作品を同人に落とし込む場合、どちらが感情の導線を引くか、どこで力関係が反転するかを診断でおおまかに決められる。私がよくやるのは診断の結果を「場面設計」に翻訳することだ。互いの優位の揺らぎを三段構成に分けて、導入→転機→決着の場面ごとに受けと攻めの行動や心理を具体化する。
具体案としては「旅行先で写真を撮る係はどっち?」「料理で失敗してもフォローするのはどっち?」といった日常軸の質問を用意するのが鉄板だ。最後に一つ変化球として、キャラ萌えの例を一つ混ぜるのも効果的で、例えば『ユーリ!!! on ICE』のビクターと勇利の関係性を引き合いに出して「どちらが甘やかす側?」と聞くと、場が白熱することが多い。