幼い頃に契約した神様が、今も俺を離してくれない発掘現場で見つけた古代の腕輪──それを研究室に持ち帰った夜、彼は現れた。
光をまとった金の髪。人ではあり得ないほど美しい、神。
「ぼく、リョウのことが好き。契約しよ?」
拒むべきだったのに、触れられた瞬間から、理性は少しずつ崩れていく。
抱かれるたび、身体は彼を求めるようになっていった。
神に愛されたその日から、音瀬遼の世界は静かに壊れ始める。
それでも彼を現実に繋ぎ止めようとする男がいる。
かつて愛し、今も身体だけは知り尽くしている元恋人──佐伯。
神と人間。
二つの引力のあいだで、遼はもう元の自分には戻れない。